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2015/02/25

クロカル超人が行く  170  横須賀市・観音崎「西脇順三郎文学碑」 続

西脇順三郎文学碑の詩は、『近代の寓話』の「燈台へ行く道」から採られているが、実は続きがある。下記は続きの詩。

Img_20150225_163832_2

やぶの中を「たしかにあるにちがいない」と思つてのぞいてみると
あの毒々しいつゆくさの青い色もまだあつた
あかのまんまの力も弱つていた
岩山をつきぬけたトンネルの道へはいる前
「とべら」という木が枝を崖からたらしていたのを
実のついた小枝の先を折つて
そのみどり色の梅のような固い実を割つてみた
ペルシャのじゆうたんのように赤い
種子がたくさん、心のところにひそんでいた
暗いところに幸福が住んでいた
かわいゝ生命をおどろかしたことは
たいへん気の毒に思つた
そんなさびしい自然の秘密をあばくものではない
その暗いところにいつまでも
かくれていたかつたのだろう
人間や岩や植物のことを考えながら
また燈台への道を歩きだした

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