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2008/10/30

超人のジャーナリスト・アイ 96 アメリカの雑誌を読む 小国アイスランド報告 16

 ビクトリア朝時代の芸術家、作家そして革命家のウイリアム・モリスは、1871年全土を数週間かけて旅行したアイスランドのサーガからインスピレーションを得た。古い物語の味わいには激しく恐れを知らない性格があって、それはロマンチックな熱狂さだったり、スリムな散文詩の理解だったりした。しかし旅行の直接の経験―恐ろしい眺めはアイスランドの荒地だと書いたが、それでも眼と心を持った一人の人間には美しい―その経験のおかげで本当に独特な洞察が生まれた。それは階級の不平等と比較すれば、研ぎ澄まされてきた貧困は弄ぶ悪魔だ。旅行で彼の人生が変わったのである。  アイスランドの過去と現在はモリスのなかで根源的な民主主義の熱望を確信させた。彼はその後理想的なアナーキズムの考えをもたらすことに人生の大部分を費やした。モリスの小説『ユートピアだより』では作者とよく似た主人公が多数の左翼活動家の会合に嫌気がさして眠り込んでしまう。現在6人いる。その結果党は6派の代表、そのうちの4人は強靭な異なるアナーキストの意見の持ち主だ。革命後理想的な社会をどう構築したらよいかの話し合いをしてきた。主人公は、翌朝21世紀ロンドンで目が覚める。そこは革命後の国家の到来というモリス自身の考えている世界だ。

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