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2014/05/22

超人の面白ラーメン紀行 179 大阪 西中島南方『人類みな麺類』

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東京世田谷区芦花公園にある『アイバンラーメン』が去年秋にニューヨークのヘルズキッチンのマーケットの一角に、音を立てて啜るの意味のslurpを店名に取り入れて出店、その6カ月後の今年の5月に今度はリトルイタリー地区に進出して評判を呼んでいる。ここは塩ラーメンが美味いがニューヨーカー受け狙いも考えてメニューもバリエーション豊富らしい(しかし、今年(2020年)1月はじめに一時ニューヨークから帰国した愚息によれば、実際に食べてみたところ味はそれほどでもないらしい。ラーメンの好みは人それぞれだが)。“らしい”と書かなければならないのは何とも歯がゆいが、本店しか行ったことない筆者にとってはいた仕方ないのだ(筆者は本店で店主と名刺交換をした)。一方、読売新聞神奈川版は横浜家系ラーメンの元祖の一つ、『吉村家』の今時のラーメン事情を連載している。今やラーメンは日本の誇る食文化にー。
さて、大阪のラーメン店である。どうしても時間帯が合わない中津の『弥七』(塩ラーメンの超人気店)で食べることを諦めていた矢先に、西中島南方でチャーシューが分厚くメチャ柔らかくて美味しいラーメン店を見つけた。名前もユニークで『人類みな麺類』。濃口醤油味でトッピングのメンマも美味。ネギが少し乗っているくらいでシンプルそのもの。しかしチャーシューは違っていた、薄くも厚くも好みに応じてくれ、厚く頼んだチャーシューはどでかく柔らか、いやー、こんなの食べたことがなかった。超美味。メニューもいたってシンプルでらーめんmacro、らーめんmicro (筆者の注文したもの)、らーめん原点スープの3種類すべて800円。若い人たちで切り盛りする行列のできている人気のラーメン店だ。
余談だが、隣の定食店の女将さんいわく、2年前にできた店でインターネットをみて来てるみたいと我関せずの表情だった。

大阪西中島南方『人類みな麺類』①スープ★★②麺★★③トッピング★★★④接客・雰囲気★★⑤価格★★


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追記 某洋書店のH氏からアメリカ人の学者が書いたラーメン社会史の新刊案内がメールで届いた。下記はその内容。

ラーメンから見た現代日本社会史
The Untold History of Ramen
How Political Crisis in Japan Spawned a Global Food Craze
George Solt (Author)
California Studies in Food and Culture
A Philip E. Lilienthal Book in Asian Studies

Paperback, 240 pages
ISBN: 9780520282353 \4,552
February 2014
貧しい労働者の食べ物だったラーメンが日本食を代表する世界的商品になるまでの輝かしい足跡を追い、機密解除された米国政府関係文書や日本語資料を使い、米国占領下の輸入小麦の闇市場の形成や冷戦期における日本の労働力の産業復興などに言及しています。

A rich, salty, and steaming bowl of ramen noodle soup climbed its way onto the international culinary scene and, from Tokyo to New York, is now a symbol of the cultural prowess of Japanese cuisine. In this highly original account of geopolitics and industrialization in Japan, George Solt traces the meteoric rise of ramen from humble fuel for the working poor to an international icon of Japanese culture. Ramen's popularity can be attributed to political and economic change on a global scale. Using declassified U.S. government documents and an array of Japanese sources, Solt reveals how the creation of a black market for American wheat imports during the U.S. Occupation of Japan (1945-1952), the reindustrialization of Japan's labor force during the Cold War, and the elevation of working-class foods in redefining national identity during the past two decades of economic stagnation (1990s-2000s), all contributed to the formation of ramen as a national dish. This book is essential reading for scholars, students in Japanese history and food studies, and anyone interested in gaining greater perspective into how international policy can influence everyday foods around the world.
George Solt is Assistant Professor of History at New York University. (2014.5.23 記)


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