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2008/03/30

超人の面白ラーメン紀行 番外編 ラーメン店一覧と気ままな評価★★★が最高 2005.1.29~2008.3.29

超人の面白ラーメン紀行 店名一覧(訪問順) 2005/01/29~2008/03/29 気ままな評価★★★が最高評価  都道府県 市・区 店名 スープ 麺 トッピング 接客・雰囲気 価格 コメント
北海道 札幌市 五丈源
北海道 札幌市 けやき
北海道 新札幌 味の時計店平岡店
北海道 釧路 宝来
北海道 札幌市 萬来軒 インスタントラーメン
神奈川 横須賀 たかさご家
東京 港区 一蘭
東京 千代田区 日高屋
東京 文京区 札幌軒
神奈川 横浜市 札幌や
東京 文京区 破天
福岡 博多 一竜 インスタントラーメン
福岡 博多 長浜ラーメン インスタントラーメン
東京 品川区 麺壱 吉兆
東京 渋谷区 すずらん
京都 山科区 夜鳴きや ★★☆ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ここから★あり
和歌山 和歌山 井出商店 ★★★ ★★★ ★★☆ ★★★ ★★★
奈良 天理市 彩華ラーメン天理西店 ★☆ ★★★ ★★★ ★☆ ★★★
神奈川 横須賀市 中華そばや ★★ ★★☆ ★★☆ ★★☆ ★★☆
神奈川 大和市 中村屋 ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★☆
宮城 仙台市 千代ラーメン ★★☆ ★★☆ ★☆ ★★★ ★★★
東京 千代田区 万世神田駅前店 ★★ ★★ ★★☆ ★☆ ★★
東京 武蔵野市 生太郎吉祥寺店 ★☆ ★★☆ ★★ ★ ★★★
京都 北区 たんぽぽ ★★★ ★★☆ ★★☆ ★★ ★★★
東京 文京区 初代けいすけ ★★☆ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
京都 左京区 東京ラーメン ★★★ ★★★ ★★ ★★☆ ★★★
東京 品川区 味香美 ★★☆ ★★☆ ★★★ ★★★ ★★☆
神奈川 藤沢市 みかくや ★★☆ ★★ ★★☆ ☆ ★★
東京 中央区 むつみや八重洲店 ★★☆ ★★★ ★★ ★☆ ★★★
北海道 札幌市 特一富屋 ★★☆ ★★☆ ★★ ★★ ★★☆
神奈川 厚木市 らー麺本丸亭 ★★★ ★★☆ ★★☆ ★★☆ ★★★
神奈川 平塚市 ひでたん ★★ ★★★ ★★ ★★ ★★★
神奈川 川崎市 ナンつっ亭 ★★☆ ★★☆ ★★☆ ★★☆ ★★★
東京 渋谷区 味噌丸 ★★☆ ★★ ★★ ★★☆ ★★☆
超人の面白ラーメン紀行 店名一覧 2005/01/29~2007/03/29 気ままな評価★★★が最高評価 
都道府県 市・区 店名 スープ 麺 トッピング 接客・雰囲気 価格 コメント
東京 文京区 大喜 ★★☆ ★★ ★★☆ ★★☆ ★★★
北海道 旭川 みづの 生姜ラーメン
神奈川 横浜市 麺や凛として ★つけず
京都 京都駅 すみれ ★★☆ ★★★ ★★☆ ★★☆ ★★
神奈川 茅ヶ崎市 吉佐 ★★ ★★ ★★★ ★★ ★★
東京 品川区 さいじょう ★★☆ ★★☆ ★★☆ ★☆ ★★☆
東京 豊島区 無敵家 ★★★ ★★★ ★★ ★★ ★★☆
東京 千代田区 くるり ★★☆ ★★☆ ★★★ ★★ ★★★
神奈川 横浜市 横浜西口大勝軒 ★★ ★★ ★★ ★★ ★★★
神奈川 横浜市 しんの助 ★★☆ ★★★ ★★☆ ★★☆ ★★★
京都 左京区 ますたに ★★ ★★ ★★ ★★ ★★★
東京 渋谷区 一福 ★★☆ ★★☆ ★★☆ ★★ ★★★
長野 松本市 ラーメン藤 ★つけず
東京 新宿区 俺の空 ★★☆ ★★☆ ★★☆ ★ ★★
東京 武蔵野市 麺屋武蔵虎洞 ★★★ ★★ ★★★ ★★☆ ★★☆
京都 左京区 高安 ★★☆ ★★★ ★★☆ ★★☆ ★★★
宮城 仙台市 柳家仙台店 ★★★ ★★☆ ★★☆ ★★ ★★★
東京 町田市 雷文 ★★★ ★★★ ★★ ★★ ★★☆
東京 千代田区 さぶちゃん ★★☆ ★★★ ★★☆ ★★ ★★★
東京 国立市 ぶぶか国立店 ★★★ ★★☆ ★★☆ ★☆ ★★☆
福島 福島市 山岸家 ノーコメント
福島 福島市 麺家くさび ★つけず
東京 豊島区 一風堂池袋店 ★★☆ ★★☆ ★★ ★★★ ★★☆
東京 新宿区 麺家武蔵 ★★☆ ★★ ★★ ★★★ ★★☆
東京 町田市 69'n'roll one ロックンロールワン ★★★ ★★★ ★★★ ★☆ ★★☆
神奈川 横須賀市 和らく ★★ ★★ ★★ ★☆ ★
東京 新宿区 ラーメン二郎高田馬場店 ★☆ ★★ ★★★ ★☆ ★★★
大阪 北区 洛二神 ★★ ★★ ★★ ★★ ★★
東京 文京区 金門飯店 ★★★ ★★☆ ★★★ ★★☆ ★★☆
福島 郡山市 あさくさ ★★☆ ★★ ★★ ★☆ ★★★
東京 品川区 平太周味庵 ★★ ★★ ★★☆ ★☆ ★★☆
神奈川 秦野市 なんつっ亭本店 ★★☆ ★★★ ★★★ ★★☆ ★★★
福岡 大宰府市 八ちゃんラーメン インスタントラーメン
岩手 盛岡市 柳家 ★☆ ★★ ★★☆ ★☆ ★★
東京 豊島区 南池袋 大勝軒 ★★ ★★ ★★☆ ★★★★ ★★★
東京 千代田区 ラーメン かやま ★★ ★★☆ ★★ ★☆ ★★
東京 杉並区 永福町 大勝軒 ★★★ ★★☆ ★★☆ ★★☆ ★★
東京 目黒区 八雲 ★★☆ ★★★ ★★☆ ★★☆ ★★★
京都 中京区 新福菜館三条店 ★★ ★★ ★☆ ★ ★★
富山 富山市 まるたかや ★★☆ ★★ ★ ★☆ ★★★
福井 福井市 岩本屋本店 ★★☆ ★★☆ ★★☆ ★★★ ★★☆
神奈川 川崎市 らぁめん大山 ★★☆ ★★ ★★ ★★
京都 京都駅 銀座 匠力 ★★ ★★ ★☆ ★☆ ★★★
和歌山 和歌山市 山為食堂 ★★☆ ★★ ★★★ ★★☆ ★★☆
東京 品川区 らーめん極 ★★ ★★ ★★ ★☆ ★★
福島 南相馬市 タロー食堂 ★★ ★☆ ★☆ ★☆ ★☆☆
京都 上京区 あかつき ★★★ ★★★ ★☆ ★★ ★★
神奈川 鎌倉駅 湘南麺屋 海鳴(うなり) ★★☆ ★★☆ ★★ ★☆ ★☆
東京 大田区 ラーメン大 ★★ ★★☆ ★★★ ★★ ★★★
神奈川 藤沢市 ラーメン はじめ ★★☆ ★★ ★★ ★★★ ★★☆
京都 中京区 壱蔵 ★★☆ ★★☆ ★★ ★☆ ★☆
東京 千代田区 斑鳩 ★★☆ ★★☆ ★★ ★★ ★★
東京 中央区 梟 ★★☆ ★☆ ★☆ ★ ★★☆
東京 北区 みの麺多 ★☆ ★☆ ★☆ ★☆ ★★★
東京 文京区 兵右衛門 ★★ ★★ ★☆ ★ ★★

