« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »

2011/01/25

超人の面白読書 81 雑誌「A PUBLIC SPACE 」 12号 最新号を拾い読み

20110125200802_00001
 
 いつも手元に届くのが楽しみな雑誌の一つに「A PUBLIC SPACE」がある。その最新号の12号がつい先週届いた。ニューヨーク発信の新機軸の文芸雑誌だが、執筆者をグローバルにカバーしている。隅々まで読み込むには手間取るけれども面白い。筆者はまず最初の目次と最後の執筆者についての短い近況を読むことにしている。日本では馴染みのない作家やアーティストが多い。毎回特集を組んでいるが今回はないようだ。エッセイ、短編、詩、実録など申し分ない内容だが、小説はやや短すぎる感もしないではない。ニューヨークの断片を切り取った写真やイラストがあるのもこの雑誌の特徴で興味を引くが、何よりもユニークな発想や斬新なアイデアが散りばめられているところがいい。感受力、想像力それに理解力が求められることは言うまでもない。まずは英語力が試されるのだ。因みに最新号の内容は次のようだ。巻頭言「一見一言」3本、フィクション5本、エッセイ3本、詩9編、実録1本それに絵入りガイド1本。日本もそうだが文芸雑誌を発刊し維持させていくことはアメリカでも大変らしく、その証拠にしばしば雑誌発刊の遅延や支援策がメールで送られてくる。しかし、執筆者を呼んで文芸の夕べや講演会、討論会それにポエトリーリーディングと多角的に開催しているようだ。一昨年の秋にブルックリンにあるこの社を訪ねたかったが時間がなく実現出来なかった。〈続く〉

2011/01/15

クロカル超人が行く 144 横浜馬車道あたり


 横浜馬車道にあるイタリアンワインとチーズの専門店『IL CALICE イル・カーリチェ』で購入したチーズ、パルミジャーノ・レッジャーノ。100㌘、690円。最近凝っているチーズだ。普通は24ヶ月熟成ものと36ヶ月熟成の二種類がある。もちろん後者の方がずっと美味しい(48ヶ月熟成それに60ヶ月熟成ものは最高級らしい)。普段は東京駅グランスタのショップ、『イータリーEataly』でグラムで購入している。ビールのつまみに最高なのだ。横浜馬車道にある店よりこの店のスタッフの方が客応対は抜群、感じが良い。
 ところで、この馬車道のリッチモンドホテルの前あたりに、『BASHAMICHI TAPROOM』という沼津地ビールの店が本日オープン。ジェロや坂本冬美の花が店の外に飾られていたので、中を覗いてみた。地ビールいろいろそれにバーベキューが売りだとは開店で大忙し(?)の店の女性。手に黒ビールの入ったグラスを持ちながらの応対。沼津で10年、東京は原宿と中目黒にも店舗がある、かなりユニークな地ビールとバーベキューがメインのスタンデングバーだ。筆者もピルス系の小グラスで乾杯した。650円也。

2011/01/14

超人の面白読書 80 千野栄一著『外国語上達法』 10

 もったいないので著者の声をいくつか拾ってみよう。

 語学書が理論的にどのように完璧にできていても、面白くなければ終わりである。また、書き手は最初の3課までが勝負と(P.102〜103)。
 この実例がNHKの一連の語学番組で示されている。2年ほど前にテキストなどデザイン他大刷新して面白く学べる方向を前面に出し始めた。また、これも何年間か前からだが、語学番組に女優やタレントを使って番組を盛り上げている。時代にあった明るい番組製作だ。

 いい辞書とか、いい学習書とかいろいろ心配しているけどねえ、二葉亭四迷だって、坪内逍遥だって、森 外だって、いい辞書も、いい学習書もなかったのにあんなにできたじゃない。これどういうわけ? やる気。やる気さえあればめじゃない、とS先生の話を紹介(P.104)。
要はやる気、根気、年期のよく言われる3つの「き」である。
 最後に本書関連で外国語実践の新たな取り組みを紹介しよう。

