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2011/03/29

超人の面白ラーメン紀行 144 神田神保町『肉そば総本山けいすけ 神保町』

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 『肉そば総本山 けいすけ 神保町』は出来て1ヶ月半の店。以前は確か定食屋さんだったところ。この辺はラーメン店が多いがまた、新旧交代も激しい。湯島店に続いての出店らしいが、すでに毎日のように行列ができている。筆者は東大前にある『けいすけ』は知っていた。この店の名前がバラエティーに富んでいて少し面食らうこともしばしば。成り立ちやその後の暖簾分けに何かあるのかしら。
 ともかく並んで入った。ラーメン店で初めて見たタッチパネル形式の注文方式、ラーメン店も進化しているのだ。醤油か味噌味か迷ったが、50円高い肉そば味噌、730円に決めた。カウンターのほぼ中央に座った。コの字型のカウンターは18人掛けで満席。ラーメンを啜る音があちこちから聞こえてくる。学生、サラリーマンが多いが、意外と女性客がいた。厨房も9人中3人は女性だ。威勢がいい。注文のラーメンが出てくるまで柴漬けを一口。そうこうしているうちに肉そば味噌が登場。生姜香味を溶かして一振り、濃い味の味噌だ。薄切りで柔らかな肉が麺が見えないほどたっぷり、その肉を掻き分けてやや黒っぽい独特な麺をすくい上げた。歯応えがいい。ネギやメンマもいい。しかし筆者には肉が多すぎ味噌味が濃過ぎた。
 メニューは看板の肉そば醤油(680円)、肉そば味噌(730円)、肉そば塩(680円)、大盛は100円増し、極みは200円増し。営業時間11:00〜23:00。年中無休。
店内には東京駅地下街に4月8日オープンする「東京ラーメンストリート」の案内。『斑鳩』他9店舗が軒を並べる。もちろん『けいすけ』も。
『肉そば総本山けいすけ 神保町』1.スープ★★☆2.麺★★☆3.トッピング★★★4.接客・雰囲気★★5.価格★★☆

2011/03/26

3月の詩 原発 iranai

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2011/03/25

東日本大震災言葉採集

菅直人首相が東電幹部に覚悟して下さい、このまま撤退したら100%潰れると怒鳴ったらしい。(朝日新聞2011.3.25携帯ニュース)

東日本大震災言葉採集

福島第一原発。
放射能漏れ。
基準値。
マイクロシーベルト。
ミリシーベルト。
全電源喪失。
溶融。
メルトダウン。
原子炉。
建屋。
冷却装置。
海水。
真水。
核燃料プール。
水素爆発。
タービン。
格納容器。
ベント(排気)。
放射性ヨウ素。
除染。
政府発表。
想定外。
野菜。
ベクレル。
ヨウ素131。
セシウム。
無策。
無能。
食べても大丈夫。
出荷停止。
安全。
安心。
避難距離。
自主避難。
風評被害。
不満。
怒り。
呆れ。
信頼。
不信。
チェルノブイリ。
スリーマイル島。
官房長官発表。
原子力安全・保安局。
顔。
見えない。
対応。
後手。
曖昧。
あわふた。
原発作業員。
被ばく。
原発冷却。
早く。
アイスランド。
放射能検出。
計画停電。
不公平。
東電。
2兆円。
緊急融資。
銀行団。
大津波。
tsunami(tidal wave)。震度強。
マグニチュード。
避難。
埼玉県。
スーパーアリーナ。
民主党幹事長。
視察。
ものと人。
ありーな。
余震。
頻繁。
瓦礫。
復旧。
死者。
1万人以上。
2011.3.26。
東北太平洋沿岸。
貞観地震。
六ヶ所村。
三沢市。
八戸市。
洋野町。
久慈市。
野田村。
普代村。
田野畑村。
岩泉町。
宮古市。
山田町。
大槌町。
釜石市。
大船渡市。
陸前高田市。
気仙沼市。
南三陸町。
女川町。
牡鹿半島。
石巻市。
東松島市。
仙台市。
名取市。
岩沼市。
恒理町。
山元町。
新地町。
相馬市。
南相馬市。
大熊町。
双葉町。
浪江町。
久ノ浜。
いわき市。
小名浜。
須賀川。
白河市。
北茨城市。
東海村。
水戸市。
旭市。
市原市。
炎上。
浦安市。
新木場。
液状化。
東京都港区。
いわき支援。

絆。
助け合い。
義援金。
自助。
互助。
共助。
公助。

震災復興庁。

2011/03/22

超人が最近送った書簡―東北地方太平洋沖地震

拝啓 弥生3月は、T.S.エリオットのいった“4月は最も残酷な月だ”を1ヶ月前倒ししたような、最悪の月として後世に語り継がれるでしょう。
 お元気ですか。先週の会合に私事で出席出来なくて大変申し訳ありませんでした。
 今回の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で友人のいるいわきも大分被災し大変な状況です。大地震、大津波、原発からの放射能漏れと未曾有の一大事、被災して死亡、避難を余儀なくされた友人の親戚もいます。自然災害とはいえ酷いものです。地震や津波被害も甚大ですが、それよりいわきでは原発の放射能漏れの影響が心配です。人体に与える影響など住民には不安なファクターで一杯、その上政府による発表が追い打ちをかけ、情報の迅速さと正確さそれに対応、保障などが明確に流れていないのが現状のようです。いわきは危ない、との風評被害が出ていて、いわき副市長は頭を抱えているらしいです(毎日新聞新聞3月20日付朝刊)。現に心配で出身地のいわきへ帰省しようとしたサラリーマンが、東京からタクシーに乗ろうとしたら断わられたとの新聞報道もあります。飲み物、農作物、海産物と次から次へと原発の悪影響が出始め、生産者の生活、首都圏までの生活を脅かす始末、特に計画停電は仕事にも影響しそうです。今のところ東京23区は大丈夫ですが、近郊からの通勤に支障が出たりしております。また、買い漁り、ガソリン不足(大地震で被害のあった石油備蓄タンクが稼働してまもなく解消される模様)と首都機能にも不安を掻き立てる事態が生じて経済の減速は避けられず、一部の外国の機関では20兆円の大損害と試算しております。 これから日本経済も多少上向きに回復になるかと思われた弥生3月、100年か200年に一度という未曾有の広域大自然災害が起きたのです。地震大国の宿命です。自助、共助、互助、公助の精神を忘れることなく、この災厄を乗り越えて行かなければなりません。幸いにボランティアの中にはたくさんの若い人たちもおります。希望を持ちながら少しでも前へ歩みば、必ず復興を成し遂げることができるはずです。今自分たちには何ができるか、そこから始めようではありませんか。取り留めもない内容で申し訳ありません。今後ともよろしくお願いします。時節柄ご自愛下さい。                          敬具

