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2010/07/28

2010年 夏の詩

2010年 夏の詩


激暑
身体と心が
折り合いつかず
叫んでいる

打つ手の感触は
都市空間そのもの
厚化粧が剥がれ
静かに爽やかに

触れ合う符号の
音符
一人歩く躍動感

喪われている

時代はときにいい加減に
他人の運命を決め付ける

えいっ、賽の一振り、
この人生を運に任せないこと
そこには女は実在しない

あるのは振られた現実
虚無の極地

小さな畳
現実の吃音

サロメもニャロメもいない

悲鳴はある舞踏のように
歓楽と悲痛を交差

その点滅は色即不能
白と黒が織り成す
叫び 言葉は無用

この人を見よ
あの人を語れ

絶望から近く
絶壁から

屹立だ
吉田一穂、よ

都市はトシを数えて
久しい

この丸の内を堪能せよ
壁にはフォニーの文字
やがては都市空間が
逆さまに
まるで映画の栄華

キンドルかキャンドル

確かなのは
その文字の最初の一行を
有効化すること
それは
道化

あどけない日常の
息苦しいまでの
身体のうねり

エロスを超えて
永遠のさけび
そのしなやかのこと
……

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