2008/03/29

超人の面白ラーメン紀行 89 特別編 ラーメン王・石神秀幸の神に近い舌 ラーメン店言い当て番組を観て脱帽

  筆者は午後外出する前に日本テレビの番組「神の領域」を最初の15分位観た。ラーメン評論家・石神秀幸がいろんな仕掛けを凝らされた中で50のラーメン店を当てるという趣向。最初のコーナーはどんぶりやれんげなどを同じくして10品を当てるというもの。味覚が判らなくなるので味見は最低限、臭い、具材それに麺にスープをときに箸でつつき当てていた。なんつっ亭、六本木白兵衛、武蔵境きら星、おやじ、駒澤大学ひるがお、永田町じゃんがら九州ラーメン、町田勇次、立川太陽堂など10品目を見事に言い当てていた。凄いな、この人の舌はなるほど“神業”と思わず絶句したのだ。このあとはラーメンとスープ、そしてつけ麺と続いて50品目を言い当てたらしい。お見事 !! 場所は新横浜の『ラーメン博物館』だ。しかも『なんつっ亭』の店主などプロがその場で作って見ているのだ。帰宅後この番組のラーメンコーナーが気になったので、続きを書いてあるところをネットで探していたら出演者本人のホームページを閲覧することができた。石神秀幸本人による放送後日談が書かれていたのだ。超回答の秘密を多少話してたくれたりと臨場感があるね。下記はその引用。
ラーメン王 石神秀幸神の舌を持つ男 URL→http://ameblo.jp/ishigamihedeyuki/
石神秀幸31歳、ラーメン王になって8年、今や第何次目かのラーメンブーム(定着しかけている様子だが)、その仕掛け人。渋谷にはラーメンに関する本(ムック版の本は筆者も持っている)やプロデュースなどを仕掛ける彼自身の会社もある。中学時代からラーメン食べ歩きを実行中とか。一日一軒は今でも実践しているらしい。ラーメン店ではないが彼のホームページで紹介していた麻布十番の日本料理店『富ちゃん』には行ってみたいね。

2008-03-29 15:21:49
放送終了
テーマ:もろもろ日常

神の領域、無事放送終了しました
ありがたいことに、
知り合いから沢山のメールをいただきました
どうして当てられたのか皆さん驚いてくれたようなので
ちょっとだけ解説します
まず1~20問は具も全部乗っていたので
見た目で大体アタリがつきました
僕は普段ラーメン本の制作をしていますし
ラーメンの写真をルーペ使ってチェックしてるわけですから
見た目での記憶量は普通の人とは違うと思います
自分の本に載せてないラーメンでも
一度食べればかなり記憶しますし
自分が関わってないラーメン本やサイトもチェックしてますから
ただ、何店か具材の配置や色味などが違う店があって迷いました
じゃんがらは具がちょっと違ったし
武蔵はスープの色味が違いました
でも、その辺は店で作ってるわけじゃないから
多少出る程度のブレかなというのと
あまり特定できすぎないように
ちょっといじってる程度だろうという判断です
迷ったのは榮ラーメンと井之上屋
榮ラーメンは麺は分かったんですが
スープが記憶と違くて迷いました
でも見た目と麺で大丈夫かなと(^_^;)
井之上屋は見た目で確信したんですが
スープを飲んだら記憶と違ってて困惑しました
ですのでビビリながらも見た目で答えちゃいました(^o^;)
21~30問は麺とスープのみでした
タレの分量の違いを指摘した燈の車さんですが
みんなに聞かれたのですが
あれは記憶と違うとかのレベルじゃなくて
食べても全く分からなかったんです
というのも、タレの量が全然足りなくて
ラーメンのスープとして成立していなかったので
すぐに調理ミスだと分かりました(^o^;)
後で聞いたら、お店の人はその事を凄く気にして
恥ずかしがっていたようですが
普段使っていない慣れない厨房だし
周りには知らないラーメン店の人達が沢山いるわけですから
緊張してミスしてしまうのはむしろ当たり前だと思いますし
全く気にする必要ないと思います
面倒な企画に協力していただいて
本当にありがとうございました
31~35はスープのみ
わりと特徴のあるラーメン店が出てくれて助かりました
36~40はつけ麺の麺のみ問題
これが一番難しかったですね
正直、絞りきれず半分運まかせで答えた店もありました(^_^;)
強運でよかったです(^o^;)
でも逆にこの問題は
観てる人にも難しさが伝わるだろうから
一問ぐらい間違えても許されるだろうと
多少気楽に答えられましたが
最後の41~50問は目隠し問題
最後50問目の元楽は物凄く迷いました
危なかったです(^_^;)
番組内でも話しましたが
今回は全問正解する為に
出来るだけ味見の量を少なくしようと考えました
ご自分で料理をする人なら分かると思いますが
味見って、すればするほど味覚が麻痺してくるんです
味見をするだけでもお腹一杯になってくるし
お腹一杯になるとなおさら味覚が麻痺しますので
なので、見た目で分かるものは見た目で
香りで分かるものは香りで
それでも分からないものを味見するようにしました
さすがに21問目以降は見た目では分からず全部味見してので
後半は味覚が麻痺してきて厳しかったです
なんとか乗り切りましたが
プレッシャーで本当に胃が痛くなってしまったので
当分この手の企画は遠慮したいです(^o^;)