 神奈川県立国際言語文化アカデミアが2011年1月22日(土)に開所。外国語によるコミュニケーション能力の向上や異なる言語・文化を理解する能力が、今まで以上に必要になってきていることから、多文化共生社会の実現を目指し、外国籍県民や学校の教員などの支援を行うのが目的。問い合わせ先→045-896-1091まで。
 翻って筆者の外国語習得は、悲惨なものだが能力の問題だから致し方ない。細々とやっていくしかない(やる気と根気の欠如)。外国語にはまだまだ興味がある。日本でも明治時代に戻ったかのように、次々と大学が英語での講義を実施始めている。その中には秋田教養大学の成功例も出始めている。新聞広告によるこの大学の開学のアピールは鮮烈だった。

2011/01/12

超人の面白読書 80 千野栄一著『外国語上達法』 9

 それでは著者が実用書類いの本書で言いたかったこととは何か。それは言語学者が習得した外国語の正しい学び方の開陳である。適用可能と考えて、『私の外国語上達法』ではなく『外国語上達法』としたと著者自らあとがきに記している。外国語と言ってもロシア語やチェコ語のスラブ語が専門の言語学者なので、英語の例文などは比較的少ない代わりにチェコ語が出て来るところが筆者的には興味深い。読者諸兄で外国語に興味ある方は、本書を何度も読み返し、エキスを汲み取り実践されたい。
最後に著者の意見に静かに耳を傾けてみよう。

 これからいくつかの言語を学習しようとする人への忠告は、まず学習手段のととのった有力な言語を学んでから、いわゆる「特殊語」(ヨーロッパの言語ではポーランド、チェコ、オランダ、ハンガリー、スウェーデン、デンマークなどの諸語)を始めることで、語彙を調べるときに外国語の辞書を使うことも考えて、手段となる足固めが大切。より多くの言語ができるとは、その人の視野が複眼的になり、物事の違った面が見えてくることだ。そして、他の人が持たない情報が得られることになるが、その言語が使い物になることが条件だ。

 いくつもの言語を知れば知るだけ、その分だけ人間が大きくなる。
 Čím více kdo zná jazuků,tím vícekrat je člověkem.(本文P.212)

2011/01/11

超人の面白読書 80 千野栄一著『外国語上達法』 8

 土曜日に届いた「The Japan Times Weekly 」最新号(2011年1月8日号)には文科省の2010年の海外留学統計を参考にしながら海外留学の最新事情が書かれていた。ジャパンタイムズ社説の転載だが、外国で学ぶ人たちが減少している統計数字を具体的にあげていた。2004年がピークで2008年には約67000人減少だったと。その主な理由が、海外留学すると帰国した時に就職できないという不安からだそうだ。大半の企業は大学4年以降の採用をしないということらしい。大学は帰国した学生を受け入れやすい学期制度を創設することや政府は留学する学生に資金援助をすべきだと社説は主張。でなければ日本の将来に大きなダメージを与えかねないと。一方、毎日新聞ではルースアメリカ大使が日本の若者の留学減少について語った記事が載っていた。曰く、奨学金や留学する若者にその期間は仕事を確保しておくような適切なインセンティブ(励み)があれば反応するはずと話していた。(2011年1月9日付1面〈2011 明日への視点〉1)。
 上記は本書と関連する極めて今日的な問題だ。

