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2010/03/23

超人の面白創作 携帯連載小説 ミルクプラント 56

 もう一つの映画―『風の又三郎』とは別の日に上映したと書いたが、同時上映だったかナオミには記憶が曖昧だった―は、竹山道雄原作、市川崑監督の『ビルマの竪琴』だった。原作は児童読物だがこれもまた、ナオミにとっては『風の又三郎』以上に怖くて、それこそ最初から最後まで観賞できなかった。戦争映画で舞台はビルマ、日本兵が僧侶になり竪琴を引くというごくありふれたストーリー展開は描けるも、メッセージが解らなかった。怖くて何度も前の人の背中に隠れていたから、仕舞いには怖さが先に出て前後関係が繋がらなくなっていたのだ。今でも目に焼き付いているシーンは、水島一等兵が剃髪して僧侶になり、戦友を弔うため、寺院の中で祈りながら一巡するシーンだ。 だが、ナオミには肝心の竪琴を引いていたシーンが思い出せなかった。
 こうしてナオミの公民館での映画鑑賞は、怖さが先行し全体のストーリーが途切れたままで終った。モノトーンの映画は子どもの恐怖感を煽るのに大いに役立ったかも知れない。

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