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2015/02/25

クロカル超人が行く  170  横須賀市・観音崎「西脇順三郎文学碑」 続

西脇順三郎文学碑の詩は、『近代の寓話』の「燈台へ行く道」から採られているが、実は続きがある。下記は続きの詩。

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やぶの中を「たしかにあるにちがいない」と思つてのぞいてみると
あの毒々しいつゆくさの青い色もまだあつた
あかのまんまの力も弱つていた
岩山をつきぬけたトンネルの道へはいる前
「とべら」という木が枝を崖からたらしていたのを
実のついた小枝の先を折つて
そのみどり色の梅のような固い実を割つてみた
ペルシャのじゆうたんのように赤い
種子がたくさん、心のところにひそんでいた
暗いところに幸福が住んでいた
かわいゝ生命をおどろかしたことは
たいへん気の毒に思つた
そんなさびしい自然の秘密をあばくものではない
その暗いところにいつまでも
かくれていたかつたのだろう
人間や岩や植物のことを考えながら
また燈台への道を歩きだした

2015/02/24

超人の面白ラーメン紀行 195  町田市『一番いちばん』

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町田市中町1丁目にある白河手打中華そば『一番いちばん』。小田急町田駅周辺もラーメンの激戦区で、小田急町田駅東口からこの中町1丁目に行く間に『野郎ラーメン』、北海道ラーメン『おやじ』それにラーメン『郎郎郎』に出くわした。この店の場所は少し分かりづらく、近くの交番で訊いて入ったほど。

券売機で中華そば(700円)を購入。カウンターの椅子に荷物を置いてトイレに入ろうとしたが、二度ほど試してもドアが開かなかった。女性店主に訊ねると「すみません、昨夜に鍵をかけたままでした」との返事。この間男性トイレは使用できない状態が続いていたはずだが…。それはともかく、頼んだラーメンが出てきた。一振りして鶏ガラ醤油スープのあっさりした味わい(醤油ベースは分かるが、コクがあるようでないような、不思議なまろやかさ)、麺は自家製でもちもち感のある中細、トッピングのチャーシューは鶏と豚の二通りで柔らか。海苔、刻みネギ、小松菜、メンマが上品に配置されている。量は全体的に少なめながらスープ、麺、トッピングのチャーシューとバランスの取れた中華そばに仕上がっている。美味。完成度の高い上品なラーメンである。昼2時頃、客は筆者を含めて4人。グループ客の女性が、店員に「白河で修行したんですか」などと質問していた。店員はあまり愛想がない様子で、少し頷いたきりで黙々と仕事をしていた。むしろ女性店主のほうがおばちゃん風で優しい感じだ。おばちゃんといえば、ここから15分位のところにあるラーメン店『雷文』の肝っ玉かあさんは有名だが。 「開店してどのくらい?」とカウンター席から筆者が質問すると、 「7年です」と女性店主。 「町田はラーメン屋がたくさんありますね…」と筆者。 「でもみなさん、優しいですよ」と競争意識が全然ないかのような、穏やかな口調。


 町田市『一番いちばん』1.スープ★★☆2.麺★★☆3.トッピング★★4.接客・雰囲気★☆5.価格★★

 追記 帰り際『野郎ラーメン』の前を通りかかったら、2人の外国人の男性(1人はアメリカ人、もう1人はアジア系?)が外に出ている看板を見ながら何やらラーメンの品定めをしていた。その表情は楽しげ。今やこんなところにまで外国人が来る時代なのだと改めてラーメン人気のすごさを感じた次第。

2015/02/23

クロカル超人が行く 170  横須賀市・観音崎「西脇順三郎文学碑」

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燈台へ行く道

まだ夏が終わらない
燈台へ行く道
岩の上に椎の木の黒ずんだ枝や
いろいろの人間や
小鳥の国を考えたり
「海の老人」が人の肩車にのつて
木の実の酒を飲んでいる話や
キリストの伝記を書いたルナンという学者が
少年の時みた『麻たたき』の話など
いろいろな人間がいつたことを
考えながら歩いた