 さて、本題の『外国語上達法』に戻ろう。
本書は実用書の類いだが、如何せん、著名な言語学者の著者は、なかなかその目的に到達させてくれない。初歩的な言語学のタームも入るが比較的分かり易い。しかし、言語習得に向き合う厳しい姿勢も覗かれる。3000語の単語は覚えておかないと外国語はモノにできない。絶えず繰り返しの作業も必要、それに時間とお金は惜しまないなどと単純明解だが説得力がある。
本書『外国語上達法』を読んでふと考えた。著者千野栄一氏の恩師は誰か?本書の中で時々イニシャルで登場する大先生がいたので、筆者も想像を巡らし検討をつけてみた。
 そして、何かヒントがと思い、筆者の書棚から千野栄一本2冊を取り出して通勤電車の中で斜め読みした(昔読んだはずだったので)。その1冊の古い本のあとがきを読んで判明したのだ(後半はヤコブソンやマテジウス、プラーグ学派の本格的な言語学の話が中心)。徳永康元、高津春繁、服部四郎、木村彰一、V.スカリチ、O.レシュカ、河野六郎の7人の先生だと書いていたのだ(『言語学のたのしみ』大修館 1979年刊)。20110113_2一部はあたり、もちろんチェコの学者は分からなかった。この本には“タモリの言語学“など興味深いエッセイもある。むきになって言語学的分析を行っているところがおかしい。もう1冊は著者の死後に上梓された『言語学フォーエバー』(大修館 2002年7月刊)だ。Photo_5言語学はおもしろいよ、と自らを啓蒙家と言っていたという。巻末の略年譜と主要著作は役に立つ。中身は月刊『言語』に書いたエッセイが中心。チェコは海がないから魚の名前には乏しいが(川や沼地の鯰の話はしたが)、鳥の名前は200以上あるとか言語に関する、好エッセイが今でも光彩を放っている。蛇足ながら夫人も娘さんもチェコ語学者のようだ。
 さてさて、本書で著者はこれからはロシア語だと言っていたが…。叢の下の千野先生、キリル文字に屈折の最たる言語、ロシア人は屈折人ですか(笑)〈続く〉

2011/01/10

超人の面白読書 80 千野栄一著『外国語上達法』 7

 ここ20年の間にコンピュータのソフトやインターネットの著しい発達によって、語学教材に寄与できるツールも容易に手に入るようになった。しかも最近では自動翻訳が瞬時に行ってくれるから(残念ながらそのスキルはまだまだだと言わざるを得ないのが現状)特別に外国語を知らなくても情報を得ることができるようになってきている。また、CNNを始め各国の新聞やテレビでニュースなど生情報が活字や動画で瞬時に入る。これは語学教材としてはより高度なツールだろう。使わない手はない。今や20年前(本書の初版が出たのは25年前)とは外国語を取り巻く環境が一変した感がある。筆者もある英文週刊紙が最近始めた携帯電話でも聴ける社説の音声サービスを利用し始めた。いくら日本在住の外国人が多くなったからといっても、まだまだ外国人と話す機会は少ない。況してや仕事を持っている身では尚更その機会が少ない。そこで外国語に常に慣れておく必要があるのだ。外国語は咄嗟に出て来ない代物だということも真実。事実外国人に道を訊かれたり、また、短期の海外旅行で道を訊いたりした経験は度々あった。この手の実用的な外国語での会話を軽視する外国語教養派もいるが、外国語運用能力の基本的なスキルと考えることが大切だ。海外旅行にはまた、電子辞書を持参し必要に応じて駆使している人たちも多い。もちろん今流行りのスマートフォーンなどでもそうだろう。〈続く〉

2011/01/07

超人の面白読書 80 千野栄一著『外国語上達法』 6

 覚えるべき単語、辞書にまかせる語、短い語は覚えた方が、統語論の共通性、形態論の多様性、マテジウスの「文の基礎と核の理論」、日本語の「は」と「が」、10頁を完璧にモノにする、よい教科書・自習書、語学書は薄くなければならない、頻度の高い語彙の盛りこまれた本、重要性と難易度―文法項目の配列、繰り返して学びやすい語学書、「やる気さえあれば」、明快な講義の陰に、教え方の上手な教師、単語と文法を少しずつ確実に、熱意、そして知的な魅力、羅列・玉虫色の辞書案内、様々な辞書、必要な辞典、面白い辞典、よい辞書の条件、自分に合った学習辞典を、辞書は多いほどよい、イントネーション、アクセントも大切、黙っていては上達しない、会話集・会話学校のもたらす危険、知識不足で翻訳に苦労、文化の基盤を学べ、かくし味のように…、シュリーマンの学習法、「繰り返しは忘却の特効薬」。
 以上小見出しを多少端折って列挙してみた。もちろん語彙、文法、学習書、教師、辞書、発音、会話などの目次に沿った形でだが。
 こう書いただけでも本書で言いたいことが端的に理解できる。


