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2012/05/12

クロカル超人が行く 163 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2012 ロシア音楽 4

ここに一冊の本がある。本のタイトルが「チャイコフスキーがなぜか好き」という新書、しかもキリル文字で書かれた著者自身のサイン入りのものだ。Img022_4親しくしているS先生曰く、それはお宝ですときっぱり。その経緯は後ほど触れることにして亀山先生の講演内容に少し触れてみたい。実は立見席の聴講者はレジュメを受け取れなかったのだ。やっと手に入れた時には講演後。 主催者側の準備不足かも知れない。走り書き風のメモが残っているのでそれをみながら印象を記してみたい。

ロシア音楽の真髄は、ひょっとしたら帰れない⇨ノスタルジー、くさみ⇨生活の臭いだー。

最近刊行された上記の本「チャイコフスキーがなぜか好き」に言及、2011年12月〜2012年1月にかけて書き上げ、雑誌「レコード藝術」などに書いたものと合わせた、言わば、書き下ろしプラス雑文の類の本 。一二ヶ月で上梓できるとは書くスピードが速いということだろう。ドストエフスキーの翻訳家はもちろんロシア音楽にも造詣が深いのだ。地方性、大地⇨ロシア正教以前は汎神論的⇨スラブ異教などなどロシア人の魂のふるさとにも及んだ。無料でダウンロードして聴けるyou tubeの話しでは、バイオリニストの五嶋みどりが奏でるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲に惚れ込んでいる様子、筆者も聴いてみたいと思ったほど。このあとロシアプリミティズム、プロコフィエフ、ストラヴィンスキー、旧ソ連の国歌が好き、アヴァンギャルド芸術やソ連の1920年代・30年代研究から50代でドストエフスキー研究再び、と続いた。9.11の時はロンドンにいた由、そして去年3.11以後の7月に被災地を150km歩き、海を眺めた時第六感⇨永遠の感覚、四次元⇨運命の世界を感じたという。被災地で出会った週刊誌記者の“もうやることがなくなってしまった“という話しには胸を打たれた。
最近ラフマニノフもいいとそしてロシア現代音楽をもっと聴いてほしいと講演を締め括った。約1時間の講演は聴衆を魅了した。

追記。先週の日曜日にS先生と会う機会があった。亀山先生には英語学者のお兄さんがいる(そう言えば、スピーカーを直してもらったと講演のなかで話していたっけ)し、NHKテレビロシア語講座を担当していた時には、親しい人たちに1分でも視てと声をかけていたとか。その昔筆者は主にラジオロシア語講座を聴いていたので、テレビの講座はたまに視る程度だった。講師の亀山先生か、残念ながら記憶にない。恐らく大分後かも・・・。ラジオロシア語講座の講師は東郷何某或いは八杉何某と言ったかな、それも今となっては朧げだ。(2012年5月15日 記)

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