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2013/11/06

超人のニューヨーク訪問記 2013年初夏 余話 2 ニューヨークの老舗書店『St.Mark's Bookshop』

O氏から最近はブログ更新していませんね、と催促めいた言葉を頂戴したばかり。実はこのブログに連載した『超人のニューヨーク訪問記 2013年初夏』を編集・製作中なのだ。これが簡単に出来上がると思って取りかかったまではいいが、デティールを追ううちにドツボに嵌まって難儀してしまった。カタカナ語の表記やつぶやき風の間投詞の処理、英文表記と校正やレイアウト、文体の敬体の“落ち着き具合“、漢字とカタカタやひらがなの割合、新しいアイデアの挿入是非、字数、起承転結、文章癖、全体の文章のリズム、表紙デザイン、写真の取り込みと選択等々あって、わずか50ページ足らずの旅行記はまだ筆者の手を離れないでいる。

下記は『超人のニューヨーク訪問記 2013年初夏』に新たに収録した文章。

出版不況の中、日本の書店も廃業・閉店が叫ばれて久しいですが、今度は神戸の元町で長らく書店業を営んでいた海文堂が廃業と毎日新聞が伝えていました。以前には小規模の書店が消えて行きましたが、今や中規模の書店も廃業・閉店に追い込まれていて、何と2000年に21,000店以上あった書店が2013年5月時点では14,000店に激変しているようです。理由は大型書店チェーン店の進出ばかりではなく、アマゾンなどに代表されるインターネット書店の大躍進で苦境に立たされてきたというのが実情のようです。注文から到着までのスピードが速く、普通の書店では到底叶わないシステムに打ち負かされたことのようです。読者もこのシステムに慣れされてしまって、もはや書店注文には時間がかかることが書店買いを減らしている理由でもあるようです。その対処方法は一部の大型書店みたいに図書館化する書店の展開だとも言い張る関係者も。
さて、ニューヨークの書店事情ですが、ミッドタウンにある某書店のI女史は、自分が勤めている店も日本書を大幅に減らし価格を少し落として洋書を増やし始めましたと。
こちらは日本人対応の店から脱却を図る品揃えを展開中でした。弁当、カフェ、ブティックにコミックと品揃えが替り始め、かつての書店のイメージからだんだん遠のくかのような印象すら受けました。そしてI女史がヒフィスアベニューにあるアメリカの書店チェーン店も存続の危機に晒されていますと。また、彼女がニューヨーク大学近くにある老舗の書店が正に今閉店の憂い目に遭っていますとも。私の好きな本屋さんですのでぜひ訪ねてみてくださいと頼まれました。筆者は透かさず名前を訊いて手持ちの紙片にメモを取りました。
『St. Mark’s Bookshop』は
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ラーメン店がひしめくあたりの通りを少し行ったイーストビレッジにありました。店構えは老舗らしく品のある看板、店の色調や雰囲気も悪くありません。カウンターにいた男性に許可をもらいユニークな棚や店の奥行が分かる場所を2,3枚撮らせてもらいました。ハルキムラカミの本もありました。文学や芸術のジャンルが充実しているようでした。今はっきりとは覚えていないのですが、小雑誌の類の棚があったようにも・・・。あとで分かったことですが、この棚こそこの店が好まれるユニークな試みだそうです。B0007805_2322013_2【http::pds.exblog.jp/pds./1/201306/09/05/b0007805からの画像】
 “ジン”(zine : 新しい小冊子発行の形)と呼ばれている自費出版の冊子や本が置かれていて、売れたら補充してくれるありがたい書店らしく、6掛けで仕入れてくれるそうです。売れて100部程度。この店がオーナーから立ち退きを迫られ、贔屓にしている地域住民の強い支援も手伝ってか目下3ヶ月間だけオーナーの特別な配慮で家賃がただで営業中みたいです。売れ上げが伸び悩んでいる書店は古今東西同じかも知れません。

追記 気になって『セント・マークス書店』がまだあるかネットで調べてみた。ホームページは見つかったので営業はしているみたい。試しにハルキムラカミとこのホームページの検索に入れてみると、しばらくして英訳本が出て来た。何とか続けているらしい。ネット基金を活用しながら続けているとか、家主の賃上げに耐えかねて引っ越しを考えているとか、この書店を巡っていろいろな憶測が飛んでいる。(2013年11月7日 記)

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