2011/01/06

超人の面白読書 80 千野栄一著『外国語上達法』 5

 著者もあとがきで言及しているように、小見出しを拾うのも一理あるかも知れない。それは読者にとって手っ取り早い方法だろう。何が見えてくるか列挙してみたい。
 語学が苦手、何カ国語もマスターした人々は、才能の差、習得の方法、バイリンガルは無理でも、忘れることを恐れるな、語学は不得意、だが成果はあった、コツを知って実行すれば、グルジア語だって難しくない、選択の不自由、目的なき習得、一つ選ぶなら英語、辞書も、教科書も、テープも、英・独・仏を操るウェイター、スチュワーデスの話す英語、「できる」にも様々な段階、目的と程度をはっきりさせて、上達に必要なのは―お金と時間、少しずつでも繰り返す、おぼえるのは―語彙と文法、教科書・教師・辞書、じょうたつへの道、血・肉としての語彙、単語の習得と精神力、まずは千の単語を覚える、習得語数のゴールを、頻度の高い単語から〈続く〉

2011/01/05

超人の面白読書 80 千野栄一著『外国語上達法』 4

 外国語は著者千野栄一氏が言うように魅力的な世界ではあるが、また、それなりのモノにしていく過程が大変であることも周知の事実だ。それは上述したようにシュリーマンみたいに半ば天才肌の人間(彼はそればかりではなく商才にも長けていて、当時のロシアで大儲けし、今でいう世界旅行をしている。その途上幕末の日本にも立ち寄り、結構詳しい見聞記を書いている。その後猛勉強してトロイの遺跡を発見するまでに)にはできたかも知れないが、所詮並の人間にはそれなりの指示、換言すれば、指南やアドバイスがないと無理だろう―。
この本の著者千野栄一氏も最初に私は語学が苦手だった、いうところから書き出しているが、どっこい鵜呑みにしてはいけない。現に相当数の外国語をモノにしているし、チェコ人でも難しいと思われる古代教会スラブ語までモノにしているのだ。ある種の才能に恵まれた先達の言辞には耳を傾ける必要がある。そこには著者も言うようにたくさんのヒントが隠されている。著者自身が習った先人そして著者自身の本書から―。さて、具体的に読み取ろう。〈続く〉

 閑話休題。チェコといえばビール、世界一個人消費量が多いんだって。日本にも物好きがいて比較的若い男性がこのビールの虜になり、「ダーシェンカ」(確か?)という店を四谷三丁目に出しているみたい。それとチェコは海がないので、その昔ある知恵のある大公がある淡水魚を育成するのを思いついたらしく、池や沼それに川で育てたらしい。
それが鯰
だった―。今もチェコの地方に行くと鯰料理が供されるレストランやホテルがあるらしい(残念ながら筆者は文献だけでしか…)。
 それとある大学(カレル大学は創設が確か12世紀だったかな?その昔在日チェコ大使館には夫婦揃って日本文学の研究者がいたほど、ま、普通?)の先生から聞いた話だが、チェコの大学は余りにもプライドガ高くて大変だと、さ。

超人の面白読書 80 千野栄一著『外国語上達法』 3

やはり著者の千野栄一氏(1932―2002)もかのシュリーマンの『古代への情熱』(筆者註:このシュリーマンに関しては小コラム「シュリーマンの日本旅行記」参照)を読んでいてそのエキスを吸い取っていた。また、同じような人もいてその本も紹介している。ヴァーンベーリ著『ペルシア放浪記』(東洋文庫 平凡社刊)がそれだ。「ポリグロット」(多言語使用者)の伝記は数多くの言語習得のヒントを含んでいたと著者は書く。“ポリグロット”、ああ、なんと懐かしい言葉であることよ!〈続く〉

