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2008/10/09

超人のジャーナリスト・アイ 95 2008年のノーベル物理学賞・化学賞

 今年のノーベル物理学賞は南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏の3名の日本人。先端的な素粒子研究に貢献が主な受賞の理由だ。その中の一人、益川敏英氏のインタビューが今朝のテレビで報じられた。英語が苦手で外国に行ったことがなく、受賞式出席のためこれからパスポートを取得するらしい。むしろ英語が苦手なのを自慢しているとは奥様の話、名前の敏「英」が悪いのかなとジョークも飛び出していた。娘さんが勉強しろとも言うし、ごく普通の人ですと言っていたのが印象的。論文の英訳は名古屋大学時代の同僚、小林誠氏に頼んでいた。南部陽一郎氏は戦後日本の頭脳輸出組。シカゴ大学名誉教授で米国在住。突飛なことを考えるのが好きだと俳優の小林桂似の落ち着いた人のようだが、専門の理論物理学では早くからノーベル賞受賞の噂があった人。つくば学園都市にある高エネルギー加速器研究機構(この機関のホームページ、キッズサイエンスが難解な最先端の物理学研究を易しく説明していると新聞には書いてあった)ではスタッフ全員で小林誠氏の受賞を祝福していた。そして昨日、ノーベル化学賞が発表され、またもや日本人の名前が上がったのだ。米国マサチューセッツ市在住の下村脩氏。蛍光たんぱく質の発見が受賞の理由だ。海月に大きなヒントを得ている。生命科学の分野にはこの蛍光たんぱく質の発見でいろいろなところで応用化が進んでいる。その一つが色で癌の進み具合が一目で判り、癌の早期発見に寄与しているとか。受賞者の年齢は87才、68才、64才そして80才、30〜40年前の発見が実を結んだ。あきらめないで成し遂げることが大切とは下村脩氏の言葉。南部陽一郎氏は若いときあのアインシュタインと激論をかわしたとテレビのインタビューに答えていた。朝の通勤電車の中で毎日新聞朝刊の「余禄」を読んだ。やはりノーベル賞受賞の話題である。戸村脩氏が製薬会社就職の面接で人事担当者からあなたは会社に向かないと言われたらしい。落ちていなければ今回の快挙はないと書いていた。人事担当者の人を見る目に感謝だと。今度は携帯サイトで朝日の「天声人語」を夕方の帰宅の電車の中で覗いてみた。「非対称性の破れ」に言及した天声人語子は、破れるのはズボンの股ぐらいとやや自嘲気味。非対称性の破れとは、例えばワインの瓶の底の窪みはから覗くと対称だが、小さな玉を入れると脇の窪みに止まり、それは非対称だと素粒子研究最先端を新聞は分かりやすく説明していた。にわか勉強には打ってつけだ。それにつけても名古屋大学あるいは中部出身者がノーベル賞受賞者に目立つが、教育熱心、自由闊達など愛知、中部気質の特性が創造力の原動力だという。
 そして、まもなく発表されるノーベル文学賞はどの国の誰か。スウェーデン、フランス、アメリカ、アジア、それとも?

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