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2009/01/31

超人のジャーナリスト・アイ 103 最新の面白新聞記事をピックアップ

 このところ昨年秋のリーマンショック以降急激な業績悪化で大企業の人員削減が新聞を賑わしている。トヨタ、ソニーに続き、今度は日立が7,000人、NECが20,000人削減の見出しだ。非正規雇用人員の失業が3月には12万人以上に達するとみられている中での発表である。特に大手自動車、電機メーカーなどが凄い。アメリカ、ヨーロッパ、ロシアをはじめ、中国やオーストラリアなどグローバル的で、それらの地域への輸出が振るわず円高が進んでいるのだ。日本経済においては致命的だ。活性化の糸口は政府がいち早く現状を直視し抜本的な政策を打ち出すことだ。製造業など産業構造が一大転換を迫られているのだ。百貨店は軒並み売り上げダウン、業界再編の動きが活発化しているし、テレビ局も広告収入などの減収でここでも存立の危機感を募らせている。

 そんな中小国アイスランドで動きがあった。以下はアメリカのCNN電子版が伝えた最新のニュース。月曜日にグリムソン大統領がオルデ首相率いる与党連立政権の辞職を受理、事実上崩壊した。2008年10月の金融破綻に陥ってから3ヶ月、先週土曜日の一般市民の大規模な抗議デモを受けた形だ。目下与党連立の社会民主党と独立党の間で今後の新政権樹立に向けて話し合いが続いているが、そこで後任の首相として浮上しているのがヨハンナ・シグルザルスドッティル社会問題相。彼女は同性愛者を公表、首相になれば女性初かつ世界初の同性愛者の首相誕生となる。客室乗務員時代に労働組合体験、議員歴は30年に及ぶ。パートナーは54才の女性で作家・脚本家だ。

 毎日新聞1月25日付書評欄で評者帳競氏が佐伯順子著『「愛」と「性」の文化史』の書評冒頭で、アメリカのサンディエゴ在住の22才の女性が、大学院の授業料を払うために、インターネットで自分の貞操をオークションにかけたら、入札金が370万ドルに達したという話。オーストラリア人が落札中とは他の新聞で読んだ。スタイルもいいらしい。勇気ある行動と言うべきかは筆者には分からない。この評者いわく。「愛」と「性」は、観念としてもまた社会的事実としても時代とともに大きく変化する。いつの時代の「愛」と「性」について語っているのか、常に最新の注意を払わなければならない、と。

 また、「日刊ゲンダイ」2009年1月31日号。作家の並木伸一郎氏のコラム「平成の新都市伝説」では、去年アフリカのコンゴの首都キンシャサで男のペニスを盗む呪術師が現れて街中がパニックになった話を取り上げていた。この記事によると、噂の火種は地元のラジオ局で「金の指輪をはめてバスに乗っている人物に要注意」という情報が次第にエスカレート、呪術師と疑われたバスの乗客へのリンチが相次ぐ惨事に発展したらしい。警察は呪術師と目された人たちを逮捕、被害にあった男性は「呪術師が触れると、ペニスが消えたり、縮んだりした」と訴えたという。この珍妙な事件の真相は、実は「ペニス・パニック」という集団ヒステリー現象で、「コロ(KORO)/性器収縮症候群)」によって起こされるという。ペニスが体の中に吸い込まれるような幻覚症状で、アフリカでは今もこれが魔法や呪術師の仕業と信じられているらしい。被害者には警察は、「自宅でじっくり確かめるように」と指導している。可笑しい―。

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