2011/03/21

超人のジャーナリスト・アイ 136 東日本大震災福島第1原発事故 20~30キロ圏内、続く混乱 

毎日新聞 2011年3月20日 東京朝刊より。

東日本大震災:福島第1原発事故 20~30キロ圏内、続く混乱

※半径80キロは米国が自国民に出した避難勧告の範囲 ◇患者ら120人、避難できず
 東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の半径20キロ圏内に出された避難指示と、20~30キロ圏内の屋内退避指示の影響で、福島県内の周辺自治体に混乱が広がっている。避難の難しい入院患者だけが取り残されたり、圏外なのに運送会社に物資輸送を断られるなどの事態が発生。住民の安全を図るための措置でなぜ、混乱が起きているのか。【樋岡徹也、福永方人、堀智行】

 ◇受け入れ先なく--福島・広野町
 政府が屋内退避指示を出した半径20~30キロ圏内にある広野町。町は13日、「放射性物質が届く可能性があり、早めに避難した方がいい」と、全町民約5500人に避難指示を出した。大半は自家用車や町が用意したマイクロバスで周辺5市町村の避難所へ移動したが町内には今も入院患者など約120人が残る。「電気も電話も通じない中で限界だった」。町の福祉担当職員は無念さをにじませた。

 このうち計約110人は、同町の高野病院の入院患者らと、同じ敷地内にある特別養護老人ホーム「花ぶさ苑」の入所者。病院は町の避難指示を受け、受け入れ先の病院や施設を探そうとしたが、停電で電話をかけられなかった。県に受け入れ先を探すよう求めても見つからなかった。

 町と協議した結果、「寝たきりや治療が必要な人を無理に移動させても、結局行き着くのが体育館では逆に悪影響になりかねない」と判断。医師や看護師6人と入院患者らは残ることになった。町役場の機能も15日、原発から約40キロ離れた同県小野町へ移転した。

 問題はそれだけではない。電話が通じないため、町は患者らの容体や物資が足りているかなど状況をほとんど把握できない。18日に初めて自衛隊を通じて情報が入り、燃料や食料を差し入れた。男性職員は「不安に思っているお年寄りも多い。埼玉県や栃木県で受け入れ先を探しており、見つかり次第すぐに移したい」と話す。

 「遠く離れた福島市よりはるかに放射線量は少ないのに」。同じく20~30キロ圏内にある南相馬市の大町病院の今野覚治事務長(65)はため息をつく。病院周辺でも住民の避難が相次ぎ、燃料を確保しようとガソリンスタンドには1000台以上の列ができている。

 同病院は放射性物質対策として、4日前から外来を中止。145人の入院患者を40人のスタッフとボランティアで支えている。しかし、市が30キロ圏内にいる住民の集団避難を発表すると、「危険なのでは」とボランティアが来なくなり、急きょ別のボランティアを手配せざるを得なかった。

 ◇輸送敬遠、滞る物資
 30キロ圏外の自治体でも、深刻な影響が出ている。市北部のごく一部が30キロ圏内に入るいわき市。「『いわき市は危ない』という間違った情報がインターネットなどにまん延し、物流が深刻な状況だ」。鈴木英司副市長(59)は悲鳴を上げる。

 屋内退避の指示が出て以降、運送会社が同市までの燃料や食料の輸送を敬遠し、途中の郡山市までしか運んでくれなくなった。市役所や非番の消防職員を動員し、市内まで運んでいるという。

 さらに、届いた物資をガソリンスタンドやコンビニエンスストアに振り分けようとしても、店舗から「従業員が避難してしまい、営業できない」と受け入れを断られる事態に発展。鈴木副市長は「ようやく物資が届いたと思ったら、今度は売る人がいない」と頭を抱える。断水などインフラの復旧遅れも不安に拍車をかけている。

 なぜ30キロ圏外でもこうした事態に陥ったのか。鈴木副市長は「的確な情報が足りないためだ」と指摘する。30キロ圏内に入るのは14地域のうち北部の1地域だけだが、政府が屋内退避を発表した際、市全体が対象のように受け取られ、東京の親族に身を寄せる市民が出るなど動揺が広がった。

 鈴木副市長は「放射線の数値を見ても、市民にはどのくらい危険か判断しにくく、不安ばかりが募る。早め早めの正確な情報を一番望んでいる」と訴えた。

 ◇国の指針不十分 防災対策は「10キロ以内」
 国の原子力安全委員会が策定した防災対策指針は、「防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲」(EPZ)の目安を原発から半径8~10キロ以内とする。EPZは、住民の被ばく対策が必要なエリアとして「技術的にあえて起こりえない事態まで仮定して決めた」とし、「範囲外では屋内退避や避難などの防護措置は必要ない」としている。原子力施設周辺の自治体はこれを基本に、原子力災害対応の基本となる地域防災計画を策定している。

 だが今回、避難指示は半径20キロ、屋内退避指示は20~30キロ。結果的には、国の想定が不十分だったことを認めたも同然だ。そして、国の指針で示されたEPZを超える設定に、原発事故を想定もしていなかった周辺自治体には混乱が広がった。

 20~30キロ圏内の広野町は、近隣自治体と原子力災害対策計画を作り、避難経路などを定めている。だが、計画で想定している範囲は「半径10キロ」。広野町災害対策本部の職員は「10キロ以上は安全だと思っていた。20~30キロまで範囲が広がることは想定外で、混乱が生じた一因だ」と説明する。市の3分の2が30キロ圏内になった南相馬市の災害対策本部の職員はそもそも、「原発事故を想定した避難計画というのは聞いたことがない」と話した。

