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2009/10/22

超人の面白創作 携帯連載小説 ミルクプラント 5 

 事故といえばもうひとつ、ナオミには忘れられない体験があった。今その痕跡が自分の身体の下の方、股下からさらに下へ、限りなく下、下、下へ。結局足に辿り着くのだが、その右足の甲に微かに白いものが真中よりやや指先寄りに小さな模様を描いて残っているのが見て取れる。これがもうひとつの事故の証拠だ。小学1年も終わりの正月だったろうか。昔は隣近所がユイと言ってお互いに労働の貸借をしていたりしてまた、情報の交換の場としてなど隣近所の役割はずっと大きかった。まだ農業が盛んだった時代、みんな何がしらの互助の精神が働いていたのだった。そんな時代の田舎でのほろ苦い体験だった。ナオミちゃん、うちにいらっしゃい、美味しいものあるから。はい、とすぐ後ろの酒屋さんに出かけたのが運の尽きだった。今思えばだ―。

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