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2009/10/23

超人の面白創作 携帯連載小説 ミルクプラント 6

 その事故の様子はこうだ。遊びに来た女の子や男の子4、5人が堀こたつを囲んでトランプか何かで遊んでいた。そのうち誰かが足を少し動かし何かを蹴飛ばした。すると熱いお湯が誰かにかかったのだ。あちっ、その足はたちまち水ぶくれし悲鳴を上げた。さあ、大変、早速事故の手当てだ、馬の油を塗りその上にガーゼをあてて包帯をした。しばらくは我慢との闘いだった。
 実は堀こたつは炭火で暖を取っていてその中央には鍋がかけられていたのだ。おそらく少し温めたら引き揚げるつもりだったろう。それが子どものひょんな仕草で思わぬ事態が発生してしまった。それが不幸にもナオミに降り掛かり、大火傷をしたのだった。学期は冬、足の火傷の手当てはホームドクターのM医院の院長自ら診てくれたが、やはり1週間は学校を休んだ。そのあとは父がトーハツ製のバイクで送迎してくれた。教室がちょうど校舎の後ろ側の右端の方にあって、その前には花壇があり多少高台になっていた。そこにバイクを乗り付けた。乗り降りには苦労したが、父が乗降時にバイクを斜めに倒してくれたおかげで大分足の負担が軽減したのだ。
 こうして父と二人三脚の“バイク通学”が3週間続いたのだった。

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