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2014/04/04

クロカル超人が行く 190  ロバート•マーフィー先生の最終講義を聴講 3

昨日の毎日新聞朝刊にTBS「サンデーモーニング」に着物姿で出演している田中優子氏が、東京六大学では初めて法政大学の女性総長に就任しその抱負を語っていたが、その中で法政大学もグローバルな動きに対応するため外国人教師を増やし、英語での講義を本格的に導入するという。すでに東大、京大、早大、慶大などでは導入済みで、この大学での英語の授業といえば、先駆的ですでに成功を収めている秋田国際教養大学の例が最も有名だ。だんだんと夏目漱石や森鷗外がいた明治に戻りつつあるということか。明治時代の始めの頃には森有礼みたいな英語国語化論を唱えた人もいたが、最近では水村美苗氏の日本語はローカル言語で英語が増す増す世界言語になりつつあると危機感を募らせて話題になった本、『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』もある。
そう、ロバート•マーフィー先生の最終講義の話に戻そう。マーフィー先生の英語はBritish Englishできれいな英語を話す。しかもユーモアがあって人を笑わせるツボも心得ているから講義は楽しい。学生も面白いからついていく、先生の人柄に触れながら英語力も身につく。ロバート•マーフィー先生が言われた〈input〉と〈intake〉の関係語は語学を教える者と教えを受ける者にとってはキーワードだろう。
ロバート•マーフィー先生が日本に来た動機は日本そのものを学びたかったらしいが、それより日本を深く知ってその奥深くあるものを感知したいということらしい。だから日本映画評論家ドナルド•リーチ、日本文学研究家ドナルド•キーンの名前が最終講義に出て来たのも頷けた。しかも教科書裁判でも有名な歴史学者家永三郎の〈日本思想史に於ける否定の論理の発達〉という日本人とっても難しい日本思想史の深淵まで踏み込んでいる。実はロバート•マーフィー先生は思索的な先生だった。〈続く〉

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