 20キロ圏内にある富岡町。幹部は「防災計画にない広域避難を指示するなら、避難先や避難経路の確保は国や県がやるべきだ」と憤る。

 ◇米国の想定は格納容器爆発
 EPZの範囲は妥当なのか。

 原子力施設に詳しい技術評論家の桜井淳さんによると、米国には70年代にまとめられた原発の被害想定データがある。出力100万キロワットの原子炉が炉心溶融を起こし、格納容器が爆発して放射性物質が上空1500メートルまで噴き上がった事故を想定。標準的な気象条件(快晴、風速10メートル)などでは、被ばく量が致命的な値となるのは、半径20~30キロ程度とされたという。桜井さんは「危機管理上、最悪の事態が起こりうることを考慮し、この程度の範囲まで想定すべきだったのでは」と指摘する。

 米国は16日(日本時間17日未明)、福島第1原発から半径50マイル(約80キロ)以内に住む米国人や救援活動にあたる米軍に対し予防措置として圏外に避難するよう勧告した。桜井さんは米国の70年代の被害想定を基に「50~100キロ圏内は健康に大きな影響はなく、100キロ以上なら全く影響がないとされており、そうした基準から判断したのでは」と推測する。

 日本の想定とは全く違う米国の反応は、周辺住民の不安に拍車をかけることになった。いわき市の鈴木英司副市長は「米国が80キロ以上離れるよう指示するなど、何か動きがあれば動揺が広まってしまう」と嘆いた。国の甘い想定のツケを地域住民が払わされている。

超人のジャーナリスト・アイ 135 New York Timesの東日本大震災報道 

March 20, 2011
Japan Makes Progress at Nuclear Reactors, but Contamination Spreads
By HIROKO TABUCHI and NORIMITSU ONISHI
TOKYO — Japan appeared to make moderate progress in stabilizing some of the nuclear reactors at the stricken Fukushima Daiichi power plant on Sunday, but at the same time it disclosed new signs of radioactive contamination in agricultural produce and livestock.

The government said it was barring all shipments of milk from Fukushima Prefecture and shipments of spinach from Ibaraki Prefecture, after finding new cases of above-normal levels of radioactive elements in milk and several vegetables.

Relatively high levels were also found in spinach from Tochigi and Gunma Prefectures to the west, canola from Gunma Prefecture and chrysanthemum greens from Chiba Prefecture, south of Ibaraki.

The emergency efforts to mitigate damage at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station, meanwhile, brought some notes of relief in the face of persistently dire conditions. The authorities said they had restored water pumps to two damaged reactors, Nos. 5 and 6, that were not of central concern, putting them under control in a state known as “cold shutdown.”

But another reactor that has proved more worrisome, No. 3, continued to bedevil engineers.

The Tokyo Electric Power Company, which runs the plant, appeared to have experienced a serious setback as officials said that pressure buildup at the ravaged No. 3 reactor would require the venting of more radioactive gases.

But at a news conference a few hours later, officials from the power company said that the pressure had stabilized and that they had decided they did not need to release the gases immediately, which would have heightened worries about wider contamination among the population. They said they were unsure what had caused the pressure to rise, highlighting the uncertainty engineers must still grapple with at Fukushima.

The power company also said that on Sunday workers injected 40 tons of water into the storage pool containing spent fuel rods at Unit No. 2, and that firefighters began spraying water into the pool at Unit No. 4. On Saturday, firefighters sprayed water at the storage pool of Unit No. 3 for more than 13 hours.

The reactors placed in cold shutdown were already shut down before the earthquake and the tsunami struck on March 11, posing less of a risk than the other reactors at the plant. But their cooling systems were knocked out, and the fuel rods left inside the reactors started to heat up, together with spent fuel rods in a separate storage pool.

“We are getting closer to bringing the situation under control,” Tetsuro Fukuyama, the deputy chief cabinet secretary of the Japanese government, said of the entire plant late Sunday.

After connecting a mile-long electrical transmission line on Saturday, workers made progress in starting to restore power to the plant, which may allow the operator to restart its cooling systems. The government said that power was returned to Reactor No. 2 at 3:46 p.m. Sunday, and that other reactors were also expected to gain power early in the week.

Even with electrical power extended to the reactors, there was no immediate indication from officials that the damaged pumping systems could be quickly restored.

“In general, our utmost efforts are producing definite results in preventing a worsening of the situation,” said Yukio Edano, the government’s chief cabinet secretary, who confirmed for the first time that the nuclear complex — with heavy damage to reactors and buildings and with radioactive contamination throughout — would be closed once the crisis was over.

Steven Chu, the United States secretary of energy, also conveyed optimism in an interview on “Fox News Sunday,” saying that “with each passing hour, each passing day, things are more under control.”

Japanese technicians who are trying to limit the spread of radiation “are making very good progress,” he said.

Despite the positive tone from officials, steep challenges persist. Workers were trying to avoid further damage to fuel rods in the reactor cores of Nos. 1, 2, and 3, and to prevent rods in the storage pools of Nos. 2, 3 and 4 from overheating.

Some experts project that the longer it takes to resolve the crisis fully, the greater the chances that one or more reactors or fuel storage pools will have to be abandoned, increasing the risk of a catastrophic release of radiation.

The plant remains a hazardous place for the emergency crews trying to stave off further damage. At least 25 workers and five members of the Japanese Self-Defense Force have been exposed to unsafe amounts of radiation, according to the power company. At least 20 workers and four self-defense soldiers have been injured, and two workers remain missing.

Radiation contamination, meanwhile, appears to be spreading rapidly. The substances detected in the food products were iodine 131 and cesium 137, two of the more dangerous byproducts of reactor operations that are feared to have been released from the plants in Fukushima. If absorbed through milk and milk products, iodine 131 can accumulate in the thyroid and cause cancer. Cesium 137 can damage cells and lead to an increased risk of cancer.

Mr. Fukuyama, the deputy chief cabinet secretary, stressed that although the readings were above levels deemed normal, they posed no immediate health risks.

“At current levels, I would let my children eat the spinach and drink the water” from Fukushima, he said. His children did not drink much milk, he added.

None of the produce found to be contaminated has been shipped to market, he said, while acknowledging that contaminated produce that had not been tested could have slipped through.

