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2009/10/20

超人の面白創作 携帯連載小説 ミルクプラント 2

 その事故はナオミの実家に姉と行く途中で起きた。運転手の無謀さと言うか荒っぽさが事故を招いたことは確かだった。砂利道は雨上がりは特に水溜まりができたりしてデコボコが出来がちなのだ。そこを普通の速度以上に飛ばすのだからたまったものではない。いくら実家に急げと言われていてもだ。オート三輪車はマツダ製の茶色のまだそんなに古くない乗物だった。よく響きの心地良いクラクションを鳴らしたものだ。ピッ、ピー、その響きは子どもの無邪気をさらに増幅させ悪ふざけに化けるのが常だった。こらっ、バッテリーが上がるからやめろ。父の怒鳴り声だった。
 太っちょ風のオート三輪車の荷台と助手席には菜っ葉や玉ねぎなどの野菜が積まれていた。ナオミが助手席に座っていたのか、後ろの荷台の小さな補助椅子っぽいところに座っていたのか、いや、むしろ後ろの荷台で何かに捕まりながら立っていたのか、記憶は曖昧を装ったままだ。午前11時頃だったろうか。


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