« 超人のドキッとする絵画 24 平塚市美術館『石田徹也展ーノート、夢のしるし-』 | トップページ | 超人のドキッとする絵画 24 平塚市美術館『石田徹也展ーノート、夢のしるしー』 3 »

2014/05/27

超人のドキッとする絵画 24 平塚市美術館『石田徹也展ーノート、夢のしるしー』 2

今回の平塚市美術館の出品目録を見てみよう。 
1.起点「創作方法を探したい」
2.漂う人「現実の何かに光をあてる」
3.変化「他人の自画像」
4.ユーモア「ナンセンスへと近づくことだ」
5.再生「とにかく かく」
このテーマ、コンセプトで展示された作品群ではあるが、ともかく自画像と思しき感情を閉じ込めた、冷静沈着で同じ表情をした一人の若者が目立ち、至るところに奇妙で不気味さを醸し出しながら想定外のモノとの合体を描いている。意外なパーツの組み合わせによって出現するのは、ユーモア、皮肉、社会風刺、諧謔性、そしてエロ・グロナンセンスの類だが、画一的に見える中に〈差異・落差〉のコードを巧みにちらつかせている。それは社会通念のアンチテーゼとも読み取れる。可笑しみを通り越して不思議なリアリティを感じさせる。そこには内面深く抉られた優しくも鋭い感覚がある。

編年体で追った作品の中で筆者が特に印象に残った作品は下記の通り。

7.居酒屋発 1995年 アクリル、紙 51.0×78.5 静岡県立美術館蔵 第63回毎日広告デザイン賞優秀賞(イラストレーション担当、企画、デザイン、コピー=平林 勇)
8. ビアガーデン発 1995年 アクリル、紙 51.0×78.5 静岡県立美術館蔵 第63回毎日広告デザイン賞優秀賞 (イラストレーション担当、企画、デザイン、コピー=平林 勇)
18.鯉の夢 1996年 アクリル、板 103.0×145.6  個人蔵 第6回ひとつぼ展グランプリ受賞者個展「石田徹也展漂う人」
20.トイレへ逃げ込む人 1996年 アクリル、板 103.0×145.6 静岡県立美術館蔵 第6回ひとつぼ展グランプリ受賞者個展「石田徹也展 漂う人」
23.兵士 1996年 アクリル、板 145.6×103.0 静岡県立美術館 第6回ひとつぼ展グランプリ受賞者個展「石田徹也展 漂う人」
25.飛べなくなった人 1996年 アクリル、板 103.0×145.6 静岡県立美術館蔵 第6回ひとつぼ展グランプリ受賞者個展「石田徹也展 漂う人」
28.燃料補給のような食事 1996年 アクリル、板 145.6×206.0 静岡県立美術館蔵 第6回ひとつぼ展グランプリ受賞者個展「石田徹也展 漂う人」  
30.トヨタ自動車イプサム 1996年 アクリル、紙 59.4×84.,1 個人蔵 第64回毎日広告デザイン最優秀賞(イラストレーション担当、デザイン=平林 勇)

これらの作品では静岡県立美術館蔵が目立つようだ。〈つづく〉

« 超人のドキッとする絵画 24 平塚市美術館『石田徹也展ーノート、夢のしるし-』 | トップページ | 超人のドキッとする絵画 24 平塚市美術館『石田徹也展ーノート、夢のしるしー』 3 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 超人のドキッとする絵画 24 平塚市美術館『石田徹也展ーノート、夢のしるし-』 | トップページ | 超人のドキッとする絵画 24 平塚市美術館『石田徹也展ーノート、夢のしるしー』 3 »

2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31