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2011/03/04

友人に贈る詩一編『F.M 氏に檸檬を或いは…』

去年の秋に梶井基次郎の『檸檬』を読んだあたりから、筆者独特の方法で檸檬をチーズの王様のパルミジャーノ・レッジャーノ、レタス、玉葱それに胡瓜と一緒にサラダ感覚で毎日のように食べている。余技があるアジアンレストランのメニューを飾ってしまったほど。今、その檸檬を友人に詩のフォルムで分かちあげたいと思うのだ。

F.M氏に檸檬を或いは…

知っていますか
檸檬の花咲く国へと
謳ったドイツの
文豪ギオエテ

知っていますか
檸檬の花咲く丘へと
唄いたい絵本読みの
エピュキリアンF.M氏

モトジロウの檸檬の径を
なぞってヤオヤ キヤマチカワラマチ

そこはセピア色
今は檸檬色

長屋の2階から声をかけた
誰かいる

檸檬が転がる

Rolling lemon
gathers
no mold

遠い記憶の幕が降ろされ
モノトーンの風が
わずかに隙間を過る

ここはどこ
わたしはだーれ

転がった檸檬
キヤマチから
ハンキュウへ
急転回

青空を見たいと
F.M 氏
知恵子は泣いた
いつか窓辺に飾られた
檸檬を見て
F.M氏が笑った

なんぼのもんじゃい
かわいそや

檸檬の色が少し変わった
誰のせい
誰かの力

檸檬の花咲く国へ
早く連れ戻そう
そこには
愛すべきブンゴウ
F.M氏が待っている

誰が風をみたでしょう
ぼくもあなたも見やしない
檸檬だけが知っている

檸檬よ檸檬

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