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2019/07/28

超人の面白読書 141 雑誌『世界』8月号の特集2 出版の未来構想 5

図表と簡単な年表(1985年~2017年)をみると、32年間の出版界の動向が概況できる。バブル期→バブル崩壊後の景気低迷期ーネット出現期→アマゾン日本進出→中小取次店の栗田・大洋社その前に鈴木書店破産→1992年日書連白書の書店苦境を訴えてからさらに深刻な書店廃業が続く。1991年宮沢りえ写真集、1994年大江健三郎ノーベル文学賞受賞、1995年阪神・淡路大地震、1996年大型書店出店相次ぐ、1997年消費税5%に変更、公取委「著作物再販制度の取扱いについて」発表、中央公論社、読売の傘下へ、1999年新書の創刊相次ぐ、2000年インターネット書店続出、2002年ハリ・ポタ現象、2003年『バカの壁』240万部、2007年『女性の品格』200万部突破、2010年電子書籍元年、2011年東日本大震災・原発関連書続出、タニタ本430万部、2015年又吉直樹『花火』フィバー、「ツタヤ図書館」問題化 2017年『週刊文春』相次ぐスクープ、以上筆者の関心事を年表から拾った。で、この37年間といえば、前史はあるもの筆者にとっても自分の職業遍歴が読み取れ感慨深い。大企業に属していなかった分、中小企業である遣り甲斐を見出だしたまでは良かったがまた、中小企業ならではの悲哀も体験した。で、抜け出してインディペンデント系に。しかし、この表が示す通り、出版業界は紙媒体→デジタル化というグーテンベルク以来の大印刷革命に遭遇し、移行期の混乱や人口減少など複雑な要因が絡み合って衰退し、市場規模の縮小が顕著になった。蛇足だが、残念ながら筆者は上記に挙げたいわゆるベストセラーものはほとんど読んでいない!

高度成長期の出版界、雑誌の時代、「書店経営実態調査」をみる、いまやらねばならないこと、と綴って、最近雑誌『出版ニュース』を休刊したばかりの出版ニュースの清田社長は締め括る。課題がよくみえるので、少し長いが引用したい。(続く)

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