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2013/01/28

超人の面白ラーメン紀行 165 京都木屋町『門扇木屋町店』

鶏がらスープが売りの『門扇木屋町店』。

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伏見が本店のまだ開店して3年のラーメン店。夜のお勤めの人たちに人気らしく、こう書く筆者もその人たちに訊いて入った。この店で短期間に二度ほどラーメンを食した。一度目は仲間二人と、そして一日おいて今度は別の仲間一人と比較的早い時間に入った。店の開店が夜の7時だから10時過ぎて入っても時間が早い方らしく客は疎らだった。いや、入ったときは筆者たち以外は誰もいなかった。"給料日"前だったからかも。
鶏がらラーメンと唐揚げを頼んだ。中細ストレート麺が多少塩辛い白濁スープにうまく絡みいい食感、トッピングのチャーシューもなかなかなもの、刻み野菜の少し上品なのが気になったがイケた。鳥の唐揚げもジューシーだった。もともとは肉屋さんらしい。美味い。この店は〆に合うラーメン店かも。

京都木屋町『門扇木屋町店』1.スープ★★☆2.麺★★3.トッピング★★4.接客・雰囲気★5.価格★★

2013/01/22

超人の短歌鑑賞 与謝野晶子 未発表? 16首発見

生れたる日をば悲しと何の云ふ一萬日の時の語れる

わが世をばうちまどふしきりにも續きし頃のおぞましき日記

髪よりも静かなるなし夕ぐれの山の色よりみづうみよりも

街行けば涙ぐまるおもひでの必ずわきぬまづしきがため

上記は未発表とみられる与謝野晶子の短歌。1月9日付毎日新聞夕刊の記事。詩人で随筆家の薄田泣菫に送った与謝野晶子の短歌103首の直筆の原稿用紙12枚が発見され、うち16首が未発表らしい。その一部が上記。遺族が寄贈した倉敷市から依頼調査を受けた就実短大准教授の加藤美奈子氏が確認した由。様々な思いが過ぎっているー。

この毎日新聞夕刊社会面右側には、東日本大震災で書店を失って再建した、岩手県大船渡市の書店「ビックボーイ」の奮戦記事。大昔仕事で訪問したかも。当時としては横文字の書店は珍しかった。確か駅前にあって、入ると学年誌が所狭しと平積みしてたね。大船渡市の書店「ビックボーイ」さん、頑張って下さい。陰ながら応援しています。

2013/01/14

成人式の日に初雪

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成人式の今日、初雪しかも14cmの積雪。
窓越しに雪を見て一句。

初雪や物干し竿も二十歳過ぎ

まさしくトンブラネージュ。


2013/01/09

超人の面白映画鑑賞 アルベール・カミュ原作『最初の人間』 2

題名の「最初の人間」とはアルジェリアに根を降ろした家族、特に父を指すものだろうか。また、この物語は移民の子が貧困のなかでその環境に負けず成長してゆく人間ドラマを描くだけではなく、当時のアルジェリア独立戦争の相対立する政治的状況も描いている。
物語は著名な作家になった主人公ジャック・コルムリが戦争で死んだ父親の墓を訪ねるところから始まる。そしてジャックが大学で講演するためアルジェリアへ飛ぶ。本当の旅の目的は母親を訪ねることだが。講演はアルジェリア人とフランス人の派閥の言い争いで混乱するが、講演はこう締めくくって終える。作家の義務とは、歴史を作る側ではなく、歴史を生きる側に身を置くことです。私は固く信じます。アラブ人とフランス人が共存できる可能性を。自由と平等な人々による共存こそが、現在での唯一の解決策です。講演を終えて独りで住む母親のアパートへ。そこで実感したこと、それは相変わらずの母親、そして地中海の青い海ー。いつか心は少年時代に。若くして父親が戦死した家庭には、厳格な祖母、懸命に働く母親、人のいい叔父の慎ましやかな暮らしがあったが、彼らは字が読めなかった。ジャックは貧しさ故に上級学校へ進学できず新聞社で働く。ジャックの才能を見抜いていた教師が上級学校へ行かせようと家族を説得、奨学金をもらうことで上級学校進学が実現―。
場面はアルジェリア里帰りの続きへ。かつての教師に再会する。また、ジャックはアラブ人居住区にかつての憎き級友ムハッドを訪ねるが、そこでムハッドからレンガ職人の息子が爆弾を製造したかどで当局に捕まってしまったことを聞かされ、息子は無実なので助けてほしいと懇願される。ジャックは奔走したが彼は死刑を言い渡されてしまう。その後ジャックは彼の死を知って戦争の無惨さを感じる。そしてラジオで呼びかける。アルジェリア人には人々に相応しい民主的な法が必要である。分裂ではなく団結せよ、しかしテロには反対だ。映画はここで終わる。

