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2011/11/27

超人の面白読書 90 ノーベル文学賞受賞者スウェーデンの詩人トーマス・トランストロンメル氏の作品を読む 21

戦争

1940年の春だった。私は新聞の上に屈んだ、がりがりの9才だった。黒い矢のドイツ戦車部隊侵入を示す戦争の地図に夢中だった。これらの矢はヒットラーの敵のフランスや私たちのスウェーデンを貫通していた。彼らは私たちの身体に寄生して住んでいた。私は本当に自分をヒットラーの敵とみなした。私の政治的信条は決して心暖まるものではなかった。
9才の政治的信条を書くことは明らかに嘲笑の的だろう。しかしこれは世の中のまともな意味で政治的問題にはほとんどならなかった。参戦するとは単純なことだ。私は社会問題、階級、組合、経済、資源の分配、社会主義や資本主義の競争的な要求のような問題について浅はかな考え方をしなかった。共産主義者はロシアを支持した人だ。“右翼”はいかがわしい言葉だが、政治的残像の終焉でドイツに偏りした人たちだった。金持ちと理解された人たちだ。金持ちとは本当にどういうことだったのか。私たちはたまに金持ちの家族との食事に招かれた。彼らはエッペルヴィーケンに住み、家主は卸売りのディーラーだった。大きな屋敷で白人や黒人の召使がいた。私が気付いたことだが、その家の私と同い年の少年は信じられないほどの大きくて魅力的なおもちゃの自動車やエンジンを持っていた。このようなものをどのようにして手に入れたのか?私がふと思いついたのはその家族は違った社会階層に属していたということだ。普通は大きなおもちゃの自動車など買えない階層の人たちだ。このことは今尚孤立していてるが大して重要な記憶ではなかった。

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