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2015/01/09

超人の生真面目半分転生人語 3 トマ・ピケティ著『21世紀の資本』のことやパリでの銃乱射事件のこと 上

フランスの若い経済学者で『21世紀の資本』の著者のトマ・ピケティ氏の唱える不等式r>g(rは資本の平均年間収益率で、利潤、配当、利子、賃料などの資本からの収入を、その資本の総価値で割ったものだ。gはその経済の成長率、つまり所得や産出の増加率だ。ー本文P.35-P.36)が話題だ。極端に言えば、資本家は益々富、働く人たちは益々貧乏になる〈格差拡大〉の到来を過去200年のデータから導き出した本。2013年、フランスで発売したときはさほど評判にならなかったらしいが、去年アメリカで英語版が刊行されベストセラーになってから俄然評判を呼び、マスコミにも度々登場したこともあってか、日本でも異例の速さで翻訳本が昨年12月上旬に刊行された。筆者は今この本に挑戦中だが、はしがきに次のような経済学という学問について書いてあることに注目した。「経済学という学問分野は、まだ数学だの、純粋理論的でしばしばきわめてイデオロギー偏向を伴った臆測だのに対するガキっぽい情熱を克服できておらず、そのために歴史研究や社会科学との共同作業が犠牲になっている。経済学者たちはあまりにしばしば、自分たちの内輪でしか興味を持たれないような、どうでもいい数学問題ばかり没頭している」まだ読み始めたばかりなので、全体像をうっすらと掴みかけたに過ぎない。しかし3人の共同作業による翻訳は読みやすい。何とか読破したいものだ。

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