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2008/11/02

超人のジャーナリスト・アイ 96 アメリカの雑誌を読む 小国アイスランド報告 19

 アイスランドの伝統的な政治の前向きさは、民主主義とは市民支配のことだということでわかる。その仮説を思い出した。アイスランド共和国には人々が独りで自治的な権力を保持すべきという伝統があるのだ。この黄金の過去は、現在の状態とは鋭い対照をなすが、その状態は民主主義の模索のなかで何とか切り抜けてきたと書ける。アイスランドの統治システムは、現代の民主主義の国々の立場と似て、相当厄介で複雑化したために政治的調整が必要になってきている。
 私は何が起こったのか彼に質問をしてみた。店で首相と会いましょう、と彼が言った。大臣、大統領だよ、大統領とアポを取って下さい。しかし同時に、統治する社会では市民に勇気がないのだ。立ち上がって本当のことを話してくれる人々がいない。それは素早い行動を起こすことで解消された。アルミニウム会社、国際的な投資家、アイスランドの新興富裕層からだ。1000年の民主主義の伝統をもつ魅力的な島国でさえ、市民が失敗させられるところはどこでも間接民主主義も失敗するということだ。
 クリスチャンソンは、二つのケースを指摘した。一つは、25年前に行ったことだ。政府が過剰な漁業からアイスランドの海を建前で保護するために、割り当て数量漁業システムに分離したこと。これは良いアイディアのようにみえた。魚貯蔵庫が本当に空になってしまったのだ。しかし政府もまた、民営化についてははやりのアイディアに流された。船主たちは最近の漁獲を基に割り当て数量を与えれたが、それらの割り当て数量は売られてひどくなってしまったはず。だから大きなトロール船主が許可証を集め始め、小さい漁民は除外され始めた。アイスランドの世襲制で最も豊かな何世紀ものの財産である魚は、個人の繁栄になり、村自体が消滅に直面した。現在スティッキショルムルのような古い漁業の町にたくさんのボートが浮かんでいる。それらのボートの窓にある許可証の列は1990年代以来リニューアルしていない。割り当て数量を持っている人たちはそれを売り引っ越してしまうのだ、とクリスチャンソン氏は言うのだ。記憶が蘇った。彼の父もまた漁民だった。そして裏切り者のように急落を見たのだ。
 それからクリスチャンソン氏が、変革を扱う比較的古いが積極的なアプローチについて私に話してくれた。1970年政府はラクサ川にダムを造ることを決定した。


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