2011/01/04

超人の面白読書 80 千野栄一著『外国語上達法』 2

千野栄一著『外国語上達法』の目次を記してみよう。

1 はじめに―外国語習得にはコツがある
2 目的と目標―なぜ学ぶのか、ゴールはどこか
3 必要なもの―“語学の神様”はこう語った
4 語彙―覚えるべき千の単語とは
5 文法―“愛される文法の”のために
6 学習書―よい本の条件はこれだ
7 教師―こんな先生に教わりたい
8 辞書―自分に合った学習辞典を
9 発音―こればかりは始めが肝心
10 会話―あやまちは人の常、と覚悟して
11 リアリア―歴史・文化を知らないと…
12 まとめ―言語を知れば、人間は大きくなる
あとがき

 以上が210ページ足らずのあらまし。
 スラブ語学特にチェコ語学者として有名な著者が書いた外国語上達法だが、語学上達のコツをきちんと指南してくれる名著の一つだ。今は休刊中の月刊雑誌『言語』の常連執筆者でエッセイでも洒脱さが人気を博していた。
大分時間をおいて、というよりは忘れかけそうだったこの本を再読したことにはそれなりの理由がある。それは英独仏西以外の言語を扱う学者の珠玉の外国語に関するエッセイがないものか、ということだった。それなりの言語学者や文学者のものはもちろんないわけではなかったが。筆者なりのアンテナに感応する鋭くときに柔らかいエッセイが欲しかったのだ。何しろロジカル第一の内容に、エモーショナルまで要求するのだから本選びも我ながら一大事だった。(笑)〈続く〉

超人の面白読書 80 千野栄一著『外国語上達法』

 Photo_3

 最近日本の若者が海外留学をしたがらないことが話題になっている。去年のノーベル化学賞受賞者の根岸さんや鈴木さんは、若い人は海外に出て大いにチャレンジしてもらいたいとエールを送っている。海外留学したがらない主な理由が例え留学して語学や資格を取得しても、確実に就職できる保証がないからしい。要は内向きになって来ているのだ。視野を広めることや友人をつくることでもいいと筆者などは思うのだが。

 千野栄一著『外国語上達法』(岩波新書)を読了。年末年始の少しの時間、寝転んで読んだ。初版は25年前の1986年の1月、筆者が新たに買いなおした本は2010年12月で40版を重ねている。この奥付だけ見てもずっと売れ続けていることが分かる。ロングセラーなのだ。多分その昔この本が出た時に買い込み読んだはずだが内容をほとんど忘れていた。ところどころに記憶を蘇らせてくれる文章があるにはあったが。<続く>