Spinach from a farm in Hitachi, about 45 miles from the plant, contained 27 times the amount of iodine that is generally considered safe, while cesium levels were about four times higher than is deemed safe by Japan. Meanwhile, raw milk from a dairy farm in Iitate, about 18 miles from the plant, contained iodine levels that were 17 times higher than those considered safe, and milk had cesium levels that were slightly above amounts considered safe.

While challenges with the nuclear facility and radiation contamination persist, stories of individual dramas continued to emerge in the wake of the earthquake and the tsunami that slammed into the country’s northeastern coast on March 11.

On Sunday, two people were reported to have been found alive, nine days after the disaster. An 80-year-old woman and her 16-year-old grandson were found under the debris of their home in Ishinomaki, about 30 miles northeast of the city of Sendai, according to Miyagi Prefecture police officials and the public broadcaster NHK.

The boy, identified as Jin Abe, crawled out of the debris of the family home and was found by local police officers, who called rescuers to free his grandmother, Sumi Abe, NHK reported. Both were hospitalized, but details of their condition were not immediately available.

Meanwhile, the National Police Agency raised the official death toll to more than 8,400 from the 9.0-magnitude earthquake and ensuing tsunami. The final toll is now expected to reach nearly 20,000. At a news conference, police officials in Miyagi, the prefecture hit hardest by the tsunami, said they expected the toll there alone to exceed 15,000.


Kantaro Suzuki contributed reporting from Tokyo.

2011/03/17

超人のジャーナリスト・アイ 134 ニューヨーク タイムズ紙が伝える福島原発事故の記事

下記はアメリカのニューヨーク タイムズの2011年3月16日付の電子版から。

U.S. Calls Radiation ‘Extremely High,’ Sees Japan Nuclear Crisis Worsening
By DAVID E. SANGER, MATTHEW L. WALD and HIROKO TABUCHI
Published: March 16, 2011

WASHINGTON — The chairman of the United States Nuclear Regulatory Commission gave a far bleaker appraisal on Wednesday of the threat posed by Japan’s nuclear crisis than the Japanese government had offered. He said American officials believed that the damage to at least one crippled reactor was much more serious than Tokyo had acknowledged, and he advised Americans to stay much farther away from the plant than the perimeter established by Japanese authorities.

The announcement opened a new and ominous chapter in the five-day-long effort by Japanese engineers to bring the six side-by-side reactors under control after their cooling systems were knocked out by an earthquake and a tsunami last Friday. It also suggested a serious split between Washington and its closest Asian ally at an especially delicate moment.

The Congressional testimony by Gregory Jaczko, the chairman of the commission, was the first time the Obama administration had given its own assessment of the condition of the plant, apparently mixing information it had received from Japan with data it had collected independently.

Mr. Jaczko’s most startling assertion was that there was now little or no water in the pool storing spent nuclear fuel at the No. 4 reactor of the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station, leaving fuel rods stored there exposed and bleeding radiation into the atmosphere.

As a result, he said, “We believe that radiation levels are extremely high, which could possibly impact the ability to take corrective measures.”

His statement was quickly but not definitively rebutted by officials of Tokyo Electric Power, the Daiichi’s plant’s operator, and Japan’s nuclear regulatory agency.

“We can’t get inside to check, but we’ve been carefully watching the building’s environs, and there has not been any particular problem,” said Hajime Motojuku, a spokesman for Tokyo Electric.

Later Thursday, a spokesman for Japan’s Nuclear and Industrial Safety Agency, Yoshitaka Nagayama, was more equivocal, saying, “Because we have been unable to go the scene, we cannot confirm whether there is water left or not in the spent fuel pool at Reactor No. 4.”

At the same time, officials did raise concern about two other reactors where spent fuel rods were stored, Nos. 5 and 6, saying they had experienced a slight rise in temperature.

On Wednesday night, Mr. Jaczko reiterated his earlier statement and added that commission representatives in Tokyo had confirmed that the pool was empty. He said Tokyo Electric and other officials in Japan had confirmed that, and also stressed that high radiation fields were going to make it very difficult to continue having people work at the plant.

If the American analysis is accurate and emergency crews at the plant have been unable to keep the spent fuel at that inoperative reactor properly cooled — it needs to remain covered with water at all times — radiation levels could make it difficult not only to fix the problem at reactor No. 4, but to keep servicing any of the other problem reactors at the plant. In the worst case, experts say, workers could be forced to vacate the plant altogether, and the fuel rods in reactors and spent fuel pools would be left to meltdown, leading to much larger releases of radioactive materials.

While radiation levels at the plant have varied tremendously, Mr. Jaczko said that the peak levels reported there “would be lethal within a fairly short period of time.” He added that another spent fuel pool, at Reactor No. 3, might also be losing water and could soon be in the same condition.

On Thursday morning, Japan’s Self-Defense Forces started dumping water from a helicopter on reactor No. 3, making four passes. They planned to do the same for No. 4 sometime Thursday.

On Wednesday, the American Embassy in Tokyo, on advice from the Nuclear Regulatory Commission, told Americans to evacuate a radius of “approximately 50 miles” from the Fukushima plant.

The advice to Americans in Japan represents a graver assessment of the risk in the immediate vicinity of Daiichi than the warnings made by the Japanese themselves, who have told everyone within 20 kilometers, about 12 miles, to evacuate, and those 20 to 30 kilometers to take shelter. While maps of the plume of radiation being given off by the plant show that an elongated cloud will stretch across the Pacific, American officials said it would be so dissipated by the time it reached the West Coast of the United States that it would not pose a health threat.

“We would recommend an evacuation to a much larger radius than has currently been provided by Japan,” Mr. Jaczko said. That assessment seems bound to embarrass, if not anger, Japanese officials, suggesting they have miscalculated the danger or deliberately played down the risks.

It was not immediately clear how many people live within the zone around the plant that American officials believed should be evacuated. But the zone gets far closer to the city of Sendai, with its population of one million, which took the brunt of the earthquake last week.

At a hearing on Wednesday, Senator Barbara Boxer, chairman of the Senate Environment and Public Works Committee, pointed out that 50 miles could take in a huge number of people; San Onofre, in her home state, California, has seven million people living within that radius, she said.