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休日出社して一仕事後に、急いで横須賀の観音崎にある「西脇順三郎文学碑」を見にでかけた。午後3時半前に出て着いたのが5時過ぎ。これでも電車の乗り継ぎがスムーズにいったので、要した時間が思ったより少なかった。もっとも京急横須賀中央駅前で観音崎行きのバス停に戸惑い多少ロスしたが。観音崎訪問は横須賀市立美術館オープン記念の「澁澤龍彦展」を観にきて以来だから、7年3ヶ月振りだ。春の海にはまだ早く人影はまばらだったが、見上げた先の観音崎燈台は威風堂々。「西脇順三郎文学碑」はここから徒歩7分と書いてあったけれど、観音崎バス停の周辺案内図を見ても見当たらなかった 。暗くなりかけてきて少し不安が過った。ここは誰かに訊ねるのが得策と考え、トイレの前にいた地元住民らしきおじさんに思い切って訊いてみた。
「この辺に西脇順三郎の文学碑がありませんか」と筆者が少し早口で訊ねると、
「確かこの森の上にあるものかな。いや、違うな・・・」とおじさんが必死に思い出そうとしていた。
筆者が透かさず携帯で「西脇順三郎文学碑」の写真を見せると、
「そうだ、あそこかも知れない。ここから海岸沿いに歩いて行くとトイレがあるから。その先にあるよ」
と今度は自信ありげにおじさんが答えてくれた。
筆者は礼を言って早速海岸沿いに歩き出した。東京湾の入口らしく、大小の貨物船が何隻も行き来している。波は穏やかだ。一時足を止めて打ち寄せては返す波を見ていると、ふと東日本大震災の大津波のことを思い出した。穏やかな波だが大きな地震があると一転して牙をむくので恐い。そんなことを考えながらまた、歩き出すこと5分、上のほうに観音崎燈台が見え、トイレもあった。「確かこの先に西脇順三郎文学碑がある?」と呟く筆者。すぐに赤っぽい屋根の休憩所を見つけまた、手前に「西脇順三郎文学碑」を見つけた。その詩碑は『近代の寓話』からの一篇「燈台へ行く道」だ。横須賀市が西脇順三郎生誕100周年記念で21年前に建立したもの。西脇順三郎が息子さんの順一さんと遠足にここを訪ねたのがきっかけで、その後度々訪ねたらしい。詩碑に一礼し一読後写真撮影したが、反射して自分の姿も出てしまうので少し工夫して撮ったのが上の写真。
詩の内容は西脇順三郎が観音崎燈台への道をあれこれ考えながら歩いている姿だ。とても素直で分かりやすい詩だが、中には西脇順三郎独特の詩句が散りばめられている。「『海の老人』が人の肩車に乗つて/木の実の酒を飲んでいる話」は、情景は浮かぶが、はて、どこからの話だろうと考え込んでしまうのだ。
筆者的には西脇順三郎の詩には、松岡正剛のネットでの書き込みを待つまでもなく、一つの脳髄から絵解き遊びやトボケやカイギャクなどが溢れ出ている感じだ。西脇流不思議な無関係な関係の言語構築を行ってあまりある。そこには乾いた知的ユーモアがある。初期、中期、それに後期作品には詩的営為に変化がみられるが、根っこのところでは繋がっている。澤正宏先生が指摘しているように〈寂寥感〉や〈虚無感〉が漂っている。特に戦後の詩には顕著だ。


ところで、行きのバスで馬堀海岸から走水辺りで窓外の海原を眺めながら思わず浮かんだ歌詞は、山本コータローの唄。

岬めぐりのバスは走る
僕はどうして生きてゆこう
悲しみ深く胸に沈めたら
この旅終えて街に帰ろう


追記 下記は昨秋西脇順三郎生誕120周年で小千谷市が建立した詩碑。亡くなる3ヶ月前に書かれた詩が刻まれている。「汝は汝の村へ帰れ !郷里の崖を祝福せよ・・・」【小千谷市立図書館のホームページより】

