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2011/03/15

昭和ももはや遠くなりつつ―ある死その4

 3月12日土曜の夕方、筆者の妹から電話が入った。それは悪い知らせだった。今回の大地震の被災地でもある田舎の人たちの安否を確認していた最中の出来事。貴美子叔母(仮名)が講習会の最中に強い地震で頭を打撲、近くの病院に運ばれたがまもなく死亡したとのこと。兄の無事を電話で確認したばかりで、叔父叔母はと訊ねたが通信があまり良い状態でないので分からないと言っていた。それから1時間後のことだった。
 確か昭和7年生まれの貴美子叔母は、今ではほとんど見られなくなった家婚式をあげて隣町の商家に嫁いだ。この家婚式はその後ほとんど見かけなかったが、最近筆者の住んでいるところから比較的近い民家風の宴会場専門の施設ではむしろ家婚式を売り物にしているとタウン誌の創刊号に書いてあった。
 貴美子叔母の家はかつての炭坑地区の一角で、長屋が並んだ一番端の崖っぷちにあった。もちろん商家だから店を持っていた。青果を中心とした当時としては比較的大きな雑貨店を営んでいた。

朝日新聞電子版(2011年3月15日付)の地震による死亡者リストには名前を間違えて掲載されている。


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