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2012/12/20

超人の面白映画鑑賞 イングマール・ベルイマン作『秋のソナタ』 3

ベルイマンの作品には登場人物は少ないが饒舌さがある。この後の作品『ある結婚の風景』にしてもほとんど夫婦の会話で終始終わっている。これは北欧人の解決法の一つを提示している証左なのか。それにしてもあからさまだ。母娘が激しくぶつかった結果、一つの答えを引き出し、もう一つには解決へと氷解して行く過程が読み取れる。人生の諸問題の、人間の生き方の根源にあるものを抉りながらー。
最後に「ユーロスペース」のパンフレットから。舞台となった北欧ノルウェーの静謐な風景と柔らかな秋の光が、人間たちのドラマに深い陰影をもたらしている。

冬の土曜の昼下がりは生憎小雨模様、ジャストセーフで渋谷の道玄坂にある映画館「ユーロスペース」に入った。やはり年配者、特に女性が多かったが中には若い人たちもいた。ベルイマン映画の世代間を超えた人気だろうか。観客はそう多くはなかった。『第7の封印』、『野いちご』と『処女の泉』も来年7月に上映予定とか。
イングリッド・バーグマンの英語はきれいで分かりやすかったが、スウェーデン語の聞き取りはまだまだで、修業が足りないことを痛感。30年以上経った映画だが決して色褪せていない。『秋のソナタ』は“秋のドナタ”と言い違えてしまうほど(笑)。
この映画の上映を知ったのはインターネットラジオ「オッターヴァ」の視聴者のショパンの「プレリュード2番イ短調」のリクエストからだった。多謝。

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