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2014/12/29

超人の面白読書 106 井上貴子著『霊峰に育まれたスイスのワイン』

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ワインといえば筆者的には赤ワインだが、これまでフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、アメリカ、アルゼンチン、チリなどのワインを気の向くままに嗜んできた。しかもワイナリーや銘柄に拘らず手頃な値段で味わえるものもがほとんどだった。ところが、フランス、ドイツ、リヒテンシュタイン、オーストリア、イタリアに囲まれた小国スイスのワインには、筆者の記憶が正しければの話だがついにありつけなかった。あっても不思議ではないはずなのだが…。
井上貴子著『霊峰に育まれたスイスのワイン』は、カラフルな200ページの上品な本で、著者の恩師古賀守氏が序文に書かれているように、商品学と文化の両面からスイスとそのワインを知る道しるべとなる本だ。スイスとスイスワインを愛して現地を幾度も訪ね歩いた実証的調査の成果でもある。

1章 美味しいワインの話
2章 一度は訪れてみたいスイスワインの故郷
3章 ワインを深めるためのとっておきの話
4章 スイスワインに学ぶ生活のエスプリ
5章 文化を彩る料理とワイン
6章 ぶどう作りの人々が生んだ歴史的祭典
7章 古城めぐりと旅の楽しみ
8章 氷河が育む幻のワイン 
9章 スイスワインを愛する人々

以上が目次だが、各ページには写真が1、2枚挿入されていて、ビジュアル的にも理解しやすいように工夫されている。しかもカラー写真が約8割以上と贅沢だ。本書のページにあるスイスワインの代表的な生産地の地図を何度もめくりながら本書を読み進んだ。〈続く〉

【写真左下:本文P.8ーP.9「スイスワインの代表的な生産地」の手書き地図】
付記 この地図の主な生産地を表したぶどう印は35ヶ所。

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