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2010/01/06

超人の面白創作 携帯連載小説 ミルクプラント 35

 ナオミは箱詰めの牛乳を冷蔵庫に運んだ。ミルクプラントの玄関を通って冷蔵庫まではすぐだが、足元を注意しなければならなかった。二ヶ所敷居を跨ぎ、冷蔵庫の入口の少し高いところをクリアして初めて所定の位置に着けるのだ。50本入りの牛乳箱はそれなりに重量があった。それを何往復すれば運び終わるのか―。この冷蔵庫は手前が冷蔵庫でドアを開けるとその奧が冷凍庫になっている。集乳した搾乳が入った少し大きめのブリキ缶や製品化された牛乳が貯蔵されていた。奥の冷凍庫には真ん中が通路で両脇に各7段に仕切られたスペースにアイスキャンディ類が置かれていた。それと製氷もあった。そこはいつも真冬の寒さで、長くいると軽い凍傷を起こした。
 また、この冷蔵庫は時々お仕置きの場所としてその効果を発揮することもあった。仕事のことや末弟にちょっかいをかけたことなどでナオミや長兄もその「恩恵」を被ったものだ。中は真っ暗で寒い、自ずと耐久戦になるのだが限界はある。反省して降参するのである。

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