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2015/02/21

超人の名句鑑賞

旅に病んで夢は枯野をかけ廻る 芭蕉

早いものですでに今年も2ヶ月が過ぎようとしている。春がそこまで来ているが、止めの一寒さがまだあるかも。
天才芸人の輝きと挫折を扱った中篇小説『火花』で、電撃的な文学界デビューを果たした吉本芸人、又吉直樹氏が今朝の「おはよう日本」にゲストとして出ていた。身につけているものが小綺麗になった感じで、かつての不潔っぽさが払拭された印象だ。彼の小説が10代、20代で受け入れられているらしい。若者に共感を得たのだ。それは雑誌『文学界』の売れ行きが80何年振りかで3万部を越したことでも分かる。筆者はまだまだ読みかけで、カバンに入れて持ち歩いている。

追記 春はあげもの

とは“sun torii”のコマーシャルだが(清少納言が書いた『枕草子』の有名な冒頭のことば、“春はあけぼの”のもじり)、遅い昼飯にあげものを食べて胸焼けしたのは筆者。

追記 昨夜のNHKニュースウオッチで芸人又吉直樹氏が女性キャスターにインタビューを受けていた。やはり若者受けしている中篇小説「火花」についてだった。(2015.3.7)

2015/02/16

超人の面白ゲーム発見 来たぞ我らの!ウルトラマンスタンプラリー 続

家人が挑戦した「来たぞ我らの!ウルトラマンスタンプラリー」の結果は下記の通り。情報提供は家人。64駅制覇したのだ。おめでとう!前半5時間で31ゲット、後半8時間半で33ゲット、合計13時間半での制覇である。疲れ切ったのか家人の次の一言が面白い。「乗車の合間にパンを一口入れただけのラリーだったので疲れた!もうやりたくない!」だって。“あーぁ”とザオリの声が聞こえそうー。

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2015/02/15

超人の面白ゲーム発見 来たぞ我らの!ウルトラマンスタンプラリー

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東京駅100周年記念スイカ限定販売では想定外の購入者に大慌てしたJR東日本。ネットでの購入数は300万枚を超えて、購入者の手元に届くまで大分時間がかかるという。収入の方はホクホクだがこれでは希少価値は皆無だ。そのJR東日本が今度はユニークな企画を打ち立てて話題になっている。2015年1月13日〜2月27日までJR設置駅でスタンプを押して集める「来たぞ我らの!ウルトラマンスタンプラリー」が開催中だ。ラリー参加に便利な都区内パス(1日間有効で大人750円、こども370円)もあり、全64駅制覇した人には制覇証をプレゼントし、さらに抽選でオリジナルフィギュアなど豪華賞品が当たる。ウルトラマン好きの人たちをゲーム感覚で参加してもらう趣向だ。切り口を変えた新たな乗客獲得作戦だろうか。スタンプ台紙は参加の駅にスタンプと一緒に置いてあって、それを持って駅を回る仕組みだ。
何を隠そう筆者の家人はすでに31駅のスタンプをゲット、さらに33駅に挑戦して全駅制覇を目指すと早朝6時に家を出ている。それにしてもウルトラマンスタンプラリーの台紙の中身はよくできていて眺めるだけでも楽しいが、今回のは街に出てゲームを味わうことらしい。さてさて、どうなるか楽しみである。

シュワッチ!

