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2013/07/15

超人のニューヨーク訪問記 2013年初夏 15 セントラルパークでの出来事 

筆者たちはセントラルパーク内Central_park2ncm_0677の小さなショップでアイスコーヒーやリンゴジュースを買い、一休みしました。木々や芝生の緑が映えてゆったりするには最高の場所なのですが、何せ暑く、木洩れ日を避けてベンチに腰掛け、しばし定点観測を始めました。ジョギングする女性や男性、サイクリングする若い男性、自転車タクシーに乗ったカップル、観光客などが次々と通り過ぎて行きました。時刻は午後4時前、まだまだ暑さが和らぐ気配はありませんでした。そんな西日がかかる西門近くに乗り物のサービスをしているステーションがありました。日本では馴染みのない自転車タクシーです。正式名称はわかりません。訊くのを忘れてしまいました。その自転車タクシーステーションの近くに行くと、ドライバーが自らパンフレットを手に持ってコース、時間、料金表を示しながら売り込み中でした。よく見ると確か2時間115ドルが定番らしく、他にはコース、時間によって料金体系が微妙に違っていました。家人と二人で乗るには少し高いと考え、気のよさそうなドライバーを見つけて運賃交渉を始めました。すでに客足も定まった時間帯、ここは思い切って値切ったほうが得策と考えたのです。

一周2時間、115ドルですとドライバー。
高いです!もっと安くならないの、せめて75ドルくらいに、と筆者。
え、できないですよ、と言うものの、
このくらいならと85ドルをドラバーが提示したきました。
もう少し安くしてくださいと筆者。
じゃ、時間短縮で、65ドルではどうです?
思い切って50ドルなら今すぐOKですよと筆者。この辺が値段の限界とみたのでした。
すると意外や意外、OKの返事が出ました。

このやりとりを見ていた周りの人たちが笑っていました。特にベンチに座っていた関係者らしき(?)白人のアメリカ人は大笑いでした。(下の写真の後ろ側にいた男性)Central_parkncm_0676


筆者たちわ王様と王妃気分にして乗せていた自転車タクシーは、ドライバーのペダルを漕ぐ重労働をよそに、緑生い茂る並木道を皮切りにコースを右に左に通り抜けて行きます。途中銅像が見えると何の誰べえの銅像ですとドライバーが解説していました。下り坂はペダルを漕ぐ必要がありませんので、それこそ時速何十マイルは出ていたはず。思わず危ないと叫ぶ筆者たちにはお構いなくドラバーは先を急ぎました。

どこの国のご出身?
ガーナです。
お名前は?
カダカル・・・・・。
カダフイー?とあとが聞き取れませんでしたので半ば冗談交じりで筆者がからかいました。
違うよ、違うとドライバーがマジに言い張っていました。
ところで、いつ頃ニューヨークに来たの?
8年前。
今いくつ?
41才、結婚していますよ。
お客さんはどこから?
日本と言いますと、
ササカワを知っていますかとドライバー。
一瞬躊躇いながら知っていますと筆者。
彼はえらい人ですとドラバーが続けました。
何だかんだと丁々発止の会話を続けたあとに、
でも、ジャパニーズ、面白い人、と笑いながらドライバー。


一時期テレビのコマーシャルでお馴染みの、白い髭をやはやしたイカツイ爺さんの笹川財団の代表者を覚えていたのです。アフリカでは有名なのです。

漕ぐのは大変ねと必死に漕いでいるドライバーに筆者が言いますと
代わりに漕いでくださいよ、だって。
ビジネス、ピシネスと透かさず交わしました。


右手奥に映画のロケ地にもなっていますベセスダの噴水をながめ、その先の池のある小高い丘の前で突然止まりました。この辺で10分休憩ですとドライバー。銅像のエンジェル、その向こうのボウ・ブリッジ(ニューヨー力ーが愛の告白する場所で有名な橋だとか)までは行けず、池の周りを見て回り、ドライバーにコーラを買って停留していた場所へ向かいました。

ミスターガーナ!
その声に他のドライバーたちが振り向きました。
はーい、これ、コーラの差し入れです。
サンキューと言うと彼は一気に飲み干しました。

次に自転車タクシーはビートルズのジョン・レノンの記念碑、ストロベリーフィールズに立ち寄りました。ここでは結婚式があったらしく、白いドレスの花嫁とタキシードの花婿が歩いていました。ほらほら、あちらを見てとは家人。セントラルパーク内の結婚式場から出てきたところかも。ストロベリー・フィールズには花束が置かれ、ツアーのアメリカ人の女性ガイドが愛情たっぷりに説明していました。サウスダゴダを一瞥して自転車タクシーに戻りました。ともかくむし暑く、汗が背中に染みついて歩いていた結婚式関係者の男性もいました。帰り道はセントラルパークの夏の風物詩といえば、ニューヨーカーが寝そべったり、軽い運動をしたり、食事を取ったりとピクニック気分で楽しんでいる、小高い丘(シープ・メドウ)に広がる人気スポットの芝生を自転車目線で垣間見ながら、今度の日曜日には家族でここに来ようかと話していました。
筆者は乗り始めに5ドル、降りるときに家人の助言を聞き入れて、ねぎらい分5ドルをさらにドライバーにおまけとして差し上げました。予期せぬ臨時収入にドライバーは嬉しそうに二コリ。
そうして約1時間自転車タクシーで行くセントラルパーク観光コースの旅は丁々発止しながら無事終わりました。さて、短縮して安い料金で楽しめたご一行様でしたが、本当はドライバー氏の勝利だったかも。それはともかく楽しい一時でした。

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