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2008/12/13

クロカル超人が行く 100 関内・石川町 ギリシャ料理店『アテネ』『オリンピア』

 師走の風を受けてワンダーリング。しかし風は暖か、気温も18度、横浜中華街はそれなりの人で賑わっていたが、驚くほどではなかった。

どこか変街灯り揺れ師走風

そんな折り中華街の石川町駅から5分くらいのところにあるギリシャ料理店『アテネ』200812121852000に向かった。入る前に懐かしい店を二軒隣に発見した。待ち合わせ時間にまだ多少時間があったので、その懐かしいレストラン&バー『NORGE 』
200812122114000
に寄った。大昔の青春時代の一ページを蘇らせた。カウンターの隅に座りノルウェーのビール“オース”を注文。癖のないあっさりした味である。実は1870年(明治3年)にノルウェー人がこの付近の山手地区にビールの醸造所を作った。1884年(明治17年)には潰れてしまうがこれがキリンビールの始まりと最近読んだ雑誌に書いてあったのだ。『NORGE』のママは黄色いポルシェを乗っているらしいが、この手の色を好むのは(ぶつけられない色とも)どこか飛んでいる人と店のスタッフから漏れ聴いた話。早い時間で客はポツリ、ポツリだった。
 レストラン&バー『アテネ』はカウンターの樹の温もりがピカッと感知できる憩いの場所だ。また若々しい女性陣の連携プレーもウェルカムだ。壁にはこれがギリシャとばかりの躍動感溢れるレリーフが貼られていた。すでに外国人が4名、杯を傾けていた。奥のテーブルには仕事帰りに寄った風の二人が、ワインを嗜みながらギリシャ料理に舌鼓。 時刻は7時を回った。H氏からの電話が携帯に入った。今関内駅、久し振りの横浜で乗り物を間違えたと。その5、6分後、再度携帯に電話が入った。今度は店の前で電話をかけている姿が見えた―。
まずはギリシャのビール“ミトス”で乾杯。軽く打ち合わせを済ませた後、いよいよギリシャ料理だ。いわしのマリネ(1000円)、鱈のフライとサラダ添え(1300円)などを頬張りながら、ビール、ウゾというアニス(ハーブの一種)入りの白いリキュールをロックで(氷を入れると白濁に変化)そしてギリシャの赤ワイン、ナウサ、最後に国産のサッポロビールを飲んだ。口のなかはギリシャの飲み物で満杯。ウゾもやや辛口の赤ワインもいい。もちろんいわしのマリネも鱈のフライもまあまあ。店のコースターの青Img021
はもっとエーゲ海の真っ青な青になどと注文つけたり身辺調査をしたりとしばしカウンターのアルバイトのと女性と歓談。H氏も負けてはいなかった。そのうち誰かに振る舞われるフランスパンをカウンターで見るや、二人ともフランスパンを即追加注文。新鮮なオリーブをつけて食した。美味!この後中華街でちょっと嗜み、H氏がお気に入りのもう一つのギリシャ料理店『オリンピア』200812122154000(こちらが支店)に行った。元スカンディアのシェフ(近くにある美味いピザ屋を教えてくれたが閉店後)や小柄だがナイスボディでエネルギッシュなママの語り口にH氏は得意芸のオマケの話で対応、またオレンジ色の甘いカクテルを店からゲットしたのだった。何でもオーナーは元シーマンのギリシャ人とか。
筆者たちが入ったときにはパーティーで貸切後のせいかガラガラだったが、午前零時頃にはあちこちに客が。普段は夜遅くはサッカー観戦で賑わうらしい。えっ、スポーツバー ? 夜は更けていた・・・・・。

朝風は特急の名か異邦人

◆オマケである。
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『オリンピア』の名物料理ムサカとオリーブ。美味。【写真は店のHPから】

 ここまで書いてきて書き忘れたことが二つある。一つはギリシャ人との出会い。高校1年時に田舎の国際港でギリシャの貨物船に乗船して中を案内してもらい(英会話実践のため直接行動に出たが)、バルザック作『ゴリオ爺さん』の英訳のペーパーバックスをもらい、簡単なギリシャ語の会話を紙に書いてもらったことだ。二つ目はこの12月6日に少年の死をきっかけにギリシャ国内で抗議の嵐か吹き荒れていることだ。学生が中心だが、一部の暴徒はアテネ市内の新聞社、銀行、新車販売店の放火や高級レストランなどに投石、被害が広まっているらしい。国営企業の合理化で失業者も出ていることなど経済の先行き不安に漠然と抗議、“理由なき革命”だと地元の新聞社の編集部幹部の意見まで載せていた(毎日新聞2008年12月12日夕刊)。翻って日本、最近の大手企業の人員削減、内定取り止めなどの報道などを読めば、決して対岸の火事ではないはずなのだが、静かな若者たちがいる様子。まだ恵まれているのか、社会意識が幼いのか、分からない。この国の政治力が大いに問われているのに、肝心の政治が迷走している。
そう、レストラン&バーの見聞記だった。

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