2015/02/14

超人の面白ラーメン紀行 194 港区赤坂『一点張』

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JR町田駅近くのビルから赤坂3丁目に出店した、ユニークなラーメン店『ロックンロールワン』に入ろうと探したが見つけられず(2013年4月に突然閉店、今は何と関西にあるJR塚口駅近くのビルで『らぁめん矢ロックンビリースーパーワン』の看板を提げて、主に醤油味「尼ロック」(相模原時代のらぁめん2号)を中心に嶋崎順一店主一人で営業しているらしい。2015年2月10日の店主のブログでは豚チャーシューはスペインのイベリコ豚を使用と書いていた。赤坂出店は失敗だったー。誰かのブログではないが、赤坂界隈には様々なラーメン店がひしめき合い、舌のこえてる輩も多く、ラーメン一杯の価格に厳しい判断が下されたということかもしれない。相模原時代から追っている筆者としては赤坂本店での一杯を食べてみたかった。残念!それにしても一篇の物語が書けそうな嶋崎順一店主の人生。人を喰ったような派手さ加減ー。強いて言えば、男の美学を地で行くような感じを受けたが)。
さて、代わりに入ったのがこの地で40年営業しているラーメン店『一点張』。味噌ラーメン(750円)と3個入り餃子(200円)をオーダー。カウンターに供されたのはモヤシ、コーン、刻みネギ、メンマ、チャーシューそれに絹さやが乗った味噌ラーメンだ。これはかつての味噌ラーメンの味に似ているが、ベースの味噌が北海道味噌と京味噌のコンビネーションで出来ているところがミソで、まろやかさを引き出している。やはりモヤシのシャキシャキ感が一番、次に絹さや入りにオドロキ、昭和感そのものの素朴な味噌風味を堪能した。太麺やチャーシューにも言及したかったが、あえて書き記すまでもなくごくごく普通の味わいだった。書き忘れていたが、3個入り餃子はボリュームもあって美味。メニューは赤坂もり(950円)、醤油(700円)、塩(700)、味噌(750円) のラーメンの他餃子や炒飯も。

港区赤坂『一点張』1.スープ★★2.麺★☆3.トッピング★★4.接客•雰囲気★☆5.価格★★

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追記 実はラーメン店『 ロックンロールワン』の場所を探してもなかった。で、この辺で呼び込みをやっていたらしい男性に違法行為と意見していたお巡りさんにラーメン店の場所を訊いた。わざと中断を仕掛けた企てもあったがー。
「この辺にあったけど、大分前に閉めているよ」
若いお巡りさんの応え。
「そうでしたか、それでは、お巡りさん、この辺でおいしいラーメン店を教えて」
筆者が質問した。
「この通りの少し先にあるけど」
お巡りさんが親切に教えてくれた。
筆者はそこへ行くには少し遠いので、見渡したらすぐ前にあったラーメン店に入った。北海道ラーメンの看板につられて。そのラーメン店こそが『一点張』だった。(2015.3.10 記)

2015/02/13

超人の面白読書 107 西脇順三郎を偲ぶ会編『西脇順三郎物語』―小千谷が生んだ世界の詩人― 続

ここでは本文から二つ、西脇詩のエキスが書かれている文章を紹介してみたい。

「『アムバルワリア』(穀物祭)は日本のモダニズムを最もよく代表する詩ですが、例えば、このなかに「馥郁タル火夫」(よい香りがするボイラーマンという意味)という詩があり、「ランプの笠に関して演説する」という言葉が出てきます。「ランプの笠」と「演説」(自分の考えを話す)という言葉は普通には関係がありません。だからこの言葉を読んだとき、言葉の意味がよく分からないので、読んだ人の頭の中ではしばらく意味が浮かんで来ない空っぽ(無)のときが生まれます。実はこれが順三郎の中心にある詩の考え方なのです。難しくいえば、詩の言葉を読んでも詩を読む人の心には何も浮かんでこない「無」を作り出す、ということなのです。ありふれた言葉を少しの間でも意味のない言葉に変えることができれば、人に絶えず普通の生活のなかで、ありふれた言葉を見直すことができ、心を新鮮に保つことができるというわけです。よく見かける花も、コップが笑っていると書かれると、意味がよく分からないので、私たちの心のなかはしばらく空白(無)になりますが、意味が分かれば、見なれた花でも、新しく見直すことができるわけです。順三郎は生涯にわたって、「無」を絶対のものと考えて詩を書いていった詩人なのです。」(本文P.27-P.28)

もう一つは本文から書き写すのに疲れたので画像で見られたい。(下の画像をタップしピンチアウトす ればそれなりに読めます)最も有名な詩「天気」をわかりやすく解説している。(本文P.64-P.67)

