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2013/07/10

クロカル超人が行く 95 京都木屋町の仔羊肉料理店『カオロウ館』

クロカル超人が行く

 京都の夏はともかく暑い。こんな時でもラーメン好きはどこかを探すものだ。元京大人文研の東一条から徒歩5分のところにある『東京ラーメン』。昼ここの玉子と海苔をオプションにして東京ラーメン(470円!)を食べたが、以前食べたときより味が落ちたとは筆者だけではなく、K大のL先生も同意見だった。
 ところで、一仕事終えて夕食となった。L先生御用達の仔羊肉料理専門店『カオロウ館』に入った。何でも店主はフランスのパリにいたらしく(画家修業)、その柔らかくとても美味な仔羊肉をフランス仕込みで供してくれる。しかもすべて炭火焼きである。ラムタタキ(1200円)、ラム唐揚げ(1000円)、ラム入りサラダ(500円)、ラムシシカバブ(1500円)などをビールと赤ワインを飲みながら頬張ったのだ。臭みや硬さも一切感じられず、口の中でとろけるような食感なのだ。L先生は大曽根ギャルも負けそうな大食漢、特に肉には目がないようだ。その食べっぷりや速さは天下一品である。右側のテーブルには東欧(?)から来た外国人二人がラムマリネーをつまみにビールを飲みながら英語で談笑していた。エンジニアらしい。もう一つの入口から白い口髭を生やした常連らしい男性が入ってきた。L先生と知り合いらしく二言三言交わしていつもの席に着くや、白ワインを頼んで美味しく飲んでいた。左側のテーブルにはラムステーキ定食の男性、聞けば今日初めてこの店に来たらしい。口髭の男性はK大学の先生で、ジョークが好きらしくL先生に日本人より日本語が上手いねと軽い冗談を飛ばす場面から始まって、卓球の福原愛選手の中国語も上手いとL先生が透かさず応酬したあたり、近頃よく見かけるある場面展開だ。それからは口髭先生がロシアのモスクワ大に行った話、中国残留孤児問題、店主も加わってフランスのパリはモンパルナスなどの話、L先生の恩師の話などで盛り上がった。中でも傑作だったのはパリのラーメン屋の話だ。ラム料理店でラーメンである。L先生は1年前にパリに子どもを連れて行ったが、滞在中に子どもが日本食が恋しくなったのかラーメンを食べたいと言うので探して連れて行った。ところが、パリにはあまりラーメン屋はないせいもあって、入ったラーメン屋は味はともかくその店主の"作ってやる態度"に辟易したらしい。すると店主もそのラーメン屋を知っていたのだった。パリの老舗のラーメン屋―。
 さて、話はラム肉だ。ラム丼があるらしく、L先生が盛んに美味しい、美味しいよと勧めたが、結局L先生はシシカバブと一緒に添えられていたピラフを平らげるとラム丼は遠慮したのだ。ラム肉料理は外国で食べる機会があった人は食べるが、一般の日本人はまだ抵抗があるらしいと店主が言っていた。人柄が滲み出ているこの「カオロウ館」のラム肉料理は絶品、京都に来たら一度試食する価値のある店である。仔羊肉料理『カオロウ館』の住所は、京都市下京区木屋町四条下ル斉藤町。電話は075-341-5736。
URL: http://www.k3.ne.jp/〜kaorou

店主からいただいたメニューの一部。
*ステーキ定食 lamb steak set 1500円
スープ、炭焼きステーキ、添え野菜、漬物、ライス
Soup, grilled steak, vegetables, pickles, rice

*メニューA 3000円
スープ、サラダ、炭焼き、揚げ物、ステーキ、添え野菜、ピラフ、コーヒー
soup, salad, marinade, grilled lamb, fried lamb, steak vegetables and pilaf, coffee

*メニューB 4000円
スープ、サラダ、タタキ又はマリネー、揚げ物、骨付肉の炭火焼き、黒胡椒ステーキ、添え野菜、ピラフ、コーヒー
soup, salad, marinade, fried lamb, grilled rib, pepper steak w.vegetables and pilaf, coffee

*おまかせメニュー 5000円

あ・ら・か・る・と

スープ soup 500円
ラム 湯引き boiled 800円
ラム シチュー stewed 800円
ラム 骨付肉 炭焼き grilled rib 1200円
ラム マリネー marinade 1200円
ラム シシカバブ 串焼きSISI-KEKABU 1500円
ラム 黒胡椒 ステーキ pepper steak 2000円

追記 この記事に登場しているL先生と2年振りに再会しこの店へ。女将さんには10年振りですねと軽い冗談を飛ばして店内に入った。まだ客は誰もいなかった。それもそのはず、開店15分前だったのだ。せっかちなL先生は大学を替わられても、そのせっかちさだけは相変わらず。最近はあまりにも人間的になられたのか、酒もタバコも人一倍嗜むことを覚えたみたい。何せ愛嬌がある先生で結構巷の店ではモテるのである。ある魚料理が看板の居酒屋では女将さんがL先生、これ持って行きぃと大きな白菜一束をプレゼントしていた。L先生は日本語は堪能しかも早口で流暢に話すが、どうもほんの少し中国語のアクセントが残ってしまう癖があって、それも人間味の一つになっているのだ。
さて、とりあえずビールから始まってラムの唐揚げ、赤ワイン、ビール、野菜のマリネ、デキャンタの赤ワイン、ラムの串焼き、またビールなど飲と食が進んだところで、L先生が筆者にゲストはもう来られますか、それじゃ、私は失礼させていただきますわ、と。筆者がそのゲストに何度か電話をかけても通じず諦めかけていた頃、30分遅れてゲストが現れた。すでに3連チャンの筆者は疲労感が漂っていたが、L先生はいたって元気で飲むほどにワインの蘊蓄を女将さんに語りかけていた。店主は大病上がりで優しい仕草がさらにやさしくなった感じ。でも私たちを温かく迎えてくれたようだ。1時間後位にその店主が失礼しますと、丁寧に挨拶して帰った。そうしてゲストが到着して飲み直したまでは、とら(L先生、一回り下)、トラ(ゲスト)、虎(筆者)のゲームは始まらなかった・・・。ツッコミだけだとゲームにならず軋むだけだからボケも必要だったかも。何せ外国や地方出身者だけで関西人がいなかった―。そしてこの後闖入者二人も加わり、賑やかだったこと。(2013.7.10 記)

註。3年ほど前に書いた記事だが、追記を書いているうちに年月日が変わってしまった。元の記事の年月日が分かり次第戻すつもりだ。
註2。この店の読みは読んで字の如くとは女将さんの答。L先生は深読みーでした。


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