超人の面白ラーメン紀行 88 文京区『麺蔵 兵右衛門』

超人の面白ラーメン紀行 文京区
桜がほぼ満開の東京、多少風があって時に花吹雪かと思わせるが、どっこい桜もここぞとばかり頑張っているのである。その風情を詠めばちょっと大袈裟だ。

花にも嵐の
たとえがあるさ
さよならだけが
人生さ

と井伏鱒二訳の中国の詩人の詩を口ずさみたくなるというもの。くくくっ、である。そして一句。

サクラ観る心は遥か女(ひと)の夢

さて、ラーメンである。文京区大塚三丁目にあるラーメン専門店『麺蔵 兵右衛門』。入るたびに多少戸惑うのだ。江戸時代の庄屋の雰囲気も良いしワイルド感も悪くないが、言ってしまえば、暗いのと強(こわ)さ(蔵"のイメージか)。“準備中”を示すあの染め上げた鶯色と黒を配した布地のカーテン、そのたるんだ飾り付けはちょっと刺激的で直してあげたい気持ちにさせるのだ。また、“営業中”だとすぐ分かる、否、誰が食べているかすぐ分かるような大きな透明ガラスも刺激的だ。中が丸見えなのだ。
 ラーメン(630円)を注文。自家製麺平打太麺それに醤油ベースのラーメンだ。トッピングはチャーシュー(思ったよりやわらか、美味)、海苔、メンマそれに刻みネギだが、スープが淡泊過ぎるのかネギの味が強烈に残るのだ。以前食べたときは多少塩辛さが残っていたが・・・。
メニューはひょうえもんらーめん950円、つけ麺740円、チャーシューめん、ねぎらーめん、玉子ラーメン他10種類。金曜日は近江米の小ライスはサービス。『弁慶』で修行した(とあるラーメンサイトによると)店主と奥さんの家族経営のラーメン店、客は昼時間過ぎていたのでぽつりぽつりだ。
『麺蔵 兵右衛門』スープ★★麺★★トッピング★☆接客・雰囲気★価格★★

追記。音羽の『ちゃぶ屋本店』(筆者の座った隣の女性がスープが旨いとベタ褒め)を再訪してまたまた、再訪のラーメン店『兵右衛門』。このコラムを春に書いて以来食べに行っていない。季節は春から夏そして秋、ここのラーメン店も進化していたようだ。ヤンママ「シニア」風で明るいタッチの女性が入り、コスチュームも上着は赤に変わって雰囲気も明るくなったようだ。ラーメン(650円)にもパンチが感じられ、応対も以前より断然いい。何と言っても丸い眼鏡をかけている店主に笑顔が見られたことだ。さてはあの相棒を追い出して店の主に治まったか、と勝手に想像してしまうのだ。客も入っていた。ところで、都営三田線板橋本町駅徒歩3分の環七沿いにある『元祖マグロラーメン本店』は、美川憲一(ラーメン2杯を食べるらしい)、神田うの、大塚愛(1週間に一度はみえるらしい。並んで食べているとか)やオリンピック選手など芸能人関係者も気軽に食べに行く有名店(筆者は尋ねていないので何とも言えない)。ミーハーの筆者は近々行ってみるつもり(2008年10月10日 記)。

2008/03/26

クロカル超人が行く 82 文京区大塚界隈再訪

クロカル超人が行く 文京区大塚
今年の桜開花宣言は3月27日だったが、ここ二三日で一挙に開花が早まった感じだ。
文京区界隈には後楽園、小石川植物園、六義園そしてと有名な桜の名所がある。あと何日かで満開になるソメイヨシノは、駒込染井村の植木屋さんがオオシマザクラとエドヒガシサクラのサクラを掛け合わせて出来たそうな。ここで一つサクラに纏わる最近の話題は、三井不動産がTBSと共同で赤坂一ツ木通りのTBS会館があったところを再開発した「赤坂サカス」である。音の響きとしてはやや単調、しかも言いづらいそして意味は却って意識的。魂胆のようなものが見え隠れしていないか。ともかく桜の新名所にしたいらしく、それこそ全国の有名どころを持ち込んだみたい。なるほど、“赤坂サカス芸者”と言うところか―。
 ところで、大塚三丁目界隈の桜は断りもなくあっという間の開花、早いこと、今日などは夜大雨。春は確実にやって来ているいるが、穏やかではないのである。

花冷えは観たさ飲みたさお灸添え

(2008年3月25日記)