American officials who have been dealing with their Japanese counterparts report that the country’s political and bureaucratic leadership has appeared frozen in place, unwilling to communicate clearly about the scope of the problem and, in some cases, unwilling to accept outside assistance. Two American officials said they believed that the Japanese government itself was not getting a clear picture from the Tokyo Electric Power Company.

“Everything in their system is built to build consensus slowly,” said one American official who would not be quoted by name because of the delicacy of discussions with Japan. “And everything in this crisis is about moving quickly. It’s not working.”

United States Air Force officials announced Wednesday that a Global Hawk remotely piloted surveillance plane would be sent on missions over Japan to help the government assess damage from the earthquake and the tsunami. A Pentagon official said the drone was expected to fly over the stricken nuclear plant.

American officials were careful to offer no public comparisons to past nuclear accidents when discussing the Fukushima disaster. But clearly the crisis in Japan already far outstrips what happened at Three Mile Island in Pennsylvania, where very little radiation escaped a crippled reactor. The effort now is to keep the Japanese crisis, involving at least three reactors that had been in active use before the quake, and three others that were inactive but had storage pools for spent fuel, from escalating to the levels of the worst nuclear disaster in history: Chernobyl.

Though the plant’s reactors shut down automatically when the quake struck on Friday, the subsequent tsunami wiped out the backup electronic pumping and cooling system necessary to keep the fuel rods in the reactors and the storage pools for spent nuclear fuel covered with cool water.

The spent fuel pools can be even more dangerous than the active fuel rods, as they are not contained in thick steel containers like the reactor core. As they are exposed to air, the zirconium metal cladding on the rods can catch fire, and a deadly mix of radioactive elements can spew into the atmosphere. The most concern surrounds Cesium-137, which has a half-life of 30 years and can get into food supplies or be inhaled.

Mr. Jaczko (pronounced YAZZ-koe) said radiation levels might make it impossible to continue what he called the “backup backup” cooling functions that have so far helped check the fuel melting inside the reactors. Those efforts consist of using fire hoses to dump water on overheated fuel and then letting the radioactive steam vent into the atmosphere.

Those emergency measures, carried out by a small squad of workers and firefighters, represent Japan’s central effort to forestall a full-blown fuel meltdown that would lead to much higher releases of radioactive material into the air.

Mr. Jaczko’s testimony, the most extended comments by a senior American official on Japan’s nuclear disaster, described what amounts to an agonizing choice for Japanese authorities: keep sending workers into an increasingly contaminated area in a last-ditch effort to cover nuclear fuel with water, or do more to protect the workers but risk letting the pools boil away — and thus risk a broader meltdown.

According to Tokyo Electric’s data, the spent fuel pool at the No. 4 reactor contains 548 fuel assemblies that were in use at the reactor until last November, when they were move to the storage pool on the site. That means that the fuel rods were only recently taken out of active use and that their potential to burn and release radioactivity is higher than spent fuel in storage for a longer period.

Experts say workers at the plant probably could not approach a fuel pool that was dry, because radiation levels would be too high. In a normally operating pool, the water not only provides cooling but also shields workers from gamma radiation.

Earlier in the day, Japanese authorities announced a different escalation of the crisis at Daiichi when they said that a second reactor unit at the plant, No. 3, might have suffered damage to its primary containment structure and appeared to be releasing radioactive steam.


David E. Sanger and Matthew L. Wald reported from Washington, and Hiroko Tabuchi from Tokyo. Keith Bradsher contributed reporting from Hong Kong.


昭和はもはや遠くなりつつ―ある死その4 続々々

 筆者はここ30年間位は貴美子叔母とは主に親戚の葬式で会うぐらいだった。晩年は自家用車を危なげに運転していたが、その前―ビジネスが順調な頃―は、当時としては珍しかった叔父運転の高級車で実家などに見えたものだ。ふくよかさと語りかけるような独特なトーン(商いの語り口と筆者は勝手に思っている)が印象的。
貧乏学生の頃に娘の大学受験に備えて大学の下見に付き合い、案内したことがあったっけ。その後盆の帰省の折などに実家に寄っては、2人の娘が学生生活を送っている状況を面白おかしく、多少誇らしげに語っていたのが今となっては懐かしい思い出だ。
 また、筆者がすぐ下の弟と貴美子叔母の青果店でアルバイトに駆り出されたのはいつ頃だったか。中学生の頃? その仕事は主に正月用のナマス作りだった。12月の25日過ぎの冬休み、北風の吹く崖っぷちの青果店の外で人参や大根を切り酢と混ぜて袋詰めする作業は手がかじかんでしまうほどの難儀な仕事だった。泊まりがけでのアルバイト、終わると貴美子叔母が狭い台所で何か下ごしらえをしていた。それはその時初めて食べたすき焼きだった。叔母の得意料理の一つだった。今でも忘れられない味。ある時など―確か元旦―いやに静かなので窓を開けたらそこは一面銀世界。夜のうちに雪が降っていたのだ。辛いアルバイトの後に見る光景は感動そのものだった。
 貴美子叔母はよく喋ったが、反対に叔父は寡黙で絶えずタバコをくゆらしていた。店番をしていたときなどでもそうだった。
 その後叔父の青果店は叔母との二人三脚で繁盛、名称も替えて株式会社に。筆者の身内も参画、ビジネスの栄枯盛衰を味わうのだが、この話はここまでである。この間筆者は都会の喧騒を昼夜問わず彷徨っていた時代だからだ。
 ところで、筆者のもっとも遠い記憶は、叔父(筆者の父親の末弟)の家の中、しかも蚊帳の奥にいた若い時の叔母の姿、その光景が脳裏に焼きついている。あの時何を話していたのだろうか―。
 生前のご厚情に感謝しつつご冥福を祈りたい。天国で叔父とゆっくりと語り合って下さい。

