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2020/05/24

超人の面白テレビ観賞 NHK朝ドラ「エール」2

朝ドラ「エール」のはじめの頃は、唐沢寿明扮する音楽好きの父親の福島弁がオモロかった。キャラが立った。しかも、あまり商売っけがなく趣味人風。当時家に蓄音機を持っていたところは少なかったはず。筆者の実家の2階には蓄音機があってコロンビアのレコードもあった。昭和31、2年頃だったか。それより30年前に田舎の中通りの福島に蓄音機があったのだからすごい。高校ではハーモニカを吹く変わり者で作曲も。主人公の才能を認めた音楽教師や友人との出会い、半ば諦めかけて叔父の銀行に赴き行員生活していた時に(風間杜夫扮する頑固な叔父の経営者や愉快な銀行仲間がこの回を盛り上げた)、新聞記者になっていた友人の勧めでイギリスの国際作曲賞に応募(応募作は舞踏組曲「竹取物語」ほか)、二等を獲得するも、主人公の実家の呉服屋が傾き自分の進路が危ぶまれた。主人公の優柔不断さもあって、イギリスから二等獲得ご褒美の留学取り消しの手紙が。不況のせいで資金を出せないという知らせ。一方、豊橋の音の家では、主人公の一ファンだった音が持ち前の行動力で裕一の音楽の才能を活かしてくれるよう母親や兄裕一に替わって呉服屋を継いだ弟などの説得ができず(実家が大変な時期に何を夢見ているのかと取り合ってくれない)、さっさと豊橋へ帰ってしまう。やがて音は姉と東京で学生生活を送る。そこへ音楽に理解がある父親に見送られて主人公が転がり込む。音の孤軍奮闘の甲斐あって主人公はコロンブスの専属作曲家になる。二人で借家住まいもするが、西洋音楽で学んだ者が、コロンブスレコード会社のディレクター(古田新太。はまり役に見えたが)からいきなり流行歌を作れと言われて主人公は打ちのめされ、尊敬する小山田先生(志村けん)にも相手にされない。そんななかライバルの木枯正人(野田洋次郎)と出会い、ある時など嫌気がさしていた木枯正人から銀座のカフェに誘われる。流行歌はこういうところで社会観察して出来上がると木枯がギターを奏でながら「影を慕いて」を唄ってみせる。これがカフェの女やお客さんにウケる。酔って帰った翌朝に裕一は、カフェの女に口紅をつけられたとは気づかずに昨日のシャツを着て朝食に臨んだが、妻音に見つかり夫婦喧嘩に発展、ドタバタ劇が繰り広げられる(朝から夫婦喧嘩を見せられてはたまんないと苦情のメールかあったとか、なかったとか)。
唐沢寿明の演技と福島弁、風間杜夫の明治気質で威厳を盛り込んだ演技、薬師丸ひろ子の包容力のある演技、ヒロインの野性的な顔立ちと大胆な演技、バイプレーたちのコミカルな演技など視聴者を惹きつける演出が目立った。筆者的には主人公裕一とヒロイン音の食卓に出る納豆と八丁味噌の対比がチョー面白い。土地柄、人柄が出ていたような気がする。そうそう、食物で県民性を言い合う番組があったっけ。そんな景色を思い出させてくれるシーンだ。

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