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2019/07/30

超人の面白読書 141 雑誌『世界』8月号の特集2 出版の未来構想 7

何が問題なのか具体的に書いてあるので書き写してみよう。1978年の公取委の言い分。①本の定価が高い、②注文しても入手するまで時間がかかりすぎる、③店頭に同じような本しか並んでいない、④返品を見込んだ定価づけをしている、⑤ 返品率が高く断裁をするため資源のムダ、⑥書店員の商品知識が乏しい、⑦大手と中小の格差が大きい。これに対し当時の出版界の反論。①定価販売ができなることで流通が混乱する、②寡占化がすすみ、より強くなる、③中小出版社の経営が成り立たなくなる、④言論・出版の自由が抑圧される、⑤読者にとっても定価が店によって違うのは不利益である――であった。出版社、取次店、書店、著者・読者、それぞれの立場で議論することを清田氏が提案している。これが古くて新しい問題なのだ。筆者などもこういった立場の違う人たちが話し合って出版界の具体的な改革になれば大歓迎だ。誰が音頭をとるかだ。今は業界に疎い筆者だが、それこそ小林一博さんみたいな業界に精通した人が適任だろうが・・・。

もう一人の論客、『文化通信』記者としてのキャリアを積んだ星野渉氏は、さらに踏み込んだ出版流通の問題を鋭く抉る。「崩壊と再生の出版産業」。(続く)

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