2011/03/16

昭和ももはや遠くなりつつ―ある死その4 続々

こうも地震と原発の放射能漏れが続くと日本国の現状の脆弱さを強く意識せざるを得ない。避難民続出だろう。原発の放射能漏れは、ただ単に自然災害だけではなく、だんだんと分かるにつれ人災の可能性も…。酷いものだ!
ニューヨークは強い一枚岩でできているので地震がない。だから却って19世紀の遺物が露呈することもある。筆者は20年ほど前にマンハッタンの42丁目あたりにあったレストランの従業員の宿泊施設を見せてもらってビックリしたことがあった。19世紀張りの螺旋階段、場末のキッチンインが残っていて、蜘蛛の巣がかったところを通って寝泊まりしていた。それは頑強な建物そのものがまだ残っている証拠だ。しかし耐震性はなくとも老朽化はある。こういった建物がニューヨークにはたくさんある。石の文化である。

さて、貴美子叔母の話だ。ちょっとその前に最新家族ニュース、筆者の親戚にも新たに今回の大地震・放射能漏れの危険にさらされて脱出の騒ぎが沸き起こっている。またもや身近にだ。今度は比較的若い世代だ。いやはや、世は末世の様相―。テレビの報道は評論しているだけでは使命が足りない―。〈続く〉

2011/03/15

昭和ももはや遠くなりつつ―ある死その4 続

 貴美子叔母は気丈夫だった。何年か前に肺癌で亡くなった叔父(叔母の夫)は、寡黙を地で行くような人だったが、夫婦は似た者同士か補完関係かのどちらかに属するようで、貴美子夫婦は後者のようだった。その叔父は、濃い顔に加えて黒縁の眼鏡の奥から投げかける視線は鋭く、滅多に笑わないが笑うと何とも言えない人懐っこさを感じたものだ。“イージーライダー”のはしりだったらしく、バイクや車に夢中だった、二世商人(あきんど)の青春があったとは叔父の葬送での話だ。筆者は今書いている最中に思い出したのだ。洒落ていたのである。
また、ある見舞いの時に死期が近かったせいか病室に叔父から筆者が呼び出された。ちょうどその時には筆者の母も同じ病院の別の棟に入院していたのだった。痩せ細った身体に強い抗がん剤のあとを見て痛々しかった。叔父は愛煙家だった。その傍らで半ば諦め、半ば一縷の望みを託して母娘の屈託のない介護の有様を見た光景が筆者には忘れられない。叔父はそれから2ヶ月足らずで他界した。

「何せ、醤油が何より好きで、よく白いご飯にかけていたから」

 健康には人一倍気を遣っていたはずの叔母だが、この行為には諦めムードだったかも知れない。それは上記の叔母の一言に表れている。醤油好きの筆者もこの時はドキッとしたものだ。
 叔母が今回の大地震で突然この世を去るとはにわかに信じがたい出来事。人はいつどこで消え去るか分からないものだ。元気の良かった叔母も然りだ。筆者は幼少期から何かにつけ面倒をみてもらった一人、口うるさかったがある筋を通した言動は筆者の支えになっている。商人魂を持ち続けた最後の人間だったような気がする。エピソードは盛りだくさんあるが、それは次回に。

昭和ももはや遠くなりつつ―ある死その4

 3月12日土曜の夕方、筆者の妹から電話が入った。それは悪い知らせだった。今回の大地震の被災地でもある田舎の人たちの安否を確認していた最中の出来事。貴美子叔母(仮名)が講習会の最中に強い地震で頭を打撲、近くの病院に運ばれたがまもなく死亡したとのこと。兄の無事を電話で確認したばかりで、叔父叔母はと訊ねたが通信があまり良い状態でないので分からないと言っていた。それから1時間後のことだった。
 確か昭和7年生まれの貴美子叔母は、今ではほとんど見られなくなった家婚式をあげて隣町の商家に嫁いだ。この家婚式はその後ほとんど見かけなかったが、最近筆者の住んでいるところから比較的近い民家風の宴会場専門の施設ではむしろ家婚式を売り物にしているとタウン誌の創刊号に書いてあった。
 貴美子叔母の家はかつての炭坑地区の一角で、長屋が並んだ一番端の崖っぷちにあった。もちろん商家だから店を持っていた。青果を中心とした当時としては比較的大きな雑貨店を営んでいた。

朝日新聞電子版(2011年3月15日付)の地震による死亡者リストには名前を間違えて掲載されている。


2011/03/12

超人の面白読書 83 「文藝春秋」2011年3月号掲載の第144回芥川賞受賞作品 朝吹真理子作『きことわ』を読む

 この書評を書こうとしたら大地震が起きた。都心も大分揺れた。本当に地震は怖いと改めて感じた次第。被災地の方々には大変お気の毒、お見舞いを申し上げたい。日本は地震大国だが、予知が確実にできないかと切に願うのだが…。

 朝吹真理子作『きことわ』を主に朝の通勤電車で読んだ。構成がうまい、感覚的なものの言語化がうまい、夢を描くことがうまい、と秀逸の点。髪の毛についてのエロティシズムもある。選評もいい。しかし、筆者はこの小説の内容にけだるさを感じた。プルースト的な夢の饗宴ができる才能は確かに感じられるが、内容がかったるいのだ。他愛ないストーリーで迫る気迫が文章に感じられないのだ。社会性がないといえば嘘になるが希薄のようだ。女性の話。正反対の『苦役列車』の方が筆者には似合う。きことわ、とわきこ、きことわ、とわきこ、とわきこ(本当に言いづらい)、結局2人とも夢を見た。極小と極大の妙、その道具立てには感服したが。
 この小説の出だしはこうだ。

永遠子は夢をみる。
貴子は夢をみない。

 逗子にある別荘の持主と管理人の話で、その別荘を整理しに来ることからこのストーリーは始まる。現在過去過去現在未来と時間軸が螺旋状に動く。筆者は時にどこからが過去の回想で、どこからが現実のことなのか正直戸惑った。通勤電車で同じところを二三回読み直した。偶然にだがこれが良かった。トリックがみえたのだ。西村賢太は90%本当の話と言うが、朝吹真理子は90%嘘の話だという。どちらも力量を感じる短編である。これからどれだけやれるか見物ではある。

作者の受賞の言葉から。
 
 物理的な時間の流れと感覚の間には齟齬があり、自分の感じている瞬間を数珠つなぎに結ぼうとしても、瞬間は線上であることを拒みます。時間感覚のふしぎさをあらためて体感しています。

