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2010/02/27

超人の面白創作 携帯連載小説 ミルクプラント 52

 自転車の後ろの座席に乗る人には足を支えるところがなかった。だから適当にどこかに軽く足を引っ掛けておかないと不安定で危ないのだ。この日は下校後急いでいたため、確か靴を持ち、靴下を履いたままの状態で後ろの座席に乗ったのだろう。それで何かの調子でバランスを崩してしまい事故が起きた。鞄も持っていたはずだ。
 ナオミはミルクプラントの前の母屋の縁側に友達に座ってもらい、ばい菌がはいらないようにオキシドールで消毒したり傷口にガーゼをあてたりと応急措置を施した。何せ目を覆いたくなるほどの右足踵の傷口、切れてパクっと開いているのだ、そこから血がだらだらと流れていた。友達本人は大分痛かったのかも知れしれないが、痩せ我慢をしていたような顔つきだった。姉など家族の者も手伝ってくれてどうにか足の傷口は最低限に抑えた。すぐに町の病院にタクシーを呼んで出かけた。外科手術が必要で直ちに実行されたのだ。何針か縫った後、ノルウェー人の小さな学校に出向いたのだった。もちろん友達は松葉杖をつきながらだ。びっくりしたのは、ノルウェー人のG先生だった。Oh ! My God ! を連発して同情してくれた。怪我の巧妙とは言わないが、思わぬ展開で会話は弾んだ。友達はG先生に一発で名前を覚えられた。

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