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2010/02/18

超人の面白創作 携帯連載小説 ミルクプラント 48

 ナオミはまだ夢の中を彷徨っていた。ミルクプラントでの仕事がないときなど比較的近場の無料の外国人による「個人レッスン」に通うのが楽しみだった。しかも自転車だった。個人レッスンと言っても、外国人に簡単な英会話を習うだけである。大概は奥さんが日本人なのだ。ここでは外国人にもいろいろな人がいることを学んだ。多少孤独癖があって神経質なイタリア系アメリカ人だった。テキストは何を使ったのか?
 また、知り合うきっかけが何だったか忘れたが、隣町の教会の牧師と知り合になった。目的は単に外国語学習の実践だった。この牧師はノルウェー人だった。名前はクヌート、眼鏡をかけた温厚な人だった。10年前に人伝えに聞いた話では、ノルウェーの教会本部で高い地位に就いたらしい。女の子が2人いて、そばかすがかわいい長身の小学生の長女、金髪で目ぱちっくりの次女はまだ小さかったが茶目っ気たっぷりの子どもだった。ナオミはなぜかノルウェー語には興味がなくスウェーデン語に惹かれた。牧師のクヌートさんは親切にも娘たちを教えている小学校の先生を紹介してくれた。ノルウェーの小さな小学校に行くには上りの鈍行電車で3つ目、I駅から歩いていて5分、住宅街の2階まで小1時間かかった。この小さな小学校は近隣のプロテスタントの教会の牧師の師弟が学んでいた。小学生の上級になると神戸にある学校で寄宿生活を送るとクヌートさんに聞いたことがあった。ナオミは土曜日の午後には足早に帰宅してここに通った。隔週だったか。たまには友人達も誘って通った。


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