2008/03/22

超人の面白翻訳 異文化体験 スウェーデン人の東京滞在記 スウェーデンの新聞記事からの試訳

スウェーデンの有力紙ダーゲンス・ニーヘーテル紙2008年3月2日電子版から。
試訳。
「普段の食事がよそ行きみたい」

  旅行で人の家にいることがどんなに不思議に慣らされることなのか。現在世界中の人たちを家に泊めてまとめている幹事役がいる。ターゲンス・ニーヘーテル紙の記者が話好きの中川家に泊まって東京滞在を体験した。
 毛のもじゃもじゃ生えた掃除機のように深く呼吸しているのは、活動的でとても厚かましい緑色のTシャツを着た子犬のチワワだ。くるぶしの高さを超える程度の背丈しかないにもかかわらず、その犬たちが中川家の普段の部屋を占領しているのだ。毛のもじゃもじゃしたチワワ犬は座敷犬のためごく普通にベランダでうんちをしていた。と言うのもベランダのドアは常に半開きの状態だし、みんなは寒さで震えないために電気カーペットに座るが、可愛がっている座敷犬の犬たちはほとんど野放し状態だからだ。
「2階は現代風に備えたわ。1階は祖母用で昔風の和室にするつもりです」と”ベティ”こと中川典子が言い、祖母の好みに対して配慮したと天を仰いだ」
 私はいろんなものを見渡した。クッション、棚、小さな布切れ、絵葉書、装飾物、パソコン、犬用の衣服、遊び道具それに届きそうなボッシュとベッカムの2枚のポスターだ。ベティはお茶を出し柿を拭くため皿やCDレコードを横に押しのけねばならなかった。祖母の和室がある階段の下の方には床の上に畳が敷かれ、白い滑らかな和紙(障子紙)で張られた仕切り戸で閉められている。そして暗い部屋の中には最低限必要な低いテーブルがあるだけだ。人は時々時が静かに佇むのを望むのだ。
 ベティは東京西部の郊外に夫、祖母、二人の子供と住んでいる。31歳の息子は世の中を慎重に進むもうと努力しているが、25歳になる娘の恵は自分ではちょうどチワワ犬と一緒にいられるようなそんな小さな子どものような人を世話したいと考えている。
 家族が仕事に出ているときにはベティはヒッポファミリークラブに参加している。国際交流に捧げている機関だが、今では祖母もフトンの上に世界中からのゲストをよく受け入れるようになってきた。日本の家庭で過ごそうとする訪問者はどこか他のところに場所を見つけられないのだ。
ここには長い間旅行の本道を育んで来た「社会性のある旅行者」の形がある。農家に住んであるいは下宿して家族と一緒に朝食を食べてみてください。他の人達の普段の生活がたとえきちっとしていても、それは独特でずっとスリリングがあるのだ。
 だからひとつの国で住民と喋ったり家を見たり食事をしたり友達と会ったりすれば、すばらしい近道が得られるのだ。ベティは出会うのを大切にするため、喋ったりたり笑ったりして家庭を明るくしている。祖母は無愛想に静かで、ベティが黙ったときにタバコの半分を燻らし、何か人を悩ますようなステップを踏むのだ。二人は一緒によく働く。
 ベティは夕方10人ほどのゲストを家に招待して天ぷら(野菜に衣をつけて簡単に揚げたもの)を作り、サラダを混ぜ、ワカメ、しいたけや野菜を入れてちょっと煮たすまし汁やメインデッシュを直接食卓に準備した。祖母は炊き上げたごはんを乾燥させたようなものやそれには目があってマスコットに似ていると私が気付くまで彼女が試食して完全にOKをしたものを出した。
 彼女は私の身震いした態度に高笑いし、そのかわりに他の食物を出してくれた。揚げた米のお菓子だ(訳者注=餅)。家族の人たちが冷たい部屋で乾かす白くて固い四角いものが油でちょっと揚げると丈夫なポップコーンみたいになるのだ。
 朝の忙しい時間に2階から毛のもじゃもじゃした犬が喘息っぽく吠えているが、やがて黙りまた平穏が戻った。ベティだけが台所で食事。私は朝シャンの準備。日本人はシャワーを浴びる習慣が全くないし毎朝風呂に入る習慣もない(訳者注=事実誤認。! 若い人には朝シャンする人もいるし、朝風呂は贅沢だが入っている人もいる。現に訳者は朝シャン派だ)。ほとんどどの家にも風呂場には浴槽があって温度は適温に調節され、お湯は効き目のある匂いの良いハーブのエキスを入れたもので保たれている。
それは素晴らしくしかも心が洗われるような穏やかな気分になるが、家族の残りの人も利用する同じ湯船に入ることですごく親密になるのだ。全く不衛生ではないが、湯船に入る前に自分の身体をよく洗うのだ。しかしそれは経験がない。
 私たちが買物旅行に出かけるため洗車する前にベティが、犬たちが淋しがらないようにとエンドレスのCDレコードを置いた。それはスウェーデン語のラジオ劇だ。犬たちがスウェーデン語を一日中聴くのは身体に良くないし恐ろしいように思える。
 犬たちは交換留学生としてアメリカへ行ってとうもろこしを作る一人の日本人の少女のものなら聴けるのだ。その間ずっと超愉快に過ごせるのだ。そのレコードはベティが参加している国際プロジェクトのレコードである。ヒッポファミリークラブでは彼女が言葉を理解するために聴く違った言葉のレコードを貸し出ている。その機関の理念は音を通じて小さな子どもが同じ方法で言葉を学びことだ。車の中で私たちが最初に聴く、ええと、ベティがトルコ語と言い、そのあとアラビア語、ヒンディ語やタイ語が続いた。
「ねぇ、キモーネよ」と食べ物屋で喜び輝く少女が欲しがるように私たちの方をちらりと見た。
 彼女もまたヒッポファミリークラブの仲間でスウェーデン語をテストしている。成果がないとここでは何度も行うのだ。集会所では週一回会い、世界のほかの地域の遊びを覚えたり歌を歌うことをしながらみんなで言葉を聴くのだ。文法の手ほどきも受けないでどんどん多くの外国語を覚えていく方法は、私には苦痛に感じる方法のように思えるのだ。だからだめになったときに「キモーネ」となるのだろう。
 でもすばらしいことと評価しなければならない。土曜日の午後会合について行き、理解力のある聴衆の前でスウェーデン語で自己紹介をしなければならない。長く話せたが私たちは答えるのに行き詰った。
 土曜日の会合が終わった後で、伝統的な日本のレストランである居酒屋にさらに15人以上の参加者が行った。彼らは一品料理を食べている一方で、スウェーデン語会話の詳細について平日の客を絞っていた。酒は食事時の飲み物だ。ベティの子どもが浮かび上がってこない。正はコンピュータに夢中、そして恵はチワワと一緒、そのチワワ犬は毎晩彼女のふとんの下で眠り彼女が帰宅して始めて平静さを保てる犬なのだ。恵は骨折る仕事が苦手だ。だから彼女は仕事で6日働いた後は疲れてしまう。南アフリカのヒッポファミリーのところへ行くために一週間休みを取ろうとしているが、その場合には職を失うことを覚悟しなければならない。
 彼女はその代わりに平日の部屋を明け渡さなければならない。そこには選ぶべく19枚のレコードがあるが、夕方宙返りをするスウェーデン語の物語を続けている。
「私は客をもてなす自分の家庭が好きです。ここは超すばらしいところで−す!」

2008/03/15

超人のドキッとする絵画 13 河鍋暁斎

Nec_0072テレビ東京の美術番組「美の巨人たち」は今日の一枚として京都国立博物館所蔵で狩野派の流れをくむ明治時代の画鬼・河鍋暁斎作『大和美人屏風』を取り上げていた。御茶の水駅近くにあるニコライ堂はじめ鹿鳴館や鎌倉の旧古河邸他を設計した建築家・コンドルは、この画家・河鍋暁斎に弟子入りして日本画の才能を認められ、暁英という雅号をもらったという。
さて、この絵『大和美人屏風』は長らく行方不明だったが、その後ロンドンに住む関係者が持っていたことが判明、その日本の関係者(埼玉県蕨市の河鍋美術館館長の曾孫・河鍋楠美さん)がその絵をみせてくれた場面もあった。アメリカのボストン美術館(河鍋暁斎は岡倉天心やフェノロッサと知り合いだった)には彼の蛙を描いた絵や絵日記などがあるが、谷中の墓地には蛙を模った墓がある。テレビではアメリカ人再現俳優がちょっとしたストリーを変なアクセントで熱演していた。少し違った趣向でと、番組関係者の手の内が見えるようだ。今日の一枚は掘り出し物の傑作集だ。

