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2019/02/04

超人の面白読書 135 三島由紀夫著『金閣寺』(新潮文庫) 4

蛇足だが、ネットで読んだ三島の生き証人美輪明宏の話は貴重で面白い。
『金閣寺』は通勤中の電車の中で少しづつ読んだ。ほかの本や雑誌と平行して。再読を試みさらに理解を深めたい。また、翻訳された英文版で豊富な描写をどう英文で表現されているかチェックしながら読んでみたい。
いま山中湖の三島由紀夫文学館では「美と孤独―帰ってきた『金閣寺』」展を2019年5月13日まで開催中だ。
追記 2019年1月27付毎日新聞書評欄に渡辺保評で菅孝行著『三島由紀夫と天皇』(平凡社新書)という三島由紀夫論が載っていた。「大切なものからの宿命的な隔離の感覚が促す極限的な孤絶」―。(2019.1.30 記)
追記2 大澤真幸著『三島由紀夫 ふたつの謎』(集英社新書 2018年11月刊)20190204173743_00001_3
と橋本治著『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(新潮文庫 2005年11月刊)を同時並行して読んでいる。社会学者大澤氏の論理的で比較的分かりやすい文章とつい最近急逝した橋本氏のうねっていて少し分かりづらい文体を咀嚼しながら、筆者なりの三島由紀夫の謎を追っている。(2019.2.4 記)
追記3 三島由紀夫について書いていた矢先、偶然にも今夜のNHKの番組「クローズアップ現代+」 で“三島由紀夫・・・驚きの秘話ノーベル賞と自決の謎”というタイトルで三島由紀夫と川端康成を取り上げていた。演出家宮本武亜門、芥川賞作家平野啓一郎と女優・作家中江有理がゲスト。人間の矛盾を露骨に出ていると語ったのは宮本亜門。そういえば、また2.26事件の日がやって来る。(2019.2.4 記)
追記4 『三島由紀夫 二つの謎』をめぐって『週刊読書人』(2019年1月25日号)で著者の大澤真幸と芥川賞作家の辻原登が対談。『豊饒の海』のラストと自決の二つの謎を追う深読み。三島は世界を滅ぼす否定の言葉に魅力を感じていたとする大澤、一方、愛憎半ばの三島由紀夫読書を通じて、天皇を大トリックスター(文化的英雄)、自分(三島)をを小トリックスターと位置づけする辻原登の意見。いずれにせよ、三島を読んでいない人が読んでもそれなりに面白いというのが重要で、三島を読まないということは喪失があまりにも大きい(大澤)。筆者も共感できない側の一人だった―。(2019.2.28 記)

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