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2012/07/10

7月の詩 コントにピント

井上ひさし作のコント「死刑」のオチは 昔演じた伊東四朗によれば 忘れられない 今時の芸人が演じてみても遜色がない それほど傑作ということだろう 散々ドタバタ劇を演じたあと 執行する時に電源が入っていないことに気づく これは社会を鋭く突いている フランスのTV2が ヨルダンのテレビ討論の一部始終を 映し出していた いくら怒りを剥き出したからといって 靴を投げる (そう言えばこの地域の他の国で ブッシュに靴を投げた記者がいた)机を倒す 討論相手や司会者を襲う オチは 内ポケットからピストルを取り出し 討論相手を撃とうとした それは無茶苦茶 言語道断 現実は小説よりも奇なり

日本の悲喜劇は観客を忘れて演じられている 凡庸な役者がいくら名演技をしたとして 所詮迷演技 役者は数を絶えず確認し合っている 数の多さが役者の本領だから 数合わせはパズルより難しい 役者があちこちと動くのも厄介 役者の信念はもはや失われたに等しい 名前にこだわっても 同じ穴のムジナ 何だかさっぱり違いが解らない 役者仲間が赤いジュウタンを行ったり来たり 行き先が見えない 帰れない 役者のボスは不退転と陳腐な言葉ばかり やっと決まった演目も妥協の産物 ぶつぶつ 決められねえと啖呵を切るか 役者の叫びは 数取りゲーム 椅子が転がり 目立つは役者不足のオンパレード

かつての栄華は夢のあと ヨーロッパは確実に衰退 誰が助ける 誰かが手を差しのべなければ 亡びる マルクスだってケインズだって 予想したか この体たらく 資本主義がなんぼ みんないつの間にか 病原菌に侵された 何なのかねえ 今それを問うほど 景色は美し過ぎる 過去は華やか過ぎる 境界はうねり過ぎ 中心から遠くを軽んじた 歴史はそれを語っている ギリシャ イタリア スペイン ポルトガル アイルランド ポーランド ルーマニア ハンガリーなど また北欧の国々にも翳り EU理想が崩れるか それは21世紀の総崩れ もはや量るモノサシがない 欲望の果て 政治理念の欠乏 いやはや 地球人よ

あれだけ原発事故に憤りを感じた 3.11以後 熱しやすく冷めやすい日本人が またまた危ない方を目指し始めている これはなんだ いつか来た道 道理が解らない フクシマの人々が人生をメチャクチャにされて路頭に迷っているというのに この有様 地球人よ 何を信じれば良いのか 世は末か がれきの処理すらできずに 佇んでいる日本人 海の向こうでもがれき コンクリートの岸壁まで辿り着いているとは 海は強し マスコミは取り締まる国際法が 今のところないと書くが どうしてどうして 日本人よ クールジャパン パリで ローマで ロンドンで モスクワで タイペイで そしてニューヨークで 日本が弄られている


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