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2020/05/14

超人の面白読書 149 パウロ・ジョルダーノ著者『コロナの時代の僕ら』

「繁文縟礼(はんぶんじょくれい)」。筆者はこの見慣れない語句を毎日新聞「余録」で見つけ、やはりだれでも同じ感想を持つのかと今回の役所かけ込み騒動を思った。コロナで給付を受けるにしても政府や役所の書類の読解や手続きが煩雑しかもオンライン(特に慣れないと高齢者には操作がむずかしい)、公平性を保つためというが、このコラム余録子が書いている通り給付を受ける側はかなり厄介な手続きと向き合わなければならない。役所側に簡略化と分かりやすさが求められてもいい。 因みに、広辞苑にあたると、繁文縟礼は「規則・礼法などが、こまごまとしていて煩わしいこと。形式を重んじて、手続きなどが面倒なこと」とある。更に、ネットでも調べてみた。

アメリカの社会学者ロバート・キング・マートンが、官僚制の逆機能の一つとして指摘したもの。レッドテープ(red tape)ともいう。マックス・ウェ―バ―の話が出ていて興味深かった。繁文縟礼とは合理的管理様式である文書主義の逆機能である。会議の議事録、業務上の各種書類、指示・命令を伝達するためのなど、もともとは業務内容等を文書によって明示し、記録・保管することによって、業務の客観性を確保するための合理的な手続きである。これらは主業務を円滑に進めていく副業務だが、主業務化し膨大な量の文書を作成し、保管することが目的化してしまう。さらに些細なことにも書類の発行を要求されるようになり、業務の遂行の障害となっていく状況。(ウィキペディア「繁文縟礼」より)。

いつも思うのだが役所の煩雑さを少しは解決して、市民に寄り添う役所をめざしてもらいたい。ここまで今朝の毎日新聞「余録」に触発されて、筆者の体験も踏まえながら書いたみた。 さて、パウロ・ジョルダーノの『コロナの時代の僕ら』の読後感だ。軽妙な文章の運びでとても詠みやすかった。その昔『限りなく透明に近いブルー』や『なんとなくクリスタル』それに『水駅』などが出たときの造本の手触りを久し振りに味わった。文章がそんなに長くなくくどくどしていないから余白の効果もある。この続きは次回に。

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