« 超人の面白読書 51 最近買い込んだ本の紹介と短評 | トップページ | 超人のジャーナリスト・アイ 105 アイスランドの新首相 »

2009/02/02

超人のジャーナリスト・アイ 104 PR誌プチ雑感

  最近久し振りに「現代詩手帖」2003年10月号「吉本隆明」特集を図書館から借り出して読んだ。詩篇と大澤真幸の<ポストモダニスト>吉本隆明が面白かった。あとは斜め読み。実は山本哲士の吉本隆明論を借り出したかったが貸出中だったのだ。同時並行で今出版社のPR誌3,4誌を鞄に入れて電車の中で読んでいる。その一つ、丸善のPR誌『学鐙』に関して、今朝の毎日新聞の日曜コラム「時代の風」で、作家瀬戸内寂聴が日本近代文学研究者河野敏郎著『学鐙を読む』の出版記念会に出席した話を書いていたのを読んだが、この老舗丸善のPR誌『学鐙』は筆者も定期購読していて、特に丸善の歴史を紐解く河野敏郎連載「学鐙を読む」は毎回欠かさず読んでいる。丸善創業者の林氏の当時のビジネス奮戦記や忘れかけている文学者のことなど資料渉猟の極み、かつエピソードが大変おもしろい。教わることが多い連載だ。今は季刊雑誌に変わったので年4回発行。さて、PR誌の雄、岩波書店の「図書」2月号の<こぼればなし>の一つは、先月亡くなった作家・評論家の加藤周一氏を追悼した編集者のやや長いが心に残る文章だ。二回読み直した。そこからの抜粋。加藤周一氏も、自分に最も近しい日本社会の中で「異邦人」たることによって、透徹した批評眼を獲得した、一人の単独者でした、と。そして朝日新聞出版社の「1冊の本」の内容は、鹿島茂、高祖岩三郎、森嶋瑤子、小倉千加子、中岡哲郎、四方田犬彦、橋本治などの書き手を揃えて充実しているようだ。もちろん読み応えもある。多様で濃い。紀伊國屋書店の「scripta」のバックナンバーはちと薄く原価を抑えたつくりになっているけれども、書き手の布陣は堂々としたもの。上野千鶴子、内堀弘、池内紀、都築響一、伊藤比呂美、斉藤美奈子など。毎回楽しく読ませてくれる。さて、新しいPR誌の紹介と考えたが時間がない。次回に。

« 超人の面白読書 51 最近買い込んだ本の紹介と短評 | トップページ | 超人のジャーナリスト・アイ 105 アイスランドの新首相 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 超人のジャーナリスト・アイ 104 PR誌プチ雑感:

« 超人の面白読書 51 最近買い込んだ本の紹介と短評 | トップページ | 超人のジャーナリスト・アイ 105 アイスランドの新首相 »

2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31