2008/03/13

超人面白ラーメン紀行 87 北区『みの麺多』

Nec_0063JR京浜東北線・王子駅から徒歩1分のところにある『みの麺多』。何かみのもんたに肖った感じの店名、関西にはこういう名前は多いけれども、東京では珍しくないか-。思わずクスッ、だ。カウンター席のみ14、5人が入れば一杯のこじんまりした店だ。何せここの売りはつけめん、しかも量で勝負なのだ。1.5倍あっても料金は普通盛りと一緒だからお得。筆者はしょうゆラーメン(580円)を頼んで食したが、豚のゲンコツとカツオ出汁のスープはきつかった。麺は細麺と太麺があって選べる。つけ麺大盛りを頼んでいた人が多かった。その量も凄い、量と言えば、『ラーメン二郎』とはまた違った趣だ。つけ麺、1.5倍のつけ麺も同じく680円。人気はあるらしいのだ・・・。
北区『みの麺多』①スープ★☆②麺★☆③トッピング★☆④接客・雰囲気★☆⑤価格★★★


2008/03/11

超人の面白ラーメン紀行 86 中央区銀座『梟』

春らしい天気は銀座にそよ風を運んでいた。しかしこうも外資系のブランドが並ぶ銀座はその数といいロンドン、パリやニューヨークを遥かに抜いて世界一だろう。やがていつかは撤退してしまう運命を辿るのだろうかと先読みしてしまう筆者だ。

銀座2丁目にあるラーメン店『梟』。Nec_0062_3
豚の臭みを抑えるため魚介エキスを使用している「関東とんこつ」が特徴だ。取り立てて言うほどのラーメン店でもない。強いて言えばごく普通のラーメン店だ。実はこの辺にベトナムラーメンがあると聞いて来たが見つからなかった。白味噌ラーメン(650円)は多少塩辛かった。
中央区銀座『梟』1.スープ★★☆2.麺★☆3.トッピング★☆4.接客・雰囲気★5.価格★★☆

2008/03/10

超人の面白読書 39 第138回芥川受賞作品 川上未映子著『乳と卵』

  筆者は落語界のダダイスト(イラストレーター山藤章二のことば)、立川談志の特集「見せます 立川談志の10時間」をNHKハイビジョンで見た。改めて新鮮さ、面白さを感じたのだ。多少端折って見たがさすがに疲れてデゲデンデンだ。昨日は教育についてのディペート番組を見たが、何と言うか、この落差を思ったのだ。考えたのではない、思ったのだ。教育についてのオーソドックスさと落語界にあっての弟子育成の厳しさ、家元の破天荒さや我儘さ加減があるにしても、それはプロ意識、人生そのものが落語、たかが落語、されど落語のstoryteller世界だ。珍しくこの天才落語家の真髄を映像を通じて垣間見た思いだ。高座で語る、それこそ古典落語「芝浜」から創作落語までの談志落語は凄いけれども、弟子や関係者の証言がそれ以上に面白く笑わせてくれるのは天才所以のエピソードの数々かも知れない。増幅するのだ。「落語は業の肯定]と言って憚らない談志は老いに戸惑いながらも走り続けている。立川談志の原点のひとつであるラジオ番組「話の泉」を探してみようっ、と。

 さて、今年の芥川賞受賞作品川上未映子著『乳と卵』だ。Img008_3
先週後半から読み始めている。女性特有の出来事をあっけらかんに、しかも大阪弁の滑らかさと一種ユーモラスに年代間、女性間の機微に触れて書いている。その観察の可笑しさ、笑えるのだ。そして、独特の文体−。<続く>

2008/03/08

超人のジャーナリスト・アイ 76 異文化体験 スウェーデンの有力紙「ダーゲンス・ニーヘーテル」の電子版最新記事: DN旅行者の東京体験リポート

このブログ「クロカル超人の面白半分日記」の500本目の記念のページはやはり北欧もの。2005年1月下旬から始まったこのブログも3年2ヶ月。これもひとえに読者諸兄のおかげ、感謝しております。一応星新一のショート・ショート1001話に倣って1000本をあと2年で成し遂げるのが当面の目標です。読者諸兄には更なる購読のご協力をお願いします。よろしくお願い致します。

スウェーデンの有力紙「ダーゲンス・ニーヘーテル」の電子版最新記事から。DN旅行者の東京中川家体験リポート。題して「普段の食事がよそ行きみたい」。以下はその全文。DN.seより引用。

En utskrift från Dagens
Nyheters nätupplaga, DN.se.

Uppdaterad 2 mar 2008 00:00

Med vardagen som resmål

Brukar du undra hur det är hemma hos folk där du turistar? Nu finns det flera arrangörer som ordnar boende hemma hos människor över hela världen. DN Resor upplevde Tokyo hos pratsamma familjen Nakagawa.Kinatopp448_3

Den ena flåsar som en lurvig dammsugare och den andra är en överaktiv och mycket närgången chihuahua i grön t-tröja. Hundarna dominerar familjen Nakagawas vardagsrum trots att de knappt når över ankelhöjd. Dammsugaren har just bajsat på balkongen vilket är helt normalt för det här är hundar som aldrig får känna jord under tassarna. Det innebär att balkongdörren ständigt står på glänt och man måste sitta på den eluppvärmda ryamattan för att inte huttra, helt utelämnad åt innehundarnas kärvänliga små tungor.

- Vi har inrett det modernt här uppe, medan Farmor vill ha det traditionellt på nedre botten, säger Noriko "Betty" Nakagawa och himlar med ögonen åt sin svärmoders smak.

Jag ser mig om. Kuddar, hyllor, smådukar, vykort, prydnadssaker, datorer, hundkläder, leksaker och två uppnålade foton på Posh och Beckham. Betty får fösa undan några fat och cd-skivor för att ställa fram te och torkade sharonfrukter.

Nedanför trappan, i Farmors traditionella domäner, ligger tatamimattor över golvet och de skjutbara väggarna i vitt rispapper döljer allt som inte måste stå framme. Och det enda som behövs är låga bord i mörkt trä. Ibland önskar man att tiden stod stilla.

Betty bor i en av Tokyos västra förorter med sin man, svärmor och två barn. Sonen som är trettioett år försöker hon försiktigt sparka ut i världen, men tjugofemåriga dottern Megumi sköter hon som en liten bebis, precis som Megumi i sin tur gör med sin chihuhua.

