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2016/05/17

超人の ドキッとする絵画 28 東京都美術館の『若冲展』

今上野の東京都美術館で開催中の『若冲展』(5月24日まで)。戦前から数えると今回で10回目の展覧会らしい。土曜日の朝早く家を出た家人がてっきりこの美術展を鑑賞してきたと思っていたら、3時間半待ちでは身体が持たないと諦めて近くで開催していた『黒田清輝展』を観てきたと言った。東京都美術館のホームページでも、チケットを購入するまで40分、それから鑑賞できるまでさらに240分かかると書かれていた。NHKや新聞、『芸術新潮』などの雑誌もこの美術展に言及していて拡散し続け、人々を上野の森に集結させている。それが異常なまでの盛り上がりを見せているのだ。過去に何度か若冲ブームが起きたとは、若冲絵画の第一人者、日本美術史研究家の辻惟雄氏が、「伊藤若冲、ジョウ・プライス、そして私」のタイトルで岩波の『図書』2016年5月号に寄稿している。筆者的には京都のお寺で発見された天井に書かれた絵を観れば足りるのだが、はて、いつ行くか。そろそろ出かけないと終わってしまうのだ・・・。
それにしてもこの過熱振りは狂気の沙汰である。幸いに筆者は京都の相国寺で開催された時には観ることができたのだがー。そのコラムを読むはこちら➡http://cocolog-nifty.com/callsay/2007/05/post_8e60.html

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伊藤若冲絵画の第一人者、日本美術史研究家の辻惟雄氏が若冲絵画の真髄を伝えて余りあると絶賛する前衛美術家杉全直が『美術手帖』に書いた感想文を引用しているので、それを上記の『図書』から書き写してみるのがよさそうだ。

鶏々の厳しくくぎられた奇妙な凝結は、心の中を揺り動かすようなフォルムを形作って、不定形のシャボテンと噛みあい、響きあって流れて行く。
‥‥‥若冲がシャボテンの俘になったのではなく、形にならない形を持つシャボテンに託し、自由に、自己内面に持つ解放されたフォルムを次々に重ね、無限に拡がってゆく世界を形成しているようだ。

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