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(覆された宝石)のやうな朝

執筆者の太田先生も書いているように、雪深い小千谷に育った西脇順三郎には光に対する強いあこがれがあったー。

青少年のために綴った西脇順三郎のこの本は、大人も充分に楽しめる本になっているだけでなく新しい発見もあったのだ。例えば、詩集『SPECTRUM』(虹の七色を作り出す器具)の「谷間」と「二つのクリスマスソング」は、本邦初公開の執筆者澤先生の訳だ。筆者も恩恵に預かった一人だ。
1920年代に英国に留学、エリオットやジョイスなどと交遊を持ち、英文で処女詩集を出し、英文学者と詩人の二足の草鞋を履いて一世を風靡した知の巨人が、最後は故郷小千谷の病院で亡くなっている。この本の主題から多少脱線するが、筆者的には西脇順三郎の英国留学(先人には幕末期の馬場辰猪、明治期の夏目漱石など歴史の舞台に登場する傑出した人物が多く留学)の詳細も知り得たら、更なる文学的源泉が分かるかもしれないしまた、絵画には相当造詣が深いが音楽の分野はどうであったか知り得たら、西脇ワールド理解がもっと深まると思うのは筆者一人だけではあるまい。一説には愛知県の私大の先生がある資料集を携えて留学時期の西脇順三郎の足跡を訪ねる旅に出たと聞いている。そして、この英国から小千谷にいる先生との交換書簡を地方の新聞に掲載されるとも。すでに不定期に掲載されているとの情報も・・・。残念ながら筆者はまだ読んでいない。大変興味あるところだ。
青少年向けの本だが多くの人に読んでもらいたい本である。今は雪深い小千谷だが、この本を読んで詩人西脇順三郎が故郷をこよなく愛したことがよく分かる。二三日前の朝のNHK天気予報の一コマで1メートル以上積雪のある小千谷の真人(まっと)地区(西脇順三郎の詩「エピック」のなかには“真人のはずれまで”の詩句がある。本文P.74)が映し出されていた。

追記 毎日新聞に「季語刻々」を連載中の俳人で佛教大学文学部教授の坪内稔典(よしのり)氏が、昨日の夕刊に3月で退職する前の現在の心境を語った。確か坪内氏は『西脇順三郎物語』の執筆者の一人、澤正宏先生と親しい人だ。その坪内稔典氏が「最もみずみずしい言葉を使うのは小学生。だから、小学生と通じる言葉を身に着け、俳句を通じて、70歳であっても小学生と同じ地平に立ちたい。そんな老人になりたいんです」と言っていた。ここでは俳句だが同じ短詩型文学の詩と置き換えてもよい。そういう感受性の最も豊かな小学生に『西脇順三郎物語』をぜひ読んでもらいたい。(2015年2月13日 記)

追記2 『西脇順三郎物語―小千谷が生んだ世界の詩人ー』の執筆者の一人、澤正宏先生の講演と論考を併載した『21世紀の西脇順三郎 今語り継ぐ詩的冒険』が エコーする〈知〉  リブレ(ブックレット形式)シリーズの1冊として2月27日にクロスカルチャー出版から刊行される。A5判・105頁 定価1,296円(本体:1,200円+税)。下記はその表紙。クロスカルチャー出版のホームページから。(2015年2月21日 記)

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2015/02/12

超人の名句鑑賞

3月の甘納豆のうふふふふ 坪内稔典

2015/02/11

超人の面白読書 107 西脇順三郎を偲ぶ会編『西脇順三郎物語』ー小千谷が生んだ世界の詩人ー

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『西脇順三郎物語』―小千谷市が生んだ世界の詩人―が小千谷市教育委員会から刊行された。執筆者は澤正宏福島大学名誉教授と太田昌孝名古屋短期大学教授。A5判•上製 140頁。西脇順三郎生誕120年記念事業の一環として小•中学生、高校生向けにやさしく書かれた伝記と詩鑑賞の本。大人が読んでも充分に満足のいく本に仕上がっている。2人の執筆者による西脇詩鑑賞の卓越さはもちろんのこと、難解な西脇詩をやさしく解きほぐし、そして身近に引き寄せる表現力もまた、すばらしい。