När övriga familjen arbetar engagerar sig Betty i Hippo family club, en organisation som ägnar sig åt internationellt utbyte och leder till att Farmor titt som tätt har gäster från hela världen på sina futongmadrasser. Besökarna som vill prova att bo i japansk familj får inte plats någon annanstans. Den här formen av "social turism" har vuxit fram längs resestråk världen över. Bo på bondgård eller hyr rum med frukost hos familj.

Andra människors vardagsliv är så mycket mer spännande än det egna, lite som dokusåpa fast på riktigt.

Dessutom får man en mycket trevlig genväg in i ett land genom att prata med dess invånare, se deras hem, äta deras mat och träffa deras vänner.

Betty babblar och skrattar och fnissar och öppnar sitt hem för alla hon stöter på. Farmor är barskt stillsam, röker en halv cigarrett emellanåt och tar några retsamma valssteg när hon tycker att Betty borde hålla snattran en stund. De arbetar bra ihop.

Betty har bjudit hem ett tiotal gäster till kvällen och de lagar tempura (lätt friterade grönsaker), blandar sallader, förbereder buljong där man ska kortkoka alger, shiitake, grönsaker och entrecote direkt på bordet, de gör sushi, sojadippar och mycket annat. Farmor ställer fram något som liknar torkat kokt ris och som smakar helt okej tills jag ser att det har ögon och liknar maggotar.

Hon skrattar åt fasan i min blick och fixar en annan aperitif i stället: friterade riskakor. Vita, hårda fyrkanter som familjen torkar i ett av de kyliga rummen blir som kraftiga popcorn när de får fräsa i olja en stund.

I Japan bor många kvar hemma hos sina föräldrar tills de gifter sig. Eller så flyttar de aldrig hemifrån utan stannar och bygger en ny generation i samma hem. Servicen från en Betty är ovärderlig, men hotar att hålla barnen kvar i barndom. Det kommer bud till 31-årige Tadashi på kvällen med ännu en plastfigur, han har två rum helt fyllda av monster, gubbar och vapen som han samlar för att måla av och göra dataspelskaraktärer av. Tjugofemåriga Megumis rum är en rosa dröm med hjärtan och rosetter, nallar och gosedjur.

Vid morgonrusningen skäller dammsugehunden astmatiskt från övervåningen men snart är allt tyst och lugnt igen. Bara Betty och maten i köket. Jag passar på att ta ett morgondopp. Japaner har ingen duschkultur, utan badar i stället varje morgon. I så gott som varje hem finns ett nedsänkt kar i badrummet, där man kan reglera temperaturen och där vattnet innehåller välgörande och väldoftande örtextrakt. Det är vackert och kan säkert vara en rofylld ritual, men det blir väldigt intimt att bada i samma vatten som resten av familjen också använt. Inte alls ohygieniskt; man tvättar sig mycket noga innan man kliver i, men ovant.

Innan vi kliver i bilen för en shoppingtur sätter Betty på en cd-skiva på repeat så att hundarna inte ska känna sig ensamma. Det visar sig vara radioteater på svenska. Hundarna mår inte bra av att lyssna på svenska hela dagarna, de verkar hispiga. De får höra om en japansk flicka som kommer till USA som utbytesstudent och kokar majs och hela tiden har det "fantaaastiskt roligt". Skivan är en del i Bettys internationella projekt. Genom Hippo family club lånar hon skivor på olika språk för att lyssna sig till kunskap; organisationens filosofi är att lära in språk på samma sätt som småbarn, genom att omge sig med ljuden. I bilen lyssnar vi först på… hm, turkiska tror Betty bestämt. Och sedan arabiska, hindi och thai.

- Hej kimåne! Säger en glädjestrålande kvinna i mataffären och tittar uppfordrande på oss.

Hon är också med i Hippo och testar sin svenska. Utan framgång den här gången. Lokalföreningen träffas en gång i veckan och lyssnar på språk tillsammans, leker lekar och sjunger sånger från andra delar av världen. För mig låter det som en plågsam metod, att ha en massa främmande ord rumlande som tombolabollar i huvudet utan någon grammatik att hänga upp dem på. Då blir det "kimåne" när de trillar ut.

Men trevligt har de, det måste erkännas. På lördagskvällen följer vi med på möte och får presentera oss på svenska inför kunskapstörstande lyssnare. Vissa av dem kan tala till oss i långa meningar men det låser sig när vi svarar.

Efter att lördagsträffen är över går femton deltagare vidare ut på izakaya, traditionell japansk restaurang, och äter smårätter medan de pressar veckans gäster på detaljer om det svenska samhället. Sake är måltidsdryck. Bettys barn dyker inte upp. Det visar sig att Tadashi har valt en dejt med sin dator och Megumi med sin chihuaha, hunden sover varje natt under hennes täcke och innan matte kommit hem får han ingen ro. Megumi har svårt att slita sig. Och dessutom är hon trött efter sex dagars arbete. Hon har försökt ta ledigt en vecka för att åka med till Hippofamiljen i Sydafrika, men fått veta att hon i så fall förlorar jobbet.
Hon får resa i vardagsrummet i stället, där finns 19 skivor att välja mellan och i kväll fortsätter den svenska sagan att loopa: "Jag ääälskar min värdfamilj, det är fantaaastiskt roligt här". Kina5_1_2

Text: Josefin Olevik, sondag@dn.se, frilansreporter Foto: Emelie Asplund, sondag@dn.se, frilansfotograf

超人の北欧演劇鑑賞 イングマール・ベルイマン作 鈴木裕美演出『ある結婚の風景』

 春の冷たい雨が降りしきる中、地下鉄都営新宿線森下駅(隅田川沿いでJR両国駅も近く、芭蕉記念館もある) A2出口から徒歩5分のところにある現代実験演劇集団、シアタープロジェクト・東京(TPT)の本拠地である小劇場『ベニサンピット』。毎日新聞3月5日付夕刊紙で取り上げられていた北欧映画の巨匠で昨年7月に亡くなったイングマール・ベルイマン作の『ある結婚の風景』の舞台をこのベイサイド小劇場で観た。英語からの翻訳・台本広田敦郎、毎日芸術賞千田是也賞を受賞した鈴木裕美(自転車キンクリート)演出、村岡希美、天宮良、鬼頭典子のキャスティング。男と女の結婚と離婚を巡る心理的葛藤を描いた衝撃の舞台だ。

