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2016/12/26

クロカル超人が行く 197 三島市 大岡信ことば館『谷川俊太郎展 本当の事を云おうか』続々

展示の目玉コーナーの一つは、鮮烈なデビューを果たした第一詩集、「ネロ他5篇」を収めた『20億光年の孤独』(創元社1952年6月刊) の書籍や推薦者三好達治の原稿など関連資料の展示だ。下記はその代表作の「20億光年の孤独」。

20億光年の孤独

人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする

火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない
(或はネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ

万有引力とは
引き合う孤独の力である

宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う

宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である

20億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした

筆者的な一言評。
少年のスケールは大きく孤独も深いが、何となくユーモラス。

(集英社文庫版『谷川俊太郎 詩選集 1』2005年)
※この集英社文庫版には巻末に収録詩集装幀選53点が収められている。下の写真はその1番目の『20億光年の孤独』の表紙。前にも見たと思うが、改めて見てみると時代の雰囲気が伝わって来るようだ。今回の「谷川俊太郎展 本当の事を云おうか」でも原画と作者が紹介されていた。キリッとした詩画集の感じを出したかったのかも。

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