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2012/03/01

スウェーデンの映画監督ベルイマン“一家”の一人、俳優エールランド・ヨーセフソンの死

少し前にスウェーデン大使館でイングマール・ベルイマンのマルチメディアによる展示会についてリポートしたが、その円形状のマルチメディア空間の中心から5本のスクリーンに流された映像の中の一つに登場していた俳優が、今夜亡くなった(2月26日)エールランド・ヨーセフソン、享年88歳。彼はベルイマン映画“一家”の一人で俳優、作家そして舞台監督として活躍した。

スウェーデンの有力夕刊紙「アフトンブラデット」の電子版は俳優仲間のインタビューを交えて報じていた。下記はその大意。

舞台仲間の一人、ビョイエ・アールステット氏は彼は人間としても舞台監督としても知性があり寛大だったと語った。
エールランド・ヨーセフソンは女優のリブ・ウルマンと共演したイングマール・ベルイマンの映画『ある結婚の風景』(2008年3月8日付コラム「超人の北欧演劇鑑賞」参照)で有名だ。また、『ファニーとアレキサンドル』や『秋のソナタ』にも出演。さらにヘルシンキの国立劇場やヨーティボリの国立劇場、そしてドラマでも活躍した。
1960年から70年代半ばまで国立劇場の主催者を務め、スヴエンスカ ダーグブラデット文学賞や2003年にはスウェーデンアカデミー王立賞など生涯に数々の賞を受賞。彼は詩集から小説、短編小説それに自伝まで書いた。
ヨーセフソンの親友の一人、作家で演出家だったイェン・ドンネル氏が語る。
彼はエールランド・ヨーセフソンの温くて時折皮肉的なユーモアを指摘。
「彼と付き合うのが楽しみだった。寛大でオープンしかも偏見のない人だった」ビョイエ・アールステット氏とエールランド・ヨーセフソンはイングマール・ベルイマンの映画「ファニーとアレキサンドル」で共演した。彼は先見の明があって寛大な人と振り返る。
「博識で謙遜しかも温かった。劇場の主催者として壮大、私たちには最良の時期だった」
巨人だったとビョイエ・アールステット氏。何度もヨーセフソンと仕事をしたレーナ・エンド女史は彼の温かさを思い出す。
「素晴らしい仲間だったわ。良い雰囲気をつくってくれて安全だったわ。信じられないほど聞き上手で自慢をしない人だったの」と記者に。続けて、「彼は飛びっきり親切だった。私たちはこのあとの人生もあるので、またお互いに会えることを期待したい」

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