2011/01/03

超人のスポーツ観戦 2011 箱根駅伝 続

 芦ノ湖から始まった箱根駅伝復路は、ところどころに小雪が残る箱根路を二人の走者のせめぎあいで始まった。スタートしてまもなく逆転往路優勝した東洋大が、今回の優勝候補筆頭の早大に抜かれたが、単にそのまま引き離されたままではなく、抜きつ抜かれつのつばぜり合いを続けたのだ。途中早大の走者が滑って転んだが、運が良かったのか立ち直ったばかりでなく、山を降りた頃には計算通り引き離した。
 その後は小田原中継所、平塚中継所と多少順位の入れ替えはあるものの、早大、東洋大、駒沢大、東海大、明治大、中央大、拓殖大、城西大、日体大、帝京大、中央大、拓殖大、国学院大、神奈川大、青学大、山梨学院大、東農大、専修大、中央学院大、学連選抜、日大、上武大の順で戸塚中継所へ。各大学の色鮮やかな幟が沿道を飾り、応援する人たちの服装も色々、むしろ単調に見えたのは白バイの走りだったか…。
 そして、東洋大が首位の早大に差を縮めて行くが、むしろシード権争いで凌ぎを削る新興勢力大学の走者たち―団子状態での走りに視る者には大いに刺激的だった―に目を注がれたのはそれだけ新鮮だったからだ。それは伝統校を破り表舞台に躍り出た大学だからだ。順天堂大、大東文化大、法政大などが消えて、国学院大、青山学院大などが特に目立った。それにしても日大の前半の好スタートと後半の息切れはチームプレーの相乗効果がうまく機能しなかったか、作戦ミスか痛々しかった。
 この箱根駅伝はある意味では、受験シーズンの幕開けとして格好の大学アピールの材料を提供してくれる。いわば、“走る広告塔”だ。寒風を疾走する若者たちに拍手を惜しみなく送る人たちには、大学間の臨場感溢れるレースの観戦の楽しさばかりでなく、ある種の力強さと清々しさも自ずと感じ取っていたかも知れない。アナウンサーの大げさで多少陳腐な実況放送と運営関係者のマイクに拾われた雑音にはうんざりした。それに今回から始まった選手への給水のシーンも危ない行動かも、と筆者的にはいささか滑稽に見えたのだった。

 結局は早稲田が総合優勝し、2位は22秒差で東洋大、3位は頑張った駒沢大それに東海大、明治大(48年振りの上位入賞!あっぱれ)…。
 今回の箱根駅伝で言い忘れたが、東洋大や国学院大などの監督が比較的若いのには驚いた。今年のレース展開は変化があって面白かった。
 正月の名物番組は健在だ。

2011/01/02

超人のスポーツ観戦 2011 箱根駅伝

Nec_0299_3

今年の箱根駅伝の往路は、東洋大がまたもや「山の神」柏原竜二の活躍で制した。タイムは5時間29分50秒の往路新記録。今年の彼はスランプだったらしく、第5区を3位で引継ぎ、東海大を抜き2分半あったトップ早大との距離を縮め、ついに16キロ地点で追い越して行ったが、苦しい表情がテレビ画面からも伺えた。よくも頑張ったと言いたい。第5区の山登りでは会津高といわき総合高出身の福島県出身者の争いも面白かった。柏原竜二は往路優勝受賞式のインタビューで感激のあまり泣きじゃくっていた。Nec_0301日大や青山学院大などが前半健闘したレース展開で外国人の走りも見ものだったが、箱根のゴールでは東海大、明大、國學院大それに城西大の新興勢力が躍り出て入賞となった。さて、復路はどの大学が制するか楽しみだ。
Nec_0304


2011/01/01

超人の新年の詩 2011 白兎或いはホワイト ラビット イヤー  

白兎或いはホワイト ラビット イヤー 

島根は90何年振りの大雪 鹿児島福岡大阪京都でも雪
鳥取の大山で2メートル  国道 9号は車1000台の大往生
去年もこれほどではないが 天気は荒れ模様だった  
欧米も一部で猛吹雪の大打撃 地球は本当に壊れてい
るとは3、40年前からの科学者の意見 今「地」球が「気」
球に追い越された 

因幡の白兎
ホワイト ラビット

うさぎさん わにをならべてぴょんぴょん
ラビットさん おおあなにいらっしゃい らっしゃい

触媒倍倍ヘ
伸縮自在の不思議な世界ヘ

噺が噺
夢がユメ

政治は理念の権力かざし
性治は懸念の権力かざし

やれ新聞テレビ
ネットにベット
どこへやら

雪は降りつもるけど
あまりにも白く重い

痴球の果ての
短距離走か
長距離走か

息切れしない
溜息つかない

醒めた眼で
ワンダーランド
ホワイトランド

因幡の白兎よ
ホワイトラビットよ

急げ !
ソーシャルビジネス

地球を潜って
エトヘトまで

 

« 2010年12月 | トップページ | 2011年2月 »

2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31