 仏文学一家のサラブレッドの登場である。ややもすると肩書きだけが一人歩きするが―。

超人のジャーナリスト・アイ 133 ドキュメント・東日本大震災

 2011年3月11日(金)午後2時46分頃宮城県三陸沖を震源地とする宮城県・青森県・岩手県・福島県・茨城県・関東地方などの広域で地震が発生。マグニチュードは8.8、震度7の大地震。世界で5番目、国内最大の大地震である。この大地震で津波が発生、東北地方の太平洋沿岸に甚大な被害をもたらしている。死者は1000人以上と見られ、次々と悲惨な状況がテレビに映し出されている。特に大船渡、陸前高田、名取、仙台蒲生、仙台荒浜、南相馬、いわきなどでは津波に飲み込まれ壊滅状態の模様。また、沿岸地区の石油備蓄タンクなども爆発して炎上した。福島の原発では放射能漏れが出始めている。何とも悲惨な状況だ。
 筆者は昨日午後2時過ぎに千代田区役所近くの建物で用事を済ませた後、遅い昼食を取ろうと「ラーメン二郎 神保町店」を覗いたが、生憎時間帯が悪かったのかすでに閉店していた。その直後の2時46分頃、路地を歩いていたら極東書店のあたりでビルや電線などが揺れ、人々が外に出始めた。地面も動いた。危ない、怖いと思わずたじろいだ。横揺れの地震で揺れている時間も多少あった。今までこんな大きな地震に遭遇しなかったほど。これが東京で感じた東北関東大震災(東北地方太平洋地震)の発生時の瞬間だった。ここから近い九段下の九段会館では看護専門学校の卒業式中天井の屋根が崩れ落ちた。この地震で2人が死亡、20数人が負傷した。
 その後も比較的大きな余震が何回か続き、朝まで不安な状態が続いた。テレビは終日地震情報と被災地の状況を流していた。地域によっては地獄絵そのものだ。何とも痛々しい。
 首都圏のJRが動き始めたのは朝7時過ぎ、通常の3割程度での運行だ。被災地は大変だが、いち早い復旧と更なる被害が出ないよう祈るのみだ。政府の緊急支援、早急な対応が望まれる。

福島原発の作業員が一人死亡とは最新ニュース。菅直人首相は被災地に飛んでいる―。

通信手段が遮断されて関係者への安否情報が取れず。この社会システムの整備を急いでもらいたい。実際に筆者は困っている。

追記。午後3時半ごろ福島原発で地震で爆発、炉心溶融(メルトダウン)が起きているらしい。最悪の場合は住民に被爆者が出てしまう可能性も……。2011.3.12

追記。気象庁は地震の大きさを測るマグニチュードを8.8から9に訂正したと発表。
やはり福島原発から微量の放射能漏れが発生した。外部被爆者は190人と見られている。除染者は3人。
これ以上の放射能漏れはどうしても防がなければならない。関係者の速やかなで正確な情報公開をお願いするとともに、的確な住民への指示をお願いしたい。
死者・不明者は2800人以上と報道されている。その中に福島県浜通りの南相馬市や浪江町での不明者が相当いるらしい。電気・ガス・水などのライフラインの復旧が急務。幸いに自衛隊が気仙沼で2800人を救助したニュースは明るいニュース。まだ余震が続いている。2011.3.13 13:00
政府は当初自衛隊を2万人としたが、被害の大きさを鑑みて10万人に変更。韓国、中国、マレーシア、シンガポール、ニュージーランド、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スイスなどの救援隊も今日あたりから日本に到着。

やはり自助・共助・公助の精神が大切。そして互助の精神も。

追記。東京電力、電力供給不足で計画停電実施を発表。2011.3.13 20:30
福島第1原発3号機で水素爆発し、約600人に屋内退避。2011.3.14 11:40
追記。福島原発2号機爆発。2011.3.15 6:15
福島市、いわき市の知人の話では放射能漏れの件で深刻な事態と。ともかく東電側、原子力安全・保安院の説明があやふやで迅速で正確な対応が見られない。2011.3.15 14:40
追記。午後11時30分過ぎにやや強い地震が起った。震源地は富士宮市で震度6強。どうなってしまった、
日本列島東、やがて東海地震に拡大するのか、いやな予感―。2011.3.15 11:43追記。石原慎太郎東京都知事が東日本大震災を「天罰」と発言した問題で発言撤回。蓮舫節電啓発担当相からの節電協力要請を受けた後の記者会見での発言。津波を利用して我欲を一回洗い落とす必要がある。積年たまった日本人の心のあかを。これは天罰だと思う。政治家は発言に気をつけた方がよろしい。この知事は曲者でよく不謹慎な発言をする。2011.3.15
福島第一原発4号機に炎が。2011.3.16 5:45
東日本大震災、死者・行方不明者は1万人超。2011.3.16 8:00
追記。千葉沖を震源地した震度6の地震発生。2011.3.16 0:52
追記。福島原発に近い川内村(天然記念物のモリアオガエルや詩人の草野心平の蔵書などがおかれた「天山文庫」で有名)の住民4000人以上が村を脱出、郡山の避難所へ。2011.3.16

