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2015/09/22

超人の面白TV映画鑑賞  学歴の値段~集金マシーン化した米大学の真実 6

しかし、クーパー・ユニオン大学の大学側と学生側の交渉は、この値上げの件について相互に研究会をもつことで合意し、一旦終息に向かうように思われたにも拘わらず、結局は学長室占拠も解除され、学生たちの値上げ反対運動も空しく、2014年に値上げが実施されたのである。学長はじめ大学側幹部と学生運動の学生たちとの対話で、学生運動のリーダーが大学の建学の精神を訴えていたシーンが印象的だった。学費値上げの発端は学長も一部認めているように豪華な新校舎建設に多大な資金が必要になり借り入れしたことやリーマン・ショックで投資に失敗し大損したことなどが挙げられるという。これで無償で学べるアメリカの大学はディープ・スプリングス・カレッジ他ごく僅かになったのである。
余談だが、筆者はこの映画を土曜深夜、水曜早朝それに日曜深夜と3度観た。その都度メモを取りこのコラムに修正を加えた。文教政策に強い関心を抱く為政者、文部官僚、中等・高等教育行政に関わる人たちや大学関係者、学校教育研究者や教師、学生、高校生や父兄などは必見のドキュメンタリー映画だろう。新国立競技場建設に揺れた日本国だが、それより何より大学の現在の諸々の問題に大きな関心を抱き、ただ単にお上の言うことを聞けばお金がもらえるという単線的な思考では高等教育の未来はないはず。学費値上げや奨学金制度も対岸の火事ではないと思うのだ。

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