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2009/11/12

超人の面白創作 携帯連載小説 ミルクプラント 15

 埃を被った本が出て来た。B5版よりやや小さめの大分茶色っぽく変色した本だ。しかも何冊もだ。内容はやたらとドイツ語や賃金、階級性や社会問題、カール・マルクスといった言葉が出て来る難しい本だった。ナオミは埃を払いながらそれらの本を何ページかめくった。味気ない表紙、活字は鍵括弧や傍点が多くて読みにくかった。内容は社会問題を扱ったものらしく、小学生のナオミには難し過ぎたが大いに刺激された。恐らく父が戦後すぐに買い求めた品々だろうか。いろいろと考えるところがあって本を読んだのだろうか。ナオミは今は亡き父の青年期に想いを馳せた。この本がナオミにとって後にドイツ語を自習するきっかけを作ったのだった。

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