追記。福島第一原発、自衛隊放水開始。2011.3.17
追記。福島第一原発、東京消防庁のハイパーレスキュー隊放水開始。2011.3.18.福島の牛乳、茨城のほうれん草の一部に食品衛生法の暫定基準値を越える放射能量を検出。
東日本大震災の死者が阪神淡路地震の死者を越えて6000人以上。2011.3.18
福島県双葉町の住民1500人埼玉県へ避難。役場機能も埼玉県に移して活動。2011.3.19
追記。東京消防庁による放水再び。2011.3.19
追記。福島第一原発、通電。2011.3.20
釜石で高齢者女性と高校生、9日振りに瓦礫の中から救出。2011.3.20
追記。東電社長、佐藤福島県知事に謝罪申し入れるも断られる。時期尚早と。2011.3.22
鼓東電副社長、大熊町の避難民のいる体育館で謝罪、設計段階で津波予測を考慮できていなかったと甘さを認める発言。2011.3.22
2011年午後7時、いわき市合同市庁前の駐車場で放射能量測定、1.86マイクロシーベルト。2011.3.22
追記。福島第一原発3号機の制御室が通電。2011.3.22
野菜他風評被害が出始め、関係者深刻。
追記。午前7時12分、36分頃の二回にわたり、いわき地方で震度5強の揺れ。震源地はいずれも浜通り沖。2011.3.23
追記。福島原発1号機危険な状態。溶融状態か。2011.3.23
福島原発の地震・津波被害の様子を国交省関係者が空撮していた。読売新聞 2011.3.24
東日本大震災、死者9523人、行方不明16094人に。2011.3.23
放射性物質、遠くアイスランドでも検出されたと海外のメディアが報道。2011.3.24
福島原発の作業員3人、被ばくして病院へ。2011.6:15
追記。タイ人、フィリピン人など外国人も多数被災、行方不明者も多数出ている。2011.3.24
追記。東日本大震災、死者1万人越す。毎日新聞見出しから。2011.3.25
顔見えない原子力安全委員会。毎日新聞見出しから。
計画停電、4月末終了は困難。毎日新聞見出しから。
地震、津波、原発、風評被害、農産物出荷停止の「五重苦」、いわきの苦悩続く。毎日新聞見出しから。2011.3.26
追記。原子炉の水漏出、被ばくの二人、足から2〜シーベルト。毎日新聞見出しから。2011.3.26
追記。福島原発、放射能基準値より高い数値を検出。2011.3.27
震災復興資金は国が負担の方向と官房長官談話。2011.3.27
追記。福島第一原発、2号機の水1000ミリシーベルト超。毎日新聞朝刊。2011.3.28
福島第一原発、毒性の強いプロトニューム検出。2011.3.29
義援金、阪神淡路地震の約2倍の401億円と日本赤十字社。2011.3.30
追記。福島第一原発、1号機〜4号機廃炉。2011.3.30追記。東電、政府管理下へ。2011.3.31
追記。福島第一原発事故、汚染水海へ。2011.4.2
追記。義援金、日本赤十字社の980億円と中央共同募金会174億円、合わせて1154億円に。また、ソフトバンクの孫正義社長は個人で100億円を寄附。2011.4.4 毎日新聞朝刊。
追記。宮古の津波の高さは38メートル ! 2011.4.4
追記。東日本大震災義捐金、1500億円。しかし、行政機関の機能マヒで被災者に届かず。政府指導で公平に分配を考える。2011.4.6
追記。昨夜11時32分頃宮城県沖を震源地とした震度6強、マグニチュード7.4(震源の深さは40メートル)の地震が発生。幸い観測された津波はなし。2011.4.7追記。午後5時16分頃、いわき市付近を震源地とした震度6弱の地震が発生、その後も震度5弱などの余震。いわき市の泉や田人地区では崖崩れや家崩壊も起きている模様。停電も。東京でも震度4の揺れ。2011.4.11
追記。福島原発、原子力事故の国際評価度、深刻な事故のレベル7(数万テラベクトル、チェルノブイリ原発事故は86年、520万テラベクトル、2011年、福島第一原発は37万〜63万テラベクトル)。2011.4.12
すでに帰国した外国人、31万人。日刊『ゲンダイ』2011.4.12
追記。東電清水社長、退院後記者会見。福島原発事故直後の対応、その後の迅速な指示処置の件等で記者にきつい質問を浴びる。
福島原発事故の収束工程表発表。2011.4.17
福島県浜通り地方に度々震度3、4の余震。2011.4.17

アメリカのクリントン国務長官来日。2011.4.17
枝野官房長官福島入りして福島県知事等と会見。2011.4.17


2011/03/04

友人に贈る詩一編『F.M 氏に檸檬を或いは…』

去年の秋に梶井基次郎の『檸檬』を読んだあたりから、筆者独特の方法で檸檬をチーズの王様のパルミジャーノ・レッジャーノ、レタス、玉葱それに胡瓜と一緒にサラダ感覚で毎日のように食べている。余技があるアジアンレストランのメニューを飾ってしまったほど。今、その檸檬を友人に詩のフォルムで分かちあげたいと思うのだ。

F.M氏に檸檬を或いは…

知っていますか
檸檬の花咲く国へと
謳ったドイツの
文豪ギオエテ

知っていますか
檸檬の花咲く丘へと
唄いたい絵本読みの
エピュキリアンF.M氏

モトジロウの檸檬の径を
なぞってヤオヤ キヤマチカワラマチ

そこはセピア色
今は檸檬色

長屋の2階から声をかけた
誰かいる

檸檬が転がる

Rolling lemon
gathers
no mold

遠い記憶の幕が降ろされ
モノトーンの風が
わずかに隙間を過る

ここはどこ
わたしはだーれ

転がった檸檬
キヤマチから
ハンキュウへ
急転回

青空を見たいと
F.M 氏
知恵子は泣いた
いつか窓辺に飾られた
檸檬を見て
F.M氏が笑った

なんぼのもんじゃい
かわいそや

檸檬の色が少し変わった
誰のせい
誰かの力

檸檬の花咲く国へ
早く連れ戻そう
そこには
愛すべきブンゴウ
F.M氏が待っている

誰が風をみたでしょう
ぼくもあなたも見やしない
檸檬だけが知っている

檸檬よ檸檬

2011/03/03

超人の面白ラーメン紀行 143 大岡山『むらもと』

201103031336000_3
東工大の目の前にあるラーメン専門店『むらもと』。昼時を過ぎて入ったせいか店内はガラッとしていた。ラーメンを注文(900円)。メールを読んでいる最中に出来上った。シンプル イズ ベストの典型みたいなラーメンだが、海苔がない、玉子がない、チャーシュー1枚がない!それにしてもいやに麺が多い。1.5玉である。これがここの店の売りみたい。さて、一振りの味はと言うと、これが醤油ベースなのに塩辛い。麺はストレート系中細麺、柔らか目。トッピングはメンマ、ナルト、刻んだネギに細切れのチャーシューだが、麺の多さのせいか存在感が極めて薄い。何か全体的に薄茶色一色の感じだ。トッピングはオプションらしい。入ってみようと思ったわりには期待外れの店。値段も高い。
ラーメン専門店『むらもと』1.スープ★☆2.麺★★3.トッピング★4.接客・雰囲気★☆5.価格★☆

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