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2015/03/06

クロカル超人が行く 171 国立 鰻店『うなぎ 押田』 2 

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「こんにちは。Kと申します。今日はお世話になります」
出迎えてくれた店主と奥さんに挨拶した筆者。
入口からテーブル席を通り抜け左手にある和室に案内された。2人席にしては贅沢な日本間の空間である。座席に着いてすぐに、筆者はY君とY君の弟さんの店主にお土産を渡した。ごくありふれたお土産だがご当地ものだ。すると、Y君もお土産物を持って来ていて、お互いに物々交換している格好みたいで可笑しかった。
「この花はうちのが生けたんです」
恰幅がよくて心優しそうな店主の発した言葉には多少自慢げな様子も。夫婦愛が一瞬覗けた感じだ。壁側には確かに春を思わせる紫の花の小宇宙が愛しいくらいに広がっている。奥さん自信作の生け花だ。
「奥さんは美人ですねえ」
滅多に口にしたことがない筆者が思わず言ってしまった。それほど彼女の美貌にはっとさせられたのだ。女優では誰似かと考えたが咄嗟に浮かばなかった。
「兄とはよく喧嘩をしました」
懐かしげに語る店主。
「そうだな」
Y君が頷いた。
「この店は多摩では名店だそうですね。ネットの書き込みで読みました」
筆者が伝えると
「いやー、東京の名店と言ってほしいですね」と店主に切り返された。この地で長らく営んでいる鰻職人の顔を覗かせた一瞬だった。
「で、店主はどこで修業したんですか」
筆者が訊ねた。
「上野の伊豆榮です」
確かそう言われた。江戸中期から続く有名な鰻割烹の店だ。筆者はこの店の永田町店で昼飯に九大のM先生とうな重を食べたことがあるが、上野の森の一角にある店でいつかは鰻の蒲焼きを食べてみたいと思っている。

「飲み物は何にしますか」とY君。
「とりあえず、生ビールでお願いします」と筆者。

こうして2人の青春時代パート2の宴会が始まった。どんな美味しい鰻料理が出て来るのか楽しみだ。〈続く〉
【写真上と下: 『うなぎ 押田』のwebsiteから。上の写真は入口付近で下は筆者らが食した座敷】

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