久し振りの岩波ホールでの映画鑑賞、このホールも45年か。いつも気になっていて観ようとした時にはすでに遅しのことが多い。パンフレットで過去の上映タイトルを見るとベルイマンやワイダ監督など問題話題作品も数多い。刺激的なのは確か。この映画もカミュ生誕100年記念映画作品で、2011年に作られている。ジャック・ガブラン、カトリーヌ・ソラなどシブイ演技が光った。イタリア人のジンニ・アメリオ監督は、今なお、深く刻まれた戦争の記憶を抱えている人々の懊悩が、正確に表現されている映画を作りたかったと書いている(「EQUIPE de CINEMA No.191」)。また、同じ誌面で仏文学者の海老坂武氏はカミュ研究の最近の成果としてカミュ家の移民はボルドー出身の曾祖父が1代目、父親で3代目だと書いている。

2013/01/06

超人の映画鑑賞 アルベール・カミュ原作『最初の人間』

フランスのオランド大統領が去年12月にアルジェリアを訪問し、旧植民地政策の過ちを宣言したことはまだ記憶に新しい。そのアルジェリアが舞台の映画、アルベール・カミュ原作、イタリア人のジャンニ・アメリオ監督の映画『最初の人間 Le Premier Homme』を観た。アルベール・カミュと言えば、代表作『異邦人』で哲学的命題ー不条理ーを投げかけた作家として有名なノーベル賞作家、その冒頭のフレーズがあまりにも有名だ。

「ママが死んだ。今日いや昨日だったかも知れない」

そして後半部分の陪審員の前で主人公ムルソー(「死」と「太陽」の造語みたい)のあのセリフー。
アラブ人が襲いかかってきてピストルで撃ったのは、

「光眩しい太陽のせいだ」


学生の頃仲間2、3人でポケットシリーズの原書で読んだが、はて何ページ読んだかー。カミュ全集(高校時代の友人Y氏の兄が担当編集者だった)は買い揃えた。しかし哲学的で難解なこともあって何冊か読んだきりでどこかへ行ってしまった。誰かに上げたか古本屋に売ってしまったのだろう。だから今は手許にはない。確か函が白っぽく、全体的に黄色系で洒落ていた。1960年カミュは交通事故により46才で死亡したがトランクの中に未完成の原稿が入っていた。それがこの映画の原作『最初の人間』だった。しかし親族の許可等もあって出版は死後30年以上経った1990年代半ば。『ペスト』、『転落』、『追放と王国』、『カリギュラ』、『誤解』、『戒厳令』、『正義の人びと』、『裏と表』、『シジフォスの神話』、『反抗的人間』、『夏』等の小説、戯曲やエッセイがある。
今年はアルベール・カミュ生誕100年。近々『異邦人』の新訳も出るとか。蘇ったアルベール・カミュー。
さて、映画だ。〈続く〉

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2013/01/04

超人の新年の詩 2013

新年の詩 2013

巳・経験

2013年元旦 
日本列島に寒波襲来
日本海側は真っ白
太平洋側は真っ青

アメリカは崖っぷち 
そして世界は突っ立ったまま

「しあわせの不況」が
歩き始めた
「セカ活」が動き始めた
そして「中年75才説」も
唱えられ始めた

みんな今年の流行語大賞候補
みんな雨上がりの決死隊

どこかにおかしみを残し
どこか不思議

巳・経験
巳・経験

当てるぞ 競馬に競輪競艇
交通費かけても行く 人気の宝くじ売り場
ピンカラピンカラ
みんなどこへいった

いくばくかの夢を買ったのに

巳・経験
巳・経験

増税が始まりそう
減税が終わりそう
政治は後戻り 政治は壊し屋

自爆自棄
雨後の竹の子みたいにできた政党
似たり寄ったり
寄ったり離れたり

巳・経験
巳・経験


安全安心がまだまだなのに
もう始まった 原発再稼働の動き
このいい加減さ
政治は人びとの声に
悲痛な叫びに
本当に応えているか


放射能測定が杜撰と新聞
除染も端折っていると新聞
いい加減さが蔓延り
ボンサンスがいつの間にか
抜け落ちている

この国のカタチはとっくに消えたのに
後生大事にする不思議

巳・経験
巳・経験

株価上昇に浮かれている輩
国の借金1000兆円ー
ギリシャ スペイン ポルトガル どころか
明日は我が身

巳・経験
巳・経験

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