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2013/01/06

超人の映画鑑賞 アルベール・カミュ原作『最初の人間』

フランスのオランド大統領が去年12月にアルジェリアを訪問し、旧植民地政策の過ちを宣言したことはまだ記憶に新しい。そのアルジェリアが舞台の映画、アルベール・カミュ原作、イタリア人のジャンニ・アメリオ監督の映画『最初の人間 Le Premier Homme』を観た。アルベール・カミュと言えば、代表作『異邦人』で哲学的命題ー不条理ーを投げかけた作家として有名なノーベル賞作家、その冒頭のフレーズがあまりにも有名だ。

「ママが死んだ。今日いや昨日だったかも知れない」

そして後半部分の陪審員の前で主人公ムルソー(「死」と「太陽」の造語みたい)のあのセリフー。
アラブ人が襲いかかってきてピストルで撃ったのは、

「光眩しい太陽のせいだ」


学生の頃仲間2、3人でポケットシリーズの原書で読んだが、はて何ページ読んだかー。カミュ全集(高校時代の友人Y氏の兄が担当編集者だった)は買い揃えた。しかし哲学的で難解なこともあって何冊か読んだきりでどこかへ行ってしまった。誰かに上げたか古本屋に売ってしまったのだろう。だから今は手許にはない。確か函が白っぽく、全体的に黄色系で洒落ていた。1960年カミュは交通事故により46才で死亡したがトランクの中に未完成の原稿が入っていた。それがこの映画の原作『最初の人間』だった。しかし親族の許可等もあって出版は死後30年以上経った1990年代半ば。『ペスト』、『転落』、『追放と王国』、『カリギュラ』、『誤解』、『戒厳令』、『正義の人びと』、『裏と表』、『シジフォスの神話』、『反抗的人間』、『夏』等の小説、戯曲やエッセイがある。
今年はアルベール・カミュ生誕100年。近々『異邦人』の新訳も出るとか。蘇ったアルベール・カミュー。
さて、映画だ。〈続く〉

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