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2019/08/08

超人の面白読書 141 雑誌『世界』8月号の特集2 出版の未来構想 13

シュピッツナーゲル典子氏の「ドイツ出版界の対応と適応」の小見出しは、ドイツ出版産業の現状(🔷書店、🔷電子書籍、🔷出版社、🔷価格拘束の保護)、経営戦略にもとづく二大書店の合併、取次大手破産に打撃を受ける小出版社、出版社はどうあるべきか、とドイツの出版界が直面している問題を浮き彫りにしている。中でも“即日配送”を試みてきた大手取次店の一つ、KNVがロジスティクスセンターの配送システムの不手際による突然の倒産の知らせは、流通改革に新たな可能性を見出だした矢先のできごとで、関係者にとってはショックを隠せない様子。特に中小出版社が痛手を被ったようだ。ドイツではアマゾンのシェアが50%から70%と推定され、売上額が10億ユーロ以上とドイツでも今や脅威の存在。日本の取次店(日販やトーハンなどは大手出版社が株主!)もアマゾンの下請け的なことを止めて書店即配サービスを積極的にやったらいいと思うのだ。コストやロジスティクスそれにシステム構築と実現に向けたハードルは高いが、中小書店も維持させて出版文化の多様性を活かすためにもアマゾンに果敢にチャレンジしてほしい。日販などは生協と組んで、インターネットを使い客注品をいち早く届けるシステムを稼働させてはいるが、出版社としては客注先がみえにくい難点も――。ここで思い出した。某大手書店の役員が埼玉にロジスティクス センターをつくり出版社と直仕入れして取次会社抜きの販売ルートを考えていたことだ。(続く)

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