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2010/10/11

クロカル超人が行く 142 横浜野毛 ジャズ喫茶『ちぐさ』

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伝説のジャズ喫茶『ちぐさ』が復活。但し期間限定で(10月8日〜10月17日 11:00〜19;00)場所も野毛の文化施設「Hana*Hana」の2階に再現して。

 10月の雨上がりの祭日、気分転換に足を運んだ。新装オープンの『ちぐさ』は11時開店、一番乗りだ。201010111101001
 コーヒーができるまでリュックを置いて少し会場を観て回った。やはりオールドファンが少しずつ入ってきた。場所が今一分からずと言いながら。戻ってみると地元ローカルテレビ局なのか分からないが、戦前の『ちぐさ』を知る長老にロングインタビューをしていた。よく見ると自分の席でだ。テレビ局かは知らないがその人たちに占領されてしまっていた。何の断りなしにしかも勝手に筆者のリュックを退かして。一言断るべきだと思うが・・・。たかが500円の入場料を払っただけだけど、こちらは。
 展示場には内外の多くのジャズミュージシャンの人たちに混じって植木等や秋吉久敏子の写真と書簡もあった。その昔この『ちぐさ』のカウンターに座って夜明けまでいたことがある。そのカウンターは復元されていないが、机や椅子、レコードのジャケット、201010111114000スピーカーなど所狭しと飾られていた。いつの間にか往年のファンで席が満杯になった。女性客もパラパラ。やはりカメラ持参の方々が多い。さすがにこのスピーカーから流れるジャズの音色がいい。4、5曲目にはLee Morgan Quirtetの曲が流れた。94歳の長老はさっきから喋りっ放し、店のなかは異様な熱気が漂う。
 筆者は去年訪ねたニューヨークの『ブルーノート』を思い出したが、こちらはレコード鑑賞のみ。店主のダンディー振りが伺える写真をパチりとカメラに収めて、201010111102000サイフォン式で淹れたコーヒーを啜っていると、アサヒグラフ風の雑誌を持参してきた男性が隣に座った。ボランティアの年配の店員さんに話し掛けた。すると当時の『ちぐさ』の店内を撮影した写真を見た店員さんが、この人なら、ほら、あそこにいるよ、と指差しながら微笑んだ。
 
1933年(昭和8年)開店、1994年(昭和)10月30日、店主吉田衞氏逝去、2007年1月31日(平成19年)、閉店。74年にわたる営業(会場の年表を参照)。たくさんのジャズミュージシャンが育っていった。

 喫茶店を出て会場でジャズミュージシャンや店主のパネルを観賞した後、会場に設置してあったテレビで録画を視た。先月亡くなった谷啓それに元気でひょうきんな安田伸、石橋エータローのクレージイーキャッツ、日野昭正や秋吉敏子などのミュージシャンたちだ。『ちぐさ』店主のところに集ってジャズの定番A列車で行こうを演奏したのだ。映像から豪華メンバーの迫力が伝わって来た。1970年の始めの頃でみんな若かった。
 この企画は横浜にある東京芸大の先生を中心にちぐさアーカイブプロジェクトが企画した。それほどジャズ狂でもない筆者だが、秋晴れの野毛でしばしジャズを聴いた。

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