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2008/03/22

超人の面白翻訳 異文化体験 スウェーデン人の東京滞在記 スウェーデンの新聞記事からの試訳

スウェーデンの有力紙ダーゲンス・ニーヘーテル紙2008年3月2日電子版から。
試訳。
「普段の食事がよそ行きみたい」

  旅行で人の家にいることがどんなに不思議に慣らされることなのか。現在世界中の人たちを家に泊めてまとめている幹事役がいる。ターゲンス・ニーヘーテル紙の記者が話好きの中川家に泊まって東京滞在を体験した。
 毛のもじゃもじゃ生えた掃除機のように深く呼吸しているのは、活動的でとても厚かましい緑色のTシャツを着た子犬のチワワだ。くるぶしの高さを超える程度の背丈しかないにもかかわらず、その犬たちが中川家の普段の部屋を占領しているのだ。毛のもじゃもじゃしたチワワ犬は座敷犬のためごく普通にベランダでうんちをしていた。と言うのもベランダのドアは常に半開きの状態だし、みんなは寒さで震えないために電気カーペットに座るが、可愛がっている座敷犬の犬たちはほとんど野放し状態だからだ。
「2階は現代風に備えたわ。1階は祖母用で昔風の和室にするつもりです」と”ベティ”こと中川典子が言い、祖母の好みに対して配慮したと天を仰いだ」
 私はいろんなものを見渡した。クッション、棚、小さな布切れ、絵葉書、装飾物、パソコン、犬用の衣服、遊び道具それに届きそうなボッシュとベッカムの2枚のポスターだ。ベティはお茶を出し柿を拭くため皿やCDレコードを横に押しのけねばならなかった。祖母の和室がある階段の下の方には床の上に畳が敷かれ、白い滑らかな和紙(障子紙)で張られた仕切り戸で閉められている。そして暗い部屋の中には最低限必要な低いテーブルがあるだけだ。人は時々時が静かに佇むのを望むのだ。
 ベティは東京西部の郊外に夫、祖母、二人の子供と住んでいる。31歳の息子は世の中を慎重に進むもうと努力しているが、25歳になる娘の恵は自分ではちょうどチワワ犬と一緒にいられるようなそんな小さな子どものような人を世話したいと考えている。
 家族が仕事に出ているときにはベティはヒッポファミリークラブに参加している。国際交流に捧げている機関だが、今では祖母もフトンの上に世界中からのゲストをよく受け入れるようになってきた。日本の家庭で過ごそうとする訪問者はどこか他のところに場所を見つけられないのだ。
ここには長い間旅行の本道を育んで来た「社会性のある旅行者」の形がある。農家に住んであるいは下宿して家族と一緒に朝食を食べてみてください。他の人達の普段の生活がたとえきちっとしていても、それは独特でずっとスリリングがあるのだ。
 だからひとつの国で住民と喋ったり家を見たり食事をしたり友達と会ったりすれば、すばらしい近道が得られるのだ。ベティは出会うのを大切にするため、喋ったりたり笑ったりして家庭を明るくしている。祖母は無愛想に静かで、ベティが黙ったときにタバコの半分を燻らし、何か人を悩ますようなステップを踏むのだ。二人は一緒によく働く。
 ベティは夕方10人ほどのゲストを家に招待して天ぷら(野菜に衣をつけて簡単に揚げたもの)を作り、サラダを混ぜ、ワカメ、しいたけや野菜を入れてちょっと煮たすまし汁やメインデッシュを直接食卓に準備した。祖母は炊き上げたごはんを乾燥させたようなものやそれには目があってマスコットに似ていると私が気付くまで彼女が試食して完全にOKをしたものを出した。
 彼女は私の身震いした態度に高笑いし、そのかわりに他の食物を出してくれた。揚げた米のお菓子だ(訳者注=餅)。家族の人たちが冷たい部屋で乾かす白くて固い四角いものが油でちょっと揚げると丈夫なポップコーンみたいになるのだ。
 朝の忙しい時間に2階から毛のもじゃもじゃした犬が喘息っぽく吠えているが、やがて黙りまた平穏が戻った。ベティだけが台所で食事。私は朝シャンの準備。日本人はシャワーを浴びる習慣が全くないし毎朝風呂に入る習慣もない(訳者注=事実誤認。! 若い人には朝シャンする人もいるし、朝風呂は贅沢だが入っている人もいる。現に訳者は朝シャン派だ)。ほとんどどの家にも風呂場には浴槽があって温度は適温に調節され、お湯は効き目のある匂いの良いハーブのエキスを入れたもので保たれている。
それは素晴らしくしかも心が洗われるような穏やかな気分になるが、家族の残りの人も利用する同じ湯船に入ることですごく親密になるのだ。全く不衛生ではないが、湯船に入る前に自分の身体をよく洗うのだ。しかしそれは経験がない。
 私たちが買物旅行に出かけるため洗車する前にベティが、犬たちが淋しがらないようにとエンドレスのCDレコードを置いた。それはスウェーデン語のラジオ劇だ。犬たちがスウェーデン語を一日中聴くのは身体に良くないし恐ろしいように思える。
 犬たちは交換留学生としてアメリカへ行ってとうもろこしを作る一人の日本人の少女のものなら聴けるのだ。その間ずっと超愉快に過ごせるのだ。そのレコードはベティが参加している国際プロジェクトのレコードである。ヒッポファミリークラブでは彼女が言葉を理解するために聴く違った言葉のレコードを貸し出ている。その機関の理念は音を通じて小さな子どもが同じ方法で言葉を学びことだ。車の中で私たちが最初に聴く、ええと、ベティがトルコ語と言い、そのあとアラビア語、ヒンディ語やタイ語が続いた。
「ねぇ、キモーネよ」と食べ物屋で喜び輝く少女が欲しがるように私たちの方をちらりと見た。
 彼女もまたヒッポファミリークラブの仲間でスウェーデン語をテストしている。成果がないとここでは何度も行うのだ。集会所では週一回会い、世界のほかの地域の遊びを覚えたり歌を歌うことをしながらみんなで言葉を聴くのだ。文法の手ほどきも受けないでどんどん多くの外国語を覚えていく方法は、私には苦痛に感じる方法のように思えるのだ。だからだめになったときに「キモーネ」となるのだろう。
 でもすばらしいことと評価しなければならない。土曜日の午後会合について行き、理解力のある聴衆の前でスウェーデン語で自己紹介をしなければならない。長く話せたが私たちは答えるのに行き詰った。
 土曜日の会合が終わった後で、伝統的な日本のレストランである居酒屋にさらに15人以上の参加者が行った。彼らは一品料理を食べている一方で、スウェーデン語会話の詳細について平日の客を絞っていた。酒は食事時の飲み物だ。ベティの子どもが浮かび上がってこない。正はコンピュータに夢中、そして恵はチワワと一緒、そのチワワ犬は毎晩彼女のふとんの下で眠り彼女が帰宅して始めて平静さを保てる犬なのだ。恵は骨折る仕事が苦手だ。だから彼女は仕事で6日働いた後は疲れてしまう。南アフリカのヒッポファミリーのところへ行くために一週間休みを取ろうとしているが、その場合には職を失うことを覚悟しなければならない。
 彼女はその代わりに平日の部屋を明け渡さなければならない。そこには選ぶべく19枚のレコードがあるが、夕方宙返りをするスウェーデン語の物語を続けている。
「私は客をもてなす自分の家庭が好きです。ここは超すばらしいところで−す!」

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