 この『ある結婚の風景 SCENER UT ETT AKTENSKAP: SCENES FROM A MARRIAGE』は1981年当初はテレビドラマ用に制作された作品だが映画化もされ、また、その後俳優と共同でベルイマンプロジェクトを立ち上げその作品を舞台化、ドイツを始め多くの国で上演されてきた作品である。
その作品に惚れ込んだ実力派演出家の鈴木裕美氏が手掛けた。

20080307dsc_5454_220080307dsc_549120080307dsc_578320080307dsc_589120080307dsc_5934【写真:from TPT blog】

The Japan Times Weekly
3月8日号のドイツ在住のヤスコ・クボのコラムでドイツの離婚率は44.3%、日本は33.3%だが年金制度の改正など社会変化が後押しする格好で更に進みドイツ並みに近づくと書いている。因みに離婚率の一番高い国はロシア、日本で一番高い県は高知県だ。
かつてイプセン作『人形の家』は栗原小巻主演で俳優座劇場で大昔に観たし、ストリンドベリーの『令嬢ジュリー』は本で何冊か持っているが、ベルイマンはこの北欧演劇の女の自立と社会のテーマを自分のこの作品を含ませ集大成しようとした。ノラその妹ジュリーそして100年後に妹マリアンヌができたとベルイマンは1981年の「ノラ」「ジュリー」「ある結婚の風景」連続上演で語っている。ベルイマン自身牧師の家に生まれ生涯5回結婚して一人の息子と一人の娘がいる。神、死、男と女など哲学的で難解なテーマを扱ってきた映画監督・演出家だが、今回の作品「ある結婚の風景」はごく身近な結婚した夫婦関係の緊張と弛緩がテーマである。夫婦二人の討論、口論誰かのブログでは"夫婦喧嘩の形而上学"と書いてあったが、言い得て妙である。今までの映画とは違って比較的分かりやすい上に、鈴木裕美の演出で舞台にはっきりとしたリズムが感じられた。実は筆者はこの芝居を観る前に密かに会話の多いシーンが続くのではないかと想像していたのだ。
 
 観客に呼びかける「幕間劇」の導入で始まる。「上演にあたってこれからは写真・録音・携帯電話はご遠慮下さい」と鬼頭典子が舞台右下から告げる。すると同時に彼女はパルマ夫人に扮しカメラマンと模範的な結婚生活についてある夫婦にインタビューする。夫人は弁護士のマリアンヌ(村岡希美)、夫はヨハン(天宮良)だ。大学教員の夫とその夫人は子供がいて幸せそうな日常生活を送っているが、その活字になったインタビュー記事に空虚さを感じ夫婦間にすきま風が入る。そして夫の浮気を機に今までの二人の幸せな関係に皹が入り崩壊の過程を辿る。セックス、愛の確認、家族のあり方など諸々がこの二人で語られる。鬼頭典子の「ここで15分間休憩です」の宣言で一気に張り詰めていた緊張の1時間20分が解けた。

外は雨、トイレに行ってコーヒーを飲みタバコを一服すると、開演5分前で席に戻る。

 場面は妻マリアンヌが離婚届けの一片の紙切れを持参し夫ヨハンの仕事場である研究室に押しかけ文言を読んで判を押せと離婚を迫るところ。それをのらのくらり交わす夫、それを見兼ねた妻が突然怒り罵しる。夫も馬鹿げた言い分に反論次第に声荒げ罵り合い、終いには取っ組み合いの殴り合いになる。それは人間の醜い争いだが、ここには裸に晒された男と女の精神的なぶつかり合い、愛、嫉妬、憎しみ、妬み、世間体、観念、エゴ、自由、性差、思いやり、謙遜と人間の根源的なものに関わるものがマグマとなって爆発、人生は爆発だとかの有名な画家は申したが、崩壊、爽快、そうかいと言いたげな熾烈な会話の応酬があるのだ。それこそベルイマンの真骨頂だ。
やがてお互いに浮気相手を持ち何年かが過ぎたところで再会する。ベッドでユーモアも交えたいろんな会話をした後マリアンヌとヨハンは静かに寝に着く。あたかもそれは二人にリラックスした日常生活が生成されたかのような−静かな予兆を観客に委ねて。そこで約3時間の芝居は終わる。

ドキドキハラハラさせられる場面展開とメリハリの利いたシーンそれにリズムだ、それを一気に飽きさせず進ませた芝居に感心、肝心なことだ。思った以上の見応えのあった観劇である。

  役者さんはところどころトチったところもあったが、この長いセリフと振幅のある感情表現には苦労したことは容易に想像つくのだ。それを超えて観客に拍手喝采を浴びせるには稽古が全てを物語るかも知れない。ひとつ想像したのは、リブ・ウルマンたち北欧人の舞台では背が高いので観客との視線がもっと鋭角的だったか、と想像してしまうのだ。この隅田川左岸小劇場『ベニサンピット』では観客と演じている役者との距離が恐ろしいほど近いのだ。そしてその視線が交差する・・・それも楽しい。この日の観客は40人位。カップルで観に来ないでほしいほどこの芝居には現実の生々しさとある種のエネルギーが迸っている。
当初スウェーデンでテレビドラマシリーズで放映されたとき、これを観た人の間に離婚が増えたそうだ。インパクトがあるのだ。しかし最後に付加えれば、日本と欧米との家族観、倫理・道徳観、幸福感など重なるところもあるが、また、相違もあるのだ。これはベルイマン流の人間の内面を抉る洞察劇である。

外に出たら雨は上がっていた。

イングマール・ベルイマン作 鈴木裕美演出 村岡希美、天宮良、鬼頭典子出演「ある結婚の風景」は2008年3月5日〜16日までベニサンピットで上演中。

2008/03/07

超人の面白ラーメン紀行 85 千代田区『斑鳩』

Nec_0060_2前から気になっていたラーメン店『斑鳩』。桜開花には20日ばかり早い靖国神社近く、グランドパレスホテルの先の信号右折して1分くらいの九段北1丁目にあるが、筆者が着いたときにはすでに10人は並んでいた。待つこと15分、カウンター右から4番目の席と指定され座る。厨房は黒い仕事着を纏った男性4人がせっせと注文を捌いていた。多少違和感があったものの、厨房が比較的広いせいか圧迫感はそれほどでもなかったのだ。店主は2000年にアパレル業界からの転職、ラーメンを食べ歩いて研究、2006年にはテレビ東京の番組「テレビチャンピオン」のラーメン何某の部門で優勝した経験を持つ。
そうこうしているうちに筆者が頼んだ特製ラーメン(880円)が供された。思ったほど小さい。やや大きめのチャーシューが3枚、海苔に半熟玉子それにメンマ、それ以外のトッピングはない。一振りの味見でとんこつ+魚介系のWスープと判明。そう熱々でもないし濃厚でもない、むしろあっさりしている。コクもまあまあ。麺がもっと腰があると思いきやこれが軟らか。少し拍子抜けした。チャーシューは多少の歯応えを残したあたり上手で色もいいし美味。参りました。スープと麺の絡み具合はどうかと考えているうちに完食した。さすがアパレル出身だけあって照明といい壁のインテリアといいオシャレである。券売機を見た限りではメニューはそんなに多くはないようだ。4人掛けテーブル席は3つあとはカウンターで20名が入れる。
営業時間は午前11時〜午後15時、午後6時〜午後11時。土曜祭日は営業時間が多少短いので注意。日曜日定休日。
『斑鳩』①スープ★★☆②麺★★☆③トッピング★★④接客・雰囲気★★⑤価格★★