目次

はじめに
この本を読む皆さんヘ

第1部 「伝記」西脇順三郎

第1章 西脇順三郎という人
1.順三郎の詩碑
2.子どものころから大学生まで
3.オックスフォード大学への留学
第2章 西脇順三郎の詩の世界
1.日本のモダニズムの詩人としての活躍
2.戦争が変えた順三郎の詩
3.宇宙や世界を詩で表す
4.「永遠」を詩の言葉で表す
5.順三郎の集大成の詩
第3章 西脇順三郎が生涯追い求めたもの

第2部 西脇順三郎と小千谷

第1章 西脇順三郎と故郷小千谷への想い
1.小千谷の地と「舟陵の鐘」
2.中越大震災と「小千谷高等学校校歌」
3.小千谷小学校開校100周年記念の詩
4.小千谷の四季と光を求める心
5.順三郎の少年時代と郷土行事
第2章 西脇順三郎の詩の魅力
1.詩となにか
2.新しい詩への挑戦
3.詩「天気」に込めた順三郎の想い
第3章 西脇順三郎の詩に描かれた小千谷
1.小千谷の疎開生活で書かれた詩
2.小千谷の文化と年中行事をもとにした詩
3.小千谷の地名が登場する詩
4.小千谷で出会った人との詩
5.小千谷の町を描いた詩

第3部 詩と鑑賞
略年譜
西脇順三郎のふるさとを訪ねて•小千谷市内探訪コース
あとがき


138ページの本に97行に及ぶ目次(このブログではスペースの都合上一部省いている)があるが、これは青少年たちに丁寧に読んでもらいたいというスタッフの皆さんの心意気が感じられる。

2015/02/06

超人の面白ラーメン紀行 193 神田神保町『うち田』

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3ヶ月前に地下鉄神保町駅のすぐ近くにオープンした濃厚豚骨ラーメンの『うち田』。ご存知神保町界隈はラーメンの激戦区、ここで成功すればかなりの実力ということだ。過去に何度も進出しては撤退しているラーメン店を見てきた筆者としては、できれば成功してこの界隈に溶け込んでほしいと思うのだ。
実は神保町駅すぐの羽根つき鯛焼き屋『神田達麿』の脇に新しいラーメン店ができてどうかなとずっと躊躇していたら、よく行く地元のラーメン店で『ラーメン2014』なる雑誌にこのラーメン店が載っているのを偶然見つけあとを押されたのだ。
さて、遅い昼食時に、味噌ラーメンが食べられるとあって思いっ切って入ったまでは良かった。券売機前で財布を広げたら中身が空っぽなのに気付いて一旦外へ。銀行へ寄り大型書店の文房具で用事を済ませた後、ラーメン店に再び入ったのだ。迂闊だった!本当は味噌ラーメンと行きたいところだったが、初めて入るラーメン店は基本の「ラーメン」と決めているので、ここでもそのルールに従ってラーメン(720円)をオーダー。背脂少しと頼んでいたラーメンが出てきた。シャキシャキ感のあるたっぷりのモヤシを掻き分けてスープを一啜り、濃厚豚骨系だがまろやかさがあり、太麺とよく絡んでいる。二昔前の札幌ラーメンを彷彿させる。また、どっしりと存在感を示しているチャーシューは、硬いイメージの予想を覆して柔らかそのもの、美味。食べごたえのある一杯だ。完食。午後の遅い時間帯でも客入りはまあまあ。店はカウンター12席のみ。スタッフは厨房2人、ホール1人の3人で切り盛りしているこぢんまりした店。聞けばここが初めての店だという。近いうちに今度は味噌ラーメンに挑戦してみたい。

神田神保町『うち田』1.スープ★★2.麺★★3.トッピング★★☆4.接客・雰囲気★★5.価格★★

追記 3日後この店を再訪して味噌ラーメンを食した。懐かしい味に一味進化させた感じのラーメンである。特にスープの味噌味が顕著。コーンこそトッピングになかったが、探していた札幌味噌ラーメンの味に近かった。懲りずに翌日も食べてしまった!

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