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2012/01/13

超人の面白読書 90 ノーベル文学賞受賞者スウェーデンの詩人トーマス・トランストロンメル氏の作品を読む 39

悪魔祓い

15才の冬の時期私は余りの酷い心配事に悩まされた。私は明るい方ではなく暗い方を射した灯りに彩られていた。私は黄昏がかった午後に捕えられ、夜が明けるまで恐ろしくて手をしっかり握ったままだった。ほとんど眠れなかったのだ。普通はベッドに座って目前の薄い本と戯れていた。この時期何冊か薄い本を読んだが本当にそうだったのか言えないのだ。私の記憶の中では何の痕跡を残していなかったからだ。それらの本は灯りをつけるための予備的な本だった。
晩秋が始まった。ある夕方私は映画館へ行って、あるアルコール中毒者を扱った、「浪費された日々」を観た。その映画は精神錯乱状態の男と一緒のところで終わる。今日私が子供じみたと解るはずの連鎖を壊す症状、それが精神錯乱状態なのだが、当時は違っていた。
横になって寝ていると、私は心の中に映画が再上映された。映画を見終わったときのような。
突然部屋の雰囲気が恐怖で張り詰めた。何かが私の身につけているものを取りはらった。突然私の身体が揺れ始めた。特に足が。私は傷ついたぜんまい時計でがたがたと走ったり飛び跳ねたりした。金縛りは自分の意志ではどうにもならないほどコントロールが効かなかった。こんな経験はしたことがなかった。私がうなされ悲鳴を上げたので母が来てくれた。徐々に金縛りは引いた。また来ることはなかった。

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