追記。筆者は九段北一丁目のラーメン専門店『斑鳩』を出て日大法学部校舎のある三崎町へ歩いていた。神保町のある街角にさしかかって、あれっと驚いた。25人も並んでいるラーメン店を発見したのだ。看板を見て納得、『ラーメン二郎』神保町店だった。すでにこのラーメンチェーン店は書いたので詳細は割愛するが、ともかく量が多い。上記の『斑鳩』のラーメンと比べれば1.5倍はあるのだ。
Nec_0058

2008/03/06

超人の面白読書 38 雑誌斜め読み「論座」4月号

Img007_43月4日の米大統領予備選ミニチューズデーはクリントンが崖っ淵から巻き返してテキサス、オハイオ、バーモント、ロードアイランド州で3勝1敗、まだ民主党指名争いは分からずとの報道がリアルタイムで入ってきた。オバマ陣営のCHANGE &“Yes,we can.”に対してクリントン陣営はSOLUTION &“Yes,she will.”のキャンペーン強調フレーズ。ワイオミングやプエルトリコ自治区などを残しているが、若さ、変化、弁舌の魅力で今や若者や黒人層を取り込み、ムーブメントの様相を呈しているオバマ氏が競い勝つだろうとは専門家の見方だ。一方の共和党はマケイン氏が指名獲得した模様。それにしてもアメリカ大統領選は資金的にも精神的にもタフさを要求されるけれども、若者が積極的に政治に参加していて盛り上がっている様は、ロシアが最近形式的な選挙戦でプーチン大統領からメドベージェフ氏に移行されたこととは、選挙結果とは言え段違いである。翻って日本の政治状況を見れば、お寒い限りだ。他人事みたいに発言してやまない首相だが問題が次々と起こっても解決どころか問題が却って山積みになってしまっている。日銀総裁人事で与野党紛糾、ねじれ国会埒開かずである。

 雑誌「論座」4月号は小特集“理想の書評を求めて”。英文学、独文学、仏文学の研究者と朝日の記者の小文を読んだ。英文学者小野寺健氏の文章が示唆的だ。日本の書評新聞は堅すぎ、指摘したとおり一面にもっと軟らかいものとジャンルの広がりもほしいところだ。同感である。イギリスの書評紙「タイムズ文芸付録」(TLS)、アメリカのニューヨーク・タイムズの書評紙"The New York Times Book Review"にも言及していて面白いが、何と言ったって自宅の特注の大きな備え付け郵便箱の話が最高。洋書が夜中に届いてドカンと落ちる音がして静寂を掻き乱すと書くが、否、多少のワクワク感もなくはないだろうか、そんな思いもしたが。

 筆者は毎日、日経、朝日、読売、東京新聞の日曜日書評欄には(購読紙以外の分は月一二回程度はコンビニなどで購入)目を通しているが、最近は毎日が新聞書評としてはいい、その次がよみうり堂、そして朝日、日経、東京の順だ。朝日が以前ほどインパクトがないような感じがする。字数も少ないし。いつだったか作家の丸谷才一がある本の書評で、書評は単なる本の紹介だけではなく評論の役割も担うのだと力説していた。毎日新聞などは夕刊に本の紹介を兼ねたページを週一回割いていてなかなかいい。かつて若い頃ニューヨークタイムズの書評紙を購読していたけれども、お金と時間が不足気味で長くは続かなかった。ある程度読みこなすためには充分な語学力も必要なことは言うまでもない。雑誌「ニューヨーカー」の書評欄はジョン・アプダイクやジョージ・スタイナーが寄稿していて読み応えがある。週刊文春、週刊朝日などの書評欄にも目を通していたが、今はそんな時間的余裕もなくほとんど読まない。PR誌「図書」、「學燈」、「未来」、「UP」「一冊の本」、「書標」、「SCRIPTA」、「有隣」などは読む。ブログなどインターネット上の書評も見る。
そんな中この「論座」の書評欄、「読書空間」は312ページの著者インタビューから始まって338ページの版元紹介で終わる26ページもの。やや硬派モノが並ぶが読ませる。荒木正純著『芥川龍之介と腸詰め−「鼻」をめぐる明治・大正期のモノと性の文化誌』(悠書館 2625円)が著者の発想といい、英米系の文学理論で「読み」解くところが面白そうだ。全部で21冊取り上げていた。国際政治学者遠藤誠治評 ジョナサン・ハスラム著『誠実という悪徳E・H・カー 1892-1982』、エコノミスト加藤出評 アラン・グリーンスパン著『波乱の時代』、朝日新聞記者岩井克己評 原武史著『昭和天皇』、精神科医春日武彦評 カトリーヌ・クレマン著『フロイト伝』、美術批評家高島直之評 鈴木雅雄著『シュルリアスム、あるいは痙攣する複雑性』、東大大学院准教授で日本近史が専門の加藤陽子氏の連載 新・文庫主義 11 小林秀雄『考えるヒント 3』、本の虫日記の今月の執筆者は作家久間十義氏などだ。

 日本の書評スタイルは欧米のものとは違っておとなしく形式的だ。偏見、酷評、論争などの戦闘的な欧米の書評と比べれば談論風発程度が目一杯、しかも短い。朝日新聞論説委員の三浦俊章氏のアメリカ書評事情ではやはりニューヨーク・タイムズ書評専門記者の日系ミチコ・カクタニが取り上げられていた。辛辣だが切れ味もいいとニュースとコラムを備えた書評例としてその文章を訳出している。驚嘆に値するのはそのNew York Times Book Reviewが125.000部も購読されているという事実だという。書評のプロと確かな情報源としての「書評」の役割をきちっと打ち出して行ける専門書評紙"The New Nippon Times Book Review"(仮の話で仮のタイトル